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かた・る【語る】🔗🔉

かた・る語る】 〔他五〕 ①事柄や考えを言葉で順序立てて相手に伝える。一部始終をすっかり話す。万葉集20「息おき長川は絶えぬとも君に―・らむ言尽きめやも」。伊勢物語「まことならぬ夢語りをす。子三人を呼びて―・りけり」。「心境を―・る」「友人と文学を―・る」 ②筋のある一連の話をする。源氏物語橋姫「昔物語などに―・り伝へて」。「民話を―・る」 ③節や抑揚をつけてよむ。朗読するように述べる。大鏡道長「都にはまつらむものを逢坂の関まできぬとつげややらまし、などたどたどしげに―・るさま」。徒然草「この行長入道、平家物語を作りて生仏しょうぶつといひける盲目に教へて―・らせけり」。「浪花節を―・る」 ④親しくする。うちとけて付き合う。浄瑠璃、曾根崎「日頃―・るはここらと思ひ、男づくで貸したぞよ」 ⑤物事の状態や成行きなどが内部事情や意味などをおのずからに示す。「その態度は内心の動揺を―・っていた」 ⇒語るに落ちる ⇒語るに足る

○語るに落ちるかたるにおちる🔗🔉

○語るに落ちるかたるにおちる 話しているうちに、うっかり本当のことを言ってしまう。問うに落ちず語るに落ちる。 ⇒かた・る【語る】

○語るに足るかたるにたる🔗🔉

○語るに足るかたるにたる 語る相手としての価値がある。相手にして語る甲斐がある。「ともに―男」 ⇒かた・る【語る】 カダレIsmail Kadare】 アルバニアの小説家。ソ連に留学後、詩人として文壇に登場。1990年フランスに亡命。作「死者の軍隊の将軍」「ドルンチナ」「砕かれた四月」など。(1936〜) カタレプシーcatalepsy】 〔医〕受動的にある姿勢をとらされると、それを維持して自発的にもとに戻そうとしない状態。統合失調症の緊張型に多く見られ、ヒステリー・催眠状態の際にも生じる。 かた‐れんじゃく片連尺】 連尺の片方。狂言、茶壺「あれほど酒に酔うて居れども、―は屹度肩に掛けて居る」 がたろ川太郎】 ①(西日本で)河童かっぱ。もとは忌言葉といわれる。 ②(→)淘屋よなげやに同じ。 かた‐ろうか片廊下‥ラウ‥ 住宅または集合住宅で、部屋や住居を廊下の片側に並べる配置方式。→中廊下 カタログcatalogue フランス・ イギリス・catalog アメリカ・型録】 (「型録」は当て字)目録。商品目録。営業案内。「電化製品の―」 ⇒カタログ‐ショッピング【catalogue shopping】 ⇒カタログ‐レゾネ【catalogue raisonné フランス】 カタログ‐ショッピングcatalogue shopping】 カタログを見て、電話やはがきなどで注文する買い物。 ⇒カタログ【catalogue フランス・ イギリス・catalog アメリカ・型録】 カタログ‐レゾネcatalogue raisonné フランス】 作品総目録。個々の美術家の全作品を時代順・主題別などに分類整理したものや、美術館収蔵の全作品を技法別・流派別などに分類した目録など。 ⇒カタログ【catalogue フランス・ イギリス・catalog アメリカ・型録】 カタロニアCatalonia】 カタルニアの英語名。 かた‐わ片端‥ハ (「かた」は不完全、「は」は物の端の意) ①不完全なこと。不恰好。源氏物語末摘花「あな―と見ゆるものは鼻なりけり」 ②身体に完全でない所があること。また、その人。源氏物語玉鬘「いみじき―のあれば、人にも見せで、尼になして」 ③不都合なこと。見苦しいこと。源氏物語帚木「―なるべきもこそと許し給はねば」 ⇒かたわ・し【片端し】 かた‐わ片輪】 車の片方の輪。 ⇒かたわ‐ぐるま【片輪車】 かた‐わかち方分ち】 双方に分かれて勝負を争うこと。かたわき。増鏡「新院と御―の事し給ふ」 かた‐わき方分き(→)「かたわかち」に同じ。 かた‐わき片脇】 ①からだの片方の脇。 ②傍かたわら。かたすみ。 かた‐わく片枠】 護岸用の一方の開いた枠。丸太・雑木で作り、開いた側を河岸にあて、中に石をつめて、河岸の決壊を防ぐ。 かた‐わく型枠】 コンクリートを打ちこみ成形するための枠組。仮枠。 かた‐わ・く方分く】 〔他四〕 ①(下二段にも活用)競べ馬・相撲すもう・歌合うたあわせなどで、左右の組に分ける。相手方と自分の方とに分ける。宇津保物語祭使「かんだちめ、みこたち、―・きてくらべ給ふ」。浄瑠璃、国性爺合戦「梅と桜の造り枝、百人づつ―・けて振りかたげ」 ②区別する。差別する。栄華物語殿上花見「かくみ心少しづつは―・かせ給へれど」 かたわ‐ぐるま片輪車】 ①一輪車。 ②車の輪が波間に流れるさまを描いた文様。「―螺鈿らでん蒔絵手箱」 ⇒かた‐わ【片輪】 かたわ・し片端し‥ハ‥ 〔形シク〕 不完全である。欠陥がある。沙石集2「但し形醜く―・しきをば、律の中には、戸帳をかけよといへり」 ⇒かた‐わ【片端】 かた‐わら傍らカタハラ (「かた」は片、「は」は端、「ら」は接尾語) ①ものの側面。脇。横腹。枕草子99「卯の花の…車の簾、―などにさしあまりて」 ②物や人のわきの方。そば。源氏物語夕顔「女君はさながら臥して、右近は―にうつぶし臥したり」 ③そばの人。まわりの人。紫式部日記「―のため見えにくきさませずだになりぬれば」 ④あることをする一方。あいま。「仕事の―」 ⑤(転じて副詞的に)その一方では。かたがた。「役人勤めの―小説を書く」 ⇒かたわら‐おとり【傍ら劣り】 ⇒かたわら‐がお【傍ら顔】 ⇒かたわら‐ざま【傍ら方】 ⇒かたわら‐ぶし【傍ら臥し】 ⇒かたわら‐ぼね【傍ら骨】 ⇒かたわら‐み【傍ら見】 ⇒かたわら‐め【傍ら目】 ⇒傍らに人無きが若し かたわら‐いた・い傍ら痛いカタハラ‥ 〔形〕[文]かたはらいた・し(ク) (傍らにいて心が痛む意。「片腹痛い」は中世以後の当て字) ①気の毒である。また、そばで見ていて、いやな気がする。源氏物語桐壺「うへ人、女房などは―・しと聞きけり」。枕草子96「―・きもの。よくも音弾きとどめぬ琴を、よくも調べで、心の限り弾きたてたる」 ②きまりが悪い。はずかしい。いたたまれない。源氏物語椎本「―・うて御いらへなどをだにえし給はねば」→かたはらいたい かたわら‐おとり傍ら劣りカタハラ‥ くらべると、片方が劣ってみえること。宇津保物語蔵開上「さては思ほえずかし―も」 ⇒かた‐わら【傍ら】 かたわら‐がお傍ら顔カタハラガホ 横顔。片顔。宇津保物語楼上上「―の透きて見え給へるやうだい」 ⇒かた‐わら【傍ら】 かたわら‐ぐる・し傍ら苦しカタハラ‥ 〔形シク〕 傍らから見て心苦しい。気の毒である。栄華物語松下枝「いかに聞き給ふらむ―・しげなり」 かたわら‐さび・し傍ら寂しカタハラ‥ 〔形シク〕 独り寝で、寄りそうものがなく寂しい。源氏物語蓬生「―・しく物悲しくおぼさる」 かたわら‐ざま傍ら方カタハラ‥ 傍らの方。わきの方。そば。今昔物語集23「俄かに―に急ぎて寄りたれば」 ⇒かた‐わら【傍ら】 かたわら‐な・し傍ら無しカタハラ‥ 〔形ク〕 並ぶものなくすぐれている。源氏物語若菜上「人がらも―・きやうにものし給ふにも」

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