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あな【穴・孔】🔗🔉

あな穴・孔】 ①くぼんだ所。または、向うまで突き抜けた所。万葉集12「盗人の穿れる―より入りて見えけむ」 ②欠けて不完全な所。過失。欠点。また、欠損。損失。「帳簿の―」 ③かくれが。二葉亭四迷、浮雲「どこか―でも出来たんぢゃないかね」 ④内面の事情。世の中の裏面。根無草「世間の―をよく知つて堺町とは気が付いたり」 ⑤一般に知られていない有効なところ。特に、競馬・競輪などで番狂わせの勝負。「―馬」「大―を当てる」 ⑥芝居小屋の観客席で、平土間ひらどまの一間四方。 ◇広く一般には「穴」、(小さく)突き抜けたあなの場合に「孔」も使う。 ⇒穴があれば入りたい ⇒穴のあくほど見る ⇒穴をあける ⇒穴を穿つ ⇒穴を埋める

広辞苑 ページ 475 での単語。