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○口三味線に乗せるくちじゃみせんにのせる🔗🔉

○口三味線に乗せるくちじゃみせんにのせる 口先でうまく言いくるめてだます。「口車に乗せる」とも。浄瑠璃、冥途飛脚「口三味線に乗せ掛けても乗るやうな男でない」 ⇒くち‐じゃみせん【口三味線】 くち‐じょうず口上手‥ジヤウ‥ もの言いのうまいこと。口巧者くちごうしゃ。「―におだてられる」 くち‐すい口吸い‥スヒ 口づけ。接吻。 くち‐ず‐から口ずから‥ヅ‥ 〔副〕 直接に自分の口から。自分のことばで。 くち‐すぎ口過ぎ】 暮しを立てること。糊口。くちすごし。 くち‐ずくな口少な】 口数が少ないこと。「―で静かな人」 くち‐すごし口過し(→)「くちすぎ」に同じ。 くち‐ずさび口遊び】 (クチスサビ・クチズサミとも) ①気の向くままに詩歌などを吟ずること。源氏物語明石「言ふともなき―を恨み給ひて」 ②うわさ。評判。源氏物語夕顔「よからぬわらはべの―になるべきなめり」 くち‐ずさ・ぶ口遊ぶ】 〔他四〕 (クチスサブ・クチズサムとも)気の向くままに詩歌などを吟ずる。源氏物語紅葉賀「入りぬる磯のと―・びて」 くち‐ずさみ口遊み】 文句や詩歌を気の向くままに唱えること。くちずさび。源氏物語宿木「ただ―のやうに宣ふを」 くちずさみ口遊】 事典。源為憲が藤原為光の子の教科書として編んだもの。1冊。教養として承知しておくべき語句などを乾象・時節以下19門に分かち記す。970年(天禄1)成る。→大為爾たいに くち‐ずさ・む口遊む】 〔他五〕 文句や詩歌を気の向くままに唱える。くちずさぶ。源氏物語若菜上「なほ残れる雪と、しのびやかに―・み給ひつつ」。「牧水の歌を―・む」 くち‐すす・ぐ嗽ぐ・漱ぐ】 〔自四〕 ①水などで口中を洗い清める。うがいをする。 ②名文を味わい学ぶ。太平記12「文は漢魏の芳潤に―・ぎ」 くち‐ずつ口づつ‥ヅツ 物言いのまずいこと。口不調法。くちてずつ。今昔物語集24「おのれは―に侍れば」 くち‐すっぱく口酸っぱく】 同じことを何度も言いきかせるさま。口が酸っぱくなるほど。「どんなに―言っても言うことをきかない」 くち‐すぼ口窄】 口の部分がすぼまっていること。〈類聚名義抄〉 くち‐ぜに口銭⇒くちせん くち‐せん口銭】 (クチゼニ・コウセンとも) ①近世、金納の本租の付加税で、銭で納めるもの。→口永くちえい。 ②相場会所の売買税。 ③(→)「沖の口口銭」のこと。 くち‐ぞえ口添え‥ゾヘ ある人の交渉・依頼などに、わきからことばをそえてとりなすこと。助言。「友人に―してもらう」 ⇒くちぞえ‐ざけ【口添え酒】 くちぞえ‐ざけ口添え酒‥ゾヘ‥ 人が一度口をつけた盃の酒。つけざしの酒。 ⇒くち‐ぞえ【口添え】 くち‐そそ・ぐ嗽ぐ・漱ぐ】 〔自四〕 「くちすすぐ」に同じ。 くち‐だし口出し】 他人の話にわきからさし出て言うこと。さしでぐち。容喙ようかい。「―無用だ」 くち‐たたき口敲き・口叩き】 口数の多いこと。また、その人。おしゃべり。〈日葡辞書〉 くち‐だっしゃ口達者】 物言いの巧みなこと。口さきのうまいこと。また、そういう人。「―なセールスマン」 くち‐だて口立て】 ①口に出して言いたてること。 ②定まった脚本がなく、俳優同士の簡単な申合せで、台詞せりふその他その場の思いつきで演ずる芝居。 くち‐ぢか・い口近い】 〔形〕[文]くちぢか・し(ク) ①言い慣れている。何度も口にしている。浮世草子、椀久二世の物語「今時はうまきものは宵にといふこと―・し」 ②受けがよい。 くち‐ぢゃ口茶】 煎じ出した茶の上に更に新しい茶の葉を加えること。また、その茶。差茶さしちゃくち‐ちゅうぶう口中風】 中風のために思うように口の利けないこと。狂言、緡縄さしなわ「鳥をおはすれば、―がおこつたといふ」 くち‐ちょうほう口調法‥テウハフ 口さきの巧みなこと。上手な物言い。 くち‐ついで口序で】 しゃべりついで。狂言、筑紫の奥「―に笑ふてくれい」 くち‐つき口付き】 ①口の形。口もとの様子。紫式部日記「―に恥かしさも匂ひやかなることも添ひたり」 ②ものを言う様子。口ぶり。口癖。源氏物語末摘花「さてもあさましの―や」。「不満そうな―」 ③牛馬の口とり。徒然草「―の男にまづ一度せさせよ」 ④口付煙草の略。 ⇒くちつき‐タバコ【口付煙草】 くち‐つぎ口次ぎ】 物事を仲介する人。口入れ。西鶴織留6「―のかかに身まかせて」 くちつき‐タバコ口付煙草】 吸い口のついている紙巻煙草。↔両切り煙草 ⇒くち‐つき【口付き】 くち‐づ・く口付く】 [一]〔自四〕 ①言い慣れる。口癖となる。十訓抄「皆人―・きたる物語なれば」 ②口に馴れて食べられるようになる。 [二]〔他下二〕 言い慣らす。口癖に言う。十訓抄「道心おはして常のことぐさには…とぞ―・け給ひける」 くち‐づくろい口繕い‥ヅクロヒ 言葉巧みに言うこと。体裁よく言うこと。落窪物語1「心もとなげに―し給へるかな」 くち‐づけ口付け】 ①言いなれること。口癖。浮世風呂3「朝から晩まで―に」 ②接吻。キス。くちつけ。三木露風、夏姫「渇きては熱き唇、接吻くちづけの甘まきに堪えむ」。「―を交わす」 くち‐づたえ口伝え‥ヅタヘ ①口で言い伝えること。口伝くでん。 ②人から人へ言い伝えること。くちづて。 くち‐つづみ口鼓】 舌を鳴らすこと。古事記「―を撃ち伎わざをなして歌ひけらく」 くち‐づて口伝て】 人の口から口へ言い伝えること。くちづたえ。「―に聞く」 ぐちっ‐ぽ・い愚痴っぽい】 〔形〕 愚痴をこぼしがちである。「年をとるとつい―・くなる」 くち‐つむぎ口紬】 武家時代、八丈島などで、口米くちまいの代りに納めた紬。 くち‐てずつ口てづつ‥テヅツ 物言いのへたなこと。口べた。くちずつ。宇治拾遺物語14「おのれは―にて」

広辞苑 ページ 5660 での○口三味線に乗せる単語。