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いず‐く【何処】イヅク🔗🔉

いず‐く何処イヅク 〔代〕 ⇒いずこ。古事記「この蟹かにや―の蟹」 ⇒いずく‐へ【何処辺】 ⇒何処はあれど ○何処はあれどいずくはあれど (→)「いずこはあれど」に同じ。古今和歌集東歌「みちのくは―塩釜の」 ⇒いず‐く【何処】

いず‐こ【何処】イヅコ🔗🔉

いず‐こ何処イヅコ 〔代〕 不定の場所を表す語。どこ。古くは「いづく」とも。古今和歌集「春霞たてるや―」。「―も同じ」 ⇒何処ともなく ⇒何処はあれど ⇒何処をおもてに ⇒何処をはかと ⇒何処をはかりと ○何処ともなくいずこともなく どこというあてもなく。源氏物語夕顔「―まどふここちし給ふ」 ⇒いず‐こ【何処】 ○何処はあれどいずこはあれど どこがよいかはともかくとして、その中でも特別に。拾遺和歌集愚草「春のかげ―汐がまの浦」 ⇒いず‐こ【何処】 ○何処をおもてにいずこをおもてに 何の面目あって。源氏物語賢木「―かは又も見え奉らむ」 ⇒いず‐こ【何処】 ○何処をはかといずこをはかと どこを目あてにして。後撰和歌集「―君が問はまし」→はか(計) ⇒いず‐こ【何処】 ○何処をはかりといずこをはかりと (→)「いずこをはかと」に同じ。伊勢物語「―も覚えざりければ」 ⇒いず‐こ【何処】

いず‐へ【何処】イヅヘ🔗🔉

いず‐へ何処イヅヘ 〔代〕 (不定称指示)いずれのあたり。どのへん。どちら。万葉集19「―の山を鳴きか越ゆらむ」

いど‐こ【何処・何所】🔗🔉

いど‐こ何処・何所】 (イヅコの転)「どこ」の古形。土佐日記「ここや―と問ひければ」

ど‐こ【何処・何所】🔗🔉

ど‐こ何処・何所】 〔代〕 (イドコの約)場所・所在・位置をはっきり定めずに表し、または問うのに使う語。将門記承徳点「何トコにか往き何にか来りて、誰が家にか宿る」。「―の人」「―まで話したっけ」→どれ(何) ⇒何処の馬の骨 ⇒何処の烏も黒い ⇒何処吹く風 ⇒何処方量も無い ⇒何処を押せばそんな音が出る

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