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○児手柏の両面このてがしわのふたおもて🔗🔉

○児手柏の両面このてがしわのふたおもて (コノテガシワの葉の表裏のいずれとも定めにくいことから)両面・両様あること。万葉集16「奈良山の―」 ⇒このて‐がしわ【児手柏・側柏】 この‐でん此の伝】 このやり方。この方法。このやり口。「―でいつも逃れて来た」 この‐とおり此の通り‥トホリ ①たしかに実物のあることを示す語。「これ―」 ②全く同じように。これにならって同様に。「―に書いて下さい」 この‐ところ此の所】 最近。近頃。「―体の調子が悪い」 この‐としごろ此の年頃】 数年このかた。 コノドントconodonts】 カンブリア紀から三畳紀までの海成層から見つかる微化石。コノドント動物と呼ばれるホソヌタウナギに似た細長い動物の採餌器官の一部。大きさは一般に0.2〜3ミリメートル。角つの状・複歯状・板状など多様な形態があり、多種類に分類される。重要な示準化石の一つ。 こ‐の‐ね木の根】 きのね。万葉集9「―取り嘯うそぶき登り」 この‐のち此の後】 今から後。以後。今後。このご。 こ‐の‐は木の葉】 ①樹木の葉。落葉を指すことがある。〈[季]冬〉。古事記「畝火山―さやぎぬ風吹かむとす」 ②(木の葉が風に吹き飛ばされるところから)小さいもの、軽いもの、取るに足りないものにいう。こっぱ。「―武者」 ⇒このは‐いし【木の葉石】 ⇒このは‐おとし【木の葉落し】 ⇒このは‐おに【木の葉鬼】 ⇒このは‐がえし【木の葉返し】 ⇒このは‐かき【木の葉掻き】 ⇒このは‐がくり【木の葉隠り】 ⇒このは‐がく・る【木の葉隠る】 ⇒このは‐がくれ【木の葉隠れ】 ⇒このは‐がみ【木の葉髪】 ⇒このは‐がれい【木の葉鰈】 ⇒このは‐くず【木の葉屑】 ⇒このは‐ごも・る【木の葉籠る】 ⇒このは‐ごろも【木の葉衣】 ⇒このは‐ざむらい【木の葉侍】 ⇒このは‐ざる【木の葉猿】 ⇒このは‐しぐれ【木の葉時雨】 ⇒このは‐ずく【木葉木 ⇒このは‐せんべい【木の葉煎餅】 ⇒このは‐ちょう【木の葉蝶】 ⇒このは‐てんぐ【木の葉天狗】 ⇒このは‐とりづき【木の葉採り月】 ⇒このは‐ばみ【木の葉銜】 ⇒このは‐ぶね【木の葉舟】 ⇒このは‐ぼうず【木の葉坊主】 ⇒このは‐むし【木の葉虫】 ⇒このは‐むしゃ【木の葉武者】 このは‐いし木の葉石】 木の葉の化石を含んでいる堆積岩。泥岩が多い。栃木県那須塩原市付近で出土するものが有名。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐おとし木の葉落し】 ①こがらし。 ②飛行機が左右に横滑りしながら木の葉の落ちるように降下するもの。高等飛行術の一つ。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐おに木の葉鬼】 取るに足りない鬼。こっぱおに。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐がえし木の葉返し‥ガヘシ 木の葉が風にひるがえるように、すばやく巧みな術。多く、太刀・薙刀なぎなたのわざにいう。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐かき木の葉掻き(→)「こまざらい」に同じ。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐がくり木の葉隠り(→)「このはがくれ」に同じ。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐がく・る木の葉隠る】 〔自四・下二〕 木の葉の陰に隠れる。万葉集11「奥山の―・れて行く水の」 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐がくれ木の葉隠れ】 木の葉の陰に隠れること。後撰和歌集「わが深山辺のほととぎす―の声は聞ゆや」 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐がみ木の葉髪】 冬近い頃の脱け毛を落葉にたとえていう語。〈[季]冬〉 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐がれい木の葉鰈‥ガレヒ ①メイタガレイの別称。 ②5センチメートルぐらいの小さなカレイを重ね乾したもの。ささのはがれい。葦あしの葉鰈。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐くず木の葉屑‥クヅ 散り敷いた木の葉のくず。和泉式部集「庭のまも見えず散り積む―」 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐ごも・る木の葉籠る】 〔自四〕 木の葉の陰に隠れる。このはがくる。万葉集11「―・れる月待つごとし」 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐ごろも木の葉衣】 ①木の葉を編んで作った衣。仙人などの着るものという。 ②落葉が身に落ちかかることを衣服に見立てていう語。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐ざむらい木の葉侍‥ザムラヒ 侍を卑しめていう語。取るに足りない侍。こっぱざむらい。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐ざる木の葉猿】 ①(木の葉の間に見えがくれする小猿の意か)小さい猿。こっぱ猿。拾玉集1「柴栗の色づく秋の山風に梢を散らぬ―かな」 ②郷土玩具の一つ。熊本県玉名郡木葉村(現、玉東町)で作られる素焼の猿。 木の葉猿 木の葉猿 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐しぐれ木の葉時雨】 木の葉の散るのを時雨にたとえていう語。続古今和歌集「槙のやに―とふりはてて」 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐ずく木葉木‥ヅク フクロウの一種。体長約20センチメートルで、日本のフクロウ類では最小。全体淡黄褐色、頭上には耳羽がある。低地および山地の森林にすみ、夜間「ぶっぽうそう」と鳴くので「声の仏法僧」と呼ぶ(ブッポウソウは別種)。九州以北では夏鳥で、冬、南に渡る。本種に似てやや大形のオオコノハズクもあるが、鳴き声は異なる。→ブッポウソウ。 このはずく コノハズク 提供:OPO →鳴声 提供:NHKサービスセンター ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐せんべい木の葉煎餅】 木の葉の形につくった煎餅。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐ちょう木の葉蝶‥テフ タテハチョウ科のチョウ。沖縄・台湾・中国南部に産する。大形で、翅の表面は黒褐色・青藍色の光輝を放ち、前翅中央に橙黄色の広い斜めの帯があり美しい。裏面は枯葉に似るので、擬態の好例として有名。 このはちょう コノハチョウ 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐てんぐ木の葉天狗】 威力のない吹けば飛ぶような小さい天狗。こっぱてんぐ。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐とりづき木の葉採り月】 (桑の葉を採る月の意)陰暦4月の異称。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 こ‐の‐はな木の花】 木に咲く花。特に桜、また、梅の異称。神代紀「―の如あまいに移り落ちなむ」 この‐はな此の花】 ①(古今集の序に見える歌「難波津に咲くやこの花冬ごもり今は春べと咲くやこの花」から)梅の花の雅称。 ②[元稹、詩「不是花中偏愛菊、此花開後更無花」]菊の花のこと。 このはなのさくや‐びめ木花之開耶姫・木花之佐久夜毘売】 日本神話で、大山祇神おおやまつみのかみの女むすめ。天孫瓊瓊杵尊ににぎのみことの妃。火闌降命ほのすそりのみこと・彦火火出見尊ひこほほでみのみこと・火明命ほあかりのみことの母。後世、富士山の神と見なされ、浅間神社に祀られる。 このは‐ばみ木の葉銜(→)「ぎょうようぐつわ(杏葉轡)」に同じ。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐ぶね木の葉舟】 ①遠く水に浮かんだ舟を木の葉に見立てていう語。 ②水上に浮かんだ木の葉を舟に見立てていう語。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐ぼうず木の葉坊主‥バウ‥ 取るに足りない坊主。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐むし木の葉虫】 ナナフシ目コノハムシ科の昆虫の総称。また、その一種。全体に緑色か褐色。形が木の葉に似、特に雌では前翅が大きく、翅脈が葉脈に似る。20種ほどが東南アジアを中心に、インド洋や南太平洋の島々に分布。 コノハムシ 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒こ‐の‐は【木の葉】 このは‐むしゃ木の葉武者】 取るに足りない武士。こっぱむしゃ。 ⇒こ‐の‐は【木の葉】 この‐ぶん此の分】 このありさま。この様子。〈日葡辞書〉。「―では助かるまい」「―ならうまくいくだろう」 この‐へんこの辺】 この辺り。この付近。「議論は―でやめましょう」 この‐ほう此の方‥ハウ 〔代〕 (一人称。目下に対して用いる)われ。おれ。↔其の方 この‐ほど此の程】 ①ごく最近。このたび。今回。「―結婚致しました」 ②ちかごろ。このごろ。数日来。源氏物語明石「―の御有様」 ③この近く。このあたり。浜松中納言物語4「いひしらずかうばしき香―に匂ひて」 こ‐の‐ま木の間】 木と木とのあいだ。樹間。古事記「楯たた並めて伊那佐の山の―よも」 ⇒このま‐がくれ【木の間隠れ】 こ‐の‐まい蚕の舞‥マヒ 種子島で、正月14日の祝言の舞。 この‐まえ此の前‥マヘ 数日前。以前。今よりも一つ前。「―の日曜日」「―の約束」 このま‐がくれ木の間隠れ】 木の間に隠れること。 ⇒こ‐の‐ま【木の間】 このまし・い好ましい】 〔形〕[文]このま・し(シク) (動詞コノムの形容詞形) ①気に入っている。好みに合っている。感じがいい。源氏物語桐壺「内裏うち住みのみ―・しうおぼえたまふ」。枕草子23「藤・山吹など色々―・しうて」。「私にとって―・いタイプの女性」「―・い青年」 ②好都合である。望ましい。「―・くない風潮」 ③異性に心をひかれるたちである。色好みである。源氏物語「殿上人どもの―・しきなどは、朝夕の露わけありくを」 この‐まま此の儘】 今のまま。現在のまま。「―ではすまない」 このまろ‐どの木の丸殿⇒きのまろどの このみ好み】 ①好むこと。特に興味をひかれること。嗜好。えりごのみ。ものずき。源氏物語紅葉賀「うたての―や」。「私の―に合う品」 ②歌舞伎で、衣装などについての役者の注文・希望。 ③時好。流行。「近頃の―」 ④(「…ごのみ」の形で)そのものを特に好む意を表す。「派手―」 ⇒このみ‐ごころ【好み心】 ⇒このみ‐ごのみ【好み好み】 こ‐の‐み木の実】 木になる実。きのみ。また、果実。くだもの。〈[季]秋〉。古事記「ときじくのかくの―は、是れ今の橘也」 ⇒このみ‐どり【木の実鳥】 このみ‐ごころ好み心】 色好みの心。源氏物語紅葉賀「つきせぬ―も見まほしうなりにければ」 ⇒このみ【好み】 このみ‐ごのみ好み好み】 各自の好み。すきずき。 ⇒このみ【好み】 このみ‐そ・す好み過す】 〔自四〕 自分の好みにかたよりすぎる。こる。源氏物語宿木「装束なども、…心得ぬまで―・し給へる」 このみ‐だ・つ好み立つ】 〔自四〕 色好みの心がつのる。源氏物語帚木「宮の今めかし―・ち給へる程にて」 こ‐の‐みち木の道】 木材の良否をみわけること。 ⇒このみち‐の‐たくみ【木の道の工】 このみち‐の‐たくみ木の道の工】 こだくみ。大工。源氏物語帚木「―の、よろづの物を心に任せて造り出すも」 ⇒こ‐の‐みち【木の道】 このみ‐どり木の実鳥】 ①木の実によりつく鳥。 ②サルの異称。呉竹集「―。猿の事なり。嵐吹くみ山の奥の―叫ぶ声のみ雲にさはりて」 ⇒こ‐の‐み【木の実】 この・む好む】 〔他五〕 数ある対象物の中から性分に合うものを選びとって味わう。 ①気に入って味わい楽しむ。興味をもつ。趣味とする。万葉集15「さすたけの大宮人は今もかも人なぶりのみ―・みたるらむ」。大鏡道長「寛平天皇常に狩を―・ませおはしまして」。「閑寂を―・む」「音楽を―・む」 ②心用意する。趣向をこらす。源氏物語「げに常よりも―・み整へたる車どもの」 ③気に入った好い女を求め執着する。浜松中納言物語5「ことわりといひながらいとわがままに―・み過ぎたる人ぞかし」 ④えらび望む。所望する。注文する。好色一代男1「はばかりながら文章を―・まむ」。浮世草子、好色産毛「はさみ箱より薬一貝取り出し、此くすり付てと―・む」 ⑤欲する。雨月物語5「おのが―・むまにまに世を山林にのがれて、しづかに一生を終る」。「―・むと―・まざるとにかかわらず」 こ‐の‐め木の芽】 ①木に生え出る芽。きのめ。〈[季]春〉。古今和歌集「霞立ち―もはるの雪降れば」 ②山椒さんしょうの芽。きのめ。 ③茶の若葉を摘んでいりあぶったもの。煎茶せんちゃ⇒このめ‐あえ【木の芽和え】 ⇒このめ‐かぜ【木の芽風】 ⇒このめ‐づき【木の芽月】 ⇒このめ‐づけ【木の芽漬】 ⇒このめ‐どき【木の芽時】 ⇒木の芽張る このめ‐あえ木の芽和え‥アヘ ⇒きのめあえ⇒こ‐の‐め【木の芽】 このめ‐かぜ木の芽風】 木の芽を吹く春風。〈[季]春〉 ⇒こ‐の‐め【木の芽】 このめ‐づき木の芽月】 (木の芽の出る月)陰暦2月の異称。 ⇒こ‐の‐め【木の芽】 このめ‐づけ木の芽漬⇒きのめづけ⇒こ‐の‐め【木の芽】 このめ‐どき木の芽時】 木の芽の出る季節。芽立ち時。〈[季]春〉 ⇒こ‐の‐め【木の芽】

広辞苑 ページ 7357 での○児手柏の両面単語。