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おお【凡】オホ🔗🔉

おおオホ (一説に、オボと濁音) ①ぼんやりしているさま。ほのか。万葉集4「朝霧の―に相見し人ゆゑに」 ②いいかげんなさま。おろそか。万葉集2「天そら数ふ大津の子が逢ひし日に―に見しくは今ぞ悔しき」 ③平凡なさま。ふつう。万葉集7「人こそは―にも言はめわがここだ偲しのふ川原を標しめ結ふなゆめ」

おおし【凡】オホシ🔗🔉

おおしオホシ 〔副〕 およそ。だいたい。源氏物語少女「―かいもとのあるじ、甚だ非常ひぞうに侍りたうぶ」

おおよそ【凡・大凡】オホ‥🔗🔉

おおよそ凡・大凡オホ‥ 〔名・副〕 ①すべて数えて。おしなべて。今昔物語集5「―象より始めて諸もろもろの獣」 ②大体において。ほぼ。およそ。大鏡道長「―かの寺より始まりて年に二三度」。「―の筋を説明する」「―見当がつく」 ③なみひと通りであるさま。世間一般。なみたいてい。源氏物語御法「―の人さへ」 ⇒おおよそ‐びと【凡人】

おぼ【凡】🔗🔉

おぼ⇒おお

[漢]凡🔗🔉

 字形  筆順 〔几部1画/3画/常用/4362・4B5E〕 [] 字形 〔几部1画/3画〕 〔音〕ボン(呉) ハン(漢) 〔訓〕およそ・すべて (名)つね [意味] ①全体をおしなべて。すべて(の)。およそ(の)。「凡例はんれい・凡百」 ②なみの。ありふれた。つまらぬ。「凡人・凡夫・平凡・非凡・超凡」 [解字] 解字板または広げた布の形を描いた象形文字。広く全体をおおう意を表す。は異体字。

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