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かた・る【語る】🔗⭐🔉
かた・る【語る】
〔他五〕
①事柄や考えを言葉で順序立てて相手に伝える。一部始終をすっかり話す。万葉集20「息おき長川は絶えぬとも君に―・らむ言尽きめやも」。伊勢物語「まことならぬ夢語りをす。子三人を呼びて―・りけり」。「心境を―・る」「友人と文学を―・る」
②筋のある一連の話をする。源氏物語橋姫「昔物語などに―・り伝へて」。「民話を―・る」
③節や抑揚をつけてよむ。朗読するように述べる。大鏡道長「都にはまつらむものを逢坂の関まできぬとつげややらまし、などたどたどしげに―・るさま」。徒然草「この行長入道、平家物語を作りて生仏しょうぶつといひける盲目に教へて―・らせけり」。「浪花節を―・る」
④親しくする。うちとけて付き合う。浄瑠璃、曾根崎「日頃―・るはここらと思ひ、男づくで貸したぞよ」
⑤物事の状態や成行きなどが内部事情や意味などをおのずからに示す。「その態度は内心の動揺を―・っていた」
⇒語るに落ちる
⇒語るに足る
広辞苑 ページ 3853 での【語る】単語。