複数辞典一括検索+

○虻蜂取らずあぶはちとらず🔗🔉

○虻蜂取らずあぶはちとらず あれもこれもとねらって一物も得られないこと。欲を深くして失敗するのにいう。 ⇒あぶ【虻・蝱】 あぶ‐はち‐とらず虻蜂取らず⇒あぶ(虻)(成句) アフマートヴァAnna A. Akhmatova】 ロシア(ソ連)の女性詩人。愛とその喪失をしなやかで精緻な文体で書く恋愛詩から出発し、ソ連の苛酷な歴史の体験を踏まえ、悲劇的な叙事詩「レクイエム」「ヒーローのいない叙事詩」を書く。20世紀ロシアを代表する詩人の一人。(1889〜1966) アフマド‐アミーンAḥmad Amīn】 エジプトの文学者・思想家。文化史三部作「イスラムの黎明」「イスラムの午前」「イスラムの真昼」、自伝「わが生涯」。(1886〜1954) あ‐ぶみ】 ①(足踏あぶみの意)鞍の両脇にさげ騎者の足をふみかける馬具。鉄製・木心鉄板張りなど。→大和鞍(図)→唐鞍(図)。 鐙 ②岩登りに用いる短い縄ばしご。 ⇒あぶみ‐がしら【鐙頭】 ⇒あぶみ‐がわ【鐙革】 ⇒あぶみ‐がわら【鐙瓦】 ⇒あぶみ‐ぐわ【鐙鍬】 ⇒あぶみ‐こつ【鐙骨】 ⇒あぶみ‐ずり【鐙摺】 ⇒あぶみ‐つりかわ【鐙釣革】 あぶみ‐いた足踏板】 普請場で足場としてかけ渡した板。 あぶみ‐がしら鐙頭】 うしろの出ばった頭。さいづちあたま。今昔物語集28「頭の―なりければ、纓は背につかずして」 ⇒あ‐ぶみ【鐙】 あぶみ‐がわ鐙革‥ガハ 鐙釣革の略。 ⇒あ‐ぶみ【鐙】 あぶみ‐がわら鐙瓦‥ガハラ (→)軒丸瓦のきまるがわらに同じ。 ⇒あ‐ぶみ【鐙】 あぶみ‐ぐわ鐙鍬‥グハ 鐙の形の鍬。表土から雑草を削るのに用いる。草削り。万能まんのう⇒あ‐ぶみ【鐙】 あぶみ‐こつ鐙骨】 哺乳類の耳小骨じしょうこつの一つ。形は鐙状。→耳(図)⇒あ‐ぶみ【鐙】 あぶみ‐ずり鐙摺】 ①馬の脇腹の鐙の当たる部分。 ②近世の臑当すねあてで鐙の鉸具かこの当たる部分。鉸具摺かこずり。 ③播磨革でつくった泥障あおり。 ④乗馬の鐙がすれるほどの狭い路。 ⇒あ‐ぶみ【鐙】 あぶみ‐つりかわ鐙釣革‥カハ 鐙を鞍につりさげる革紐。力革ちからがわ⇒あ‐ぶみ【鐙】 あぶやま‐こふん阿武山古墳】 大阪府高槻市と茨木市の境にある7世紀の墳墓。1934年(昭和9)石室内の夾紵きょうちょ棺から、玉枕や金糸などとともに男性の遺体を発見。藤原鎌足の墓とする説もある。 あぶら油・脂・膏・膩】 ①㋐水にまじらない可燃性の液体の総称。石油類、動植物の精油・油脂など。 ㋑特に、動物の組織や植物の種子中に含まれ、脂肪酸のグリセリン‐エステルから成る物質の総称。常温で液体のものを「油」、固体のものを「脂」とする。いずれも水に不溶、エーテル・ベンゼンなどに可溶。ラード・魚油・大豆油の類。広義には、生体を構成するリン脂質・糖脂質などの脂質を含める。油脂。脂肪。古事記「瑞玉盞みずたまうきに浮きし―」 ㋒人の皮膚から分泌する脂肪。 ②勤労。また、勤労によって得たもの。毛詩抄「民の―をしぼり取り臣下に禄をくはせらるるぞ」 ③おせじ。おべっか。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「お茶煙草と軽薄に、―乗せたる灯台も」 ④(→)油虫4に同じ。 ⑤活動の原動力。活気。「―が切れる」 ◇「油」「脂」の使い分けは1㋑参照。「膏」は肉のあぶら、「膩」はねっとりした脂肪の意。 ⇒あぶら‐あげ【油揚げ】 ⇒あぶらあげ‐ぼん【油揚本】 ⇒あぶら‐あし【脂足・膩足】 ⇒あぶら‐あせ【脂汗】 ⇒あぶら‐いい【油飯】 ⇒あぶら‐いか【油烏賊】 ⇒あぶら‐いし【油石】 ⇒あぶら‐いため【油炒め】 ⇒あぶら‐いど【油井戸】 ⇒あぶら‐いり【油熬り】 ⇒あぶら‐いろ【油色】 ⇒あぶら‐うり【油売り】 ⇒あぶら‐え【油絵】 ⇒あぶら‐えのぐ【油絵具】 ⇒あぶら‐がお【脂顔】 ⇒あぶら‐かす【油糟・油粕】 ⇒あぶら‐がに【油蟹】 ⇒あぶら‐がみ【油紙】 ⇒あぶら‐がめ【油瓶】 ⇒あぶら‐がや【油茅・油萱】 ⇒あぶら‐ぎ【油木】 ⇒あぶら‐ぎく【油菊】 ⇒あぶら‐ぎぬ【油絹】 ⇒あぶら‐ぎり【油桐】 ⇒あぶら‐ぐすり【脂薬・膏薬】 ⇒あぶら‐ぐち【油口】 ⇒あぶら‐け【油気・脂気】 ⇒あぶら‐げ【油揚げ】 ⇒あぶら‐こ【油子】 ⇒あぶら‐こうもり【油蝙蝠】 ⇒あぶら‐こき【油扱き】 ⇒あぶら‐こし【油漉し】 ⇒あぶら‐ざ【油座】 ⇒あぶら‐さし【油尺】 ⇒あぶら‐さし【油差し・油注し】 ⇒あぶら‐ざめ【油鮫】 ⇒あぶら‐ざら【油皿】 ⇒あぶらしぼり‐みょうが【油絞冥加】 ⇒あぶら‐しめ【油締め】 ⇒あぶら‐しめぎ【油搾木】 ⇒あぶら‐しょう【脂性】 ⇒あぶら‐しょうじ【油障子】 ⇒あぶら‐じょうもん【油証文】 ⇒あぶら‐じり【脂尻・臎】 ⇒あぶら‐ずさ【油苆】 ⇒あぶら‐すすき【油薄・油芒】 ⇒あぶら‐すまし【油清汁】 ⇒あぶら‐ずみ【油墨】 ⇒あぶら‐ぜみ【油蝉・鳴蜩】 ⇒あぶら‐だま【油球・油玉】 ⇒あぶら‐たらば【油鱈場】 ⇒あぶら‐チャン【油瀝青】 ⇒あぶら‐つき【油坏】 ⇒あぶら‐つぎ【油注ぎ】 ⇒あぶら‐づき【油月】 ⇒あぶら‐づけ【油漬】 ⇒あぶら‐つち【油土】 ⇒あぶら‐づつ【油筒】 ⇒あぶら‐つの【油角】 ⇒あぶら‐つのざめ【油角鮫】 ⇒あぶら‐つぼ【油壺】 ⇒あぶら‐で【脂手・膩手】 ⇒あぶら‐でり【油照り】 ⇒あぶら‐といし【油砥石】 ⇒あぶら‐どおし【油通し】 ⇒あぶら‐とり【脂取り】 ⇒あぶら‐な【油菜】 ⇒あぶらな‐か【油菜科】 ⇒あぶら‐なぎ【油凪】 ⇒あぶら‐ニス【油ニス】 ⇒あぶら‐ぬき【油抜き】 ⇒あぶら‐ねずみ【油鼠】 ⇒あぶら‐ねんしょう‐き【油燃焼器】 ⇒あぶら‐ねんど【油粘土】 ⇒あぶら‐の‐つかさ【主油司】 ⇒あぶら‐はや【油鮠】 ⇒あぶら‐び【油火】 ⇒あぶら‐ひかず【油引かず】 ⇒あぶら‐ひき【油引き】 ⇒あぶら‐びしゃく【油柄杓】 ⇒あぶら‐ひや【油火箭・油火矢】 ⇒あぶら‐びれ【脂鰭】 ⇒あぶら‐ふだ【油札】 ⇒あぶら‐ぶとり【脂肥り】 ⇒あぶらぶね‐うんじょう【油船運上】 ⇒あぶら‐ペイント【油ペイント】 ⇒あぶら‐べに【油紅】 ⇒あぶら‐ぼうず【油坊主】 ⇒あぶら‐まつ【油松・脂松】 ⇒あぶら‐み【脂身】 ⇒あぶら‐みぞ【油溝】 ⇒あぶら‐むし【油虫】 ⇒あぶら‐め【油女・油魚】 ⇒あぶらめ‐やすり【油目鑢】 ⇒あぶら‐もの【油物】 ⇒あぶら‐もも【油桃】 ⇒あぶら‐もり【油守】 ⇒あぶらや‐ぎぬ【油屋絹】 ⇒あぶら‐やけ【油焼け】 ⇒あぶら‐やし【油椰子】 ⇒あぶら‐よう【油魚】 ⇒あぶら‐よごれ【油汚れ】 ⇒あぶら‐わた【油綿】 ⇒あぶら‐ワニス【油ワニス】 ⇒油が切れる ⇒脂が乗る ⇒油尽きて火消ゆ ⇒油に水 ⇒油を売る ⇒油を差す ⇒油を絞る ⇒油を注ぐ ⇒油をとる ⇒油を流したよう あぶら‐あげ油揚げ】 ①油であげること。また、その食品。 ②薄切りの豆腐を油であげたもの。薄揚げ。揚げ豆腐。あぶらげ。あげ。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶらあげ‐ぼん油揚本】 洒落本しゃれぼんのこと。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐あし脂足・膩足】 脂肪を多く分泌する性質の足。足部多汗症。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐あせ脂汗】 苦しい時に出る、脂のようなべとつく汗。「―をにじませる」 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐いい油飯‥イヒ 麻の実の油を混ぜた米飯。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐いか油烏賊】 鯛釣りの餌として、イカを油漬にしたもの。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐いし油石】 ①黒褐色でつやのある石。 ②白米の中に混入している黄色の小石。 ③石炭。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐いため油炒め】 食材を熱した油に入れて混ぜながら調理すること。また、その料理。あぶらいり。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐いど油井戸‥ヰ‥ 地下の油層から石油を汲み取るために掘られた井戸。採油井。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐いり油熬り(→)「油炒め」に同じ。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐いろ油色】 菜種なたね油の色。赤みのある黄色で、すき通るような色。 Munsell color system: 5Y6/4 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 アプラウトAblaut ドイツ(→)母音交替に同じ。 あぶら‐うり油売り】 ①点灯用の種油行商人。ももすもも「隣にてまだ声のする―」(几董) ②怠け者。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐え油絵‥ヱ (oil-painting)顔料を油でといて描いた絵画。フレスコ画・テンペラ画より乾きが早く、透明で光沢があるため15世紀以後西洋画の主要技法となった。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐えのぐ油絵具‥ヱ‥ 顔料を亜麻仁油あまにゆまたは芥子油けしゆ・テレビン油などで練った油絵用の絵具。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】 あぶら‐がお脂顔‥ガホ 顔面の脂肪の分泌が多いため、油を塗ったように見える状態。パーキンソン病などの症状として現れる。 ⇒あぶら【油・脂・膏・膩】

広辞苑 ページ 511 での○虻蜂取らず単語。