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○預り物は半分は主あずかりものははんぶんはぬし🔗⭐🔉
○預り物は半分は主あずかりものははんぶんはぬし
人から物を預かれば、その半分は自分のものである。
⇒あずかり【預り】
あずかり‐ゆかた【預り浴衣】アヅカリ‥
自分の専用として風呂屋に預けておく浴衣。好色一代女5「新しき下帯を見せ掛け、―を拵へ」
⇒あずかり【預り】
あずか・る【与る】アヅカル
〔自五〕
①関係する。かかわる。枕草子157「こはき物怪もののけに―・りたる験者」。「相談に―・る」
②分け前をいただく。源氏物語若菜下「賤しく貧しきものも、…宝に―・り」
③目上の人から、受ける。こうむる。平家物語1「叡感に―・つし上は」。「おほめに―・る」
⇒与って力がある
あずか・る【預かる】アヅカル
〔他五〕
①引き受けて保管する。世話を任せられる。任せられて、とりしきる。土佐日記「一つ家のやうなれば望みて―・れるなり」。「子供を―・る」「留守を―・る」
②処置を保留する。勝負をきめずにおく。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「マア何で有ふと、今日はわしが―・ります」。「勝負を―・る」「辞表を―・る」
あずき【小豆】アヅキ
マメ科の一年生作物。原産地は東アジア。古くから食用に広く栽培される。種子は大豆より小さく暗赤色。あん・菓子などの材料とする。ショウズ。赤小豆。古事記上「鼻に―生なり…尻に大豆まめ生りき」
⇒あずき‐アイス【小豆アイス】
⇒あずき‐いろ【小豆色】
⇒あずき‐おり【小豆織】
⇒あずき‐がき【小豆垣】
⇒あずき‐がゆ【小豆粥】
⇒あずき‐がわ【小豆革】
⇒あずき‐じま【小豆縞】
⇒あずき‐ぞうむし【小豆象虫】
⇒あずき‐なし【小豆梨】
⇒あずき‐ねずみ【小豆鼠】
⇒あずき‐むし【小豆虫】
⇒あずき‐めし【小豆飯】
⇒あずき‐もち【小豆餅】
あずき‐アイス【小豆アイス】アヅキ‥
(→)小倉おぐらアイスに同じ。
⇒あずき【小豆】
アスキー【ASCII】
(American National Standard Code for Information Interchange)米国情報交換用標準コード。データ通信のための符号体系。ISO符号や日本のJIS符号のもととなり、コンピューター用の標準コードとして最も普及。
あずき‐いろ【小豆色】アヅキ‥
アズキの種子の色に似た、黒みをおびた赤色。
Munsell color system: 8R4.5/4.5
⇒あずき【小豆】
あずき‐おり【小豆織】アヅキ‥
小豆縞の織物。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「―のべんがら縞」
⇒あずき【小豆】
あずき‐がき【小豆垣】アヅキ‥
山畑の周囲に兎などの害を防ぐため、小豆を植えたもの。兎は小豆をきらうという。
⇒あずき【小豆】
あずき‐がゆ【小豆粥】アヅキ‥
小豆を米にまぜて炊いた粥。多く餅(粥柱)を入れる。邪気を除くとして、正月15日にこれを食し、またその炊きあがり方で豊凶を占う(粥占かゆうら)。冬至や大師講、引越しの時にも炊いた。桜粥。〈[季]新年〉。土佐日記「十五日。けふ―煮ず」。幸堂得知、幸堂滑稽談「十五日の―、是を召上れば年中の邪気を払ひ」
⇒あずき【小豆】
あずき‐がわ【小豆革】アヅキガハ
小豆色に染めたオランダ渡来のなめしがわ。徳田秋声、雲のゆくへ「女はぽつぽつ汚点しみの出来た―の布団を退すべつて」
⇒あずき【小豆】
あずき‐じま【小豆縞】アヅキ‥
赤と藍との小さな格子縞。
⇒あずき【小豆】
アスキス【Herbert Henry Asquith】
イギリスの政治家。自由党総裁。1908〜16年首相。(1852〜1928)
あずき‐ぞうむし【小豆象虫】アヅキザウ‥
マメゾウムシ科の甲虫。体長2〜3ミリメートル。赤褐色で、翅鞘に黒褐色と白色の不定形紋がある。幼虫は貯蔵小豆の害虫で、日本をはじめ北半球に広く分布。マメゾウ。ナミマメゾウ。アズキムシ。
あずきぞうむし
⇒あずき【小豆】
あずき‐なし【小豆梨】アヅキ‥
バラ科の落葉高木。山地に自生。高さ約8メートル。樹皮は紫黒色で、灰白色の皮目がある。初夏、葉腋に白色5弁の小花をつけ、秋、紅色のアズキ様の小果実を生ずる。材は緻密で、家具材・靴型・ろくろ材などに使い、樹皮から染料をとる。異称、秤の目。
アズキナシ
撮影:関戸 勇
⇒あずき【小豆】
あずき‐な・しアヅキ‥
〔形ク〕
不当である。事態がひどい。後に「あぢきなし」に転ずる。万葉集12「―・く相見そめても吾は恋ふるか」
あずき‐ねずみ【小豆鼠】アヅキ‥
小豆色がかった鼠色。
⇒あずき【小豆】
あずき‐むし【小豆虫】アヅキ‥
アズキゾウムシの別称。
⇒あずき【小豆】
あずき‐めし【小豆飯】アヅキ‥
小豆をまぜて炊いた飯。
⇒あずき【小豆】
あずき‐もち【小豆餅】アヅキ‥
①小豆あんをまぶした餅。
②ゆでた小豆を入れてついた餅。
⇒あずき【小豆】
あず・く【預く】アヅク
〔他下二〕
⇒あずける(下一)
アスクレピオス【Asklēpios】
ギリシア神話の医術の神。アポロンの子。起死回生の術をよくした。
⇒アスクレピオス‐の‐つえ【アスクレピオスの杖】
アスクレピオス‐の‐つえ【アスクレピオスの杖】‥ツヱ
蛇の巻きついた杖。医術の象徴とされる。
⇒アスクレピオス【Asklēpios】
あずけ【預け】アヅケ
①あずけること。「一時―」
②中世・近世、罪人を御家人・大名・町村・親族・家主などに預けて禁錮した刑。
⇒あずけ‐あい【預合】
⇒あずけ‐がね【預け銀】
⇒あずけ‐じょう【預け状】
⇒あずけ‐ち【預地】
あずけ‐あい【預合】アヅケアヒ
株式会社の発起人が銀行または信託会社と通謀して、株金の払込みを行わないのに、行なったように装うこと。
⇒あずけ【預け】
あずけ‐い・れる【預け入れる】アヅケ‥
〔他下一〕
金銭を銀行などに預ける。
あずけ‐がね【預け銀】アヅケ‥
いつでも返済を請求できるという契約のもとに無利子で預ける金銭。世間胸算用2「内々の―入用」→あずかりがね。
⇒あずけ【預け】
あずけ‐じょう【預け状】アヅケジヤウ
財物を預けた証拠として預け主が預かり主に渡す文書。
⇒あずけ【預け】
あずけ‐ち【預地】アヅケ‥
(→)「あずかりち」に同じ。
⇒あずけ【預け】
あず・ける【預ける】アヅケル
〔他下一〕[文]あづ・く(下二)
①関係させる。伊勢物語集「花の賀に召し―・けられたりけるに」→与あずかる。
②金品の保管、人の世話などをまかせる。とりしきらせる。竹取物語「妻めの女に―・けて養はす」。「帳場を―・ける」「銀行に―・ける」
③勝負や物事の結末をまかせる。「下駄げたを―・ける」
④体を、もたせかける。また、相手のなすがままにする。「体を―・けて浴びせ倒す」
あす‐こ【彼処・彼所】
〔代〕
(アソコの転)「あそこ」よりややくだけた言い方。
アスコット‐タイ【ascot tie】
(イギリスのアスコット競馬場に毎年集まる上流階級のファッションに由来)スカーフ風に結ぶ幅広いネクタイ。
アスコルビン‐さん【アスコルビン酸】
(ascorbic acid)(→)ビタミンCに同じ。
あずさ【梓】アヅサ
①〔植〕
㋐キササゲの別称。
㋑ヨグソミネバリの別称。弓の材に用いたという。万葉集14「持ちて行く―の弓の」
②巫女みこが神霊を呼び寄せるのに用いる梓弓。また、そのわざ、その巫女。謡曲、葵上「照日の巫とて隠れなき―の上手」
③(中国では古く梓の材を用いたのでいう)版木はんぎ。「―に上のぼす」→上梓じょうし。
⇒あずさ‐みこ【梓巫女】
⇒あずさ‐ゆみ【梓弓】
⇒梓に鏤める
あずさ‐がわ【梓川】アヅサガハ
長野県にある犀川さいがわの支流。槍ヶ岳に発源、槍沢を経て上高地かみこうちの谷を南流、松本盆地に至り、北東流。長さ65キロメートル。
梓川と穂高連峰
撮影:新海良夫



広辞苑 ページ 358 での【○預り物は半分は主】単語。