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りゅう【流】リウ🔗🔉

りゅうリウ (呉音はル) ①ながれること。ながすこと。ながれ。謡曲、安宅「面白や、山水に杯を浮かめては、―に牽かるる曲水の」 ②血筋。系統。学術・芸能などで、その人・家の特有な方式。固有なやり方。「御家―」 ③仲間。たぐい。社会の階層。「二―」 ④(「旒」の通用字)旗を数える語。 →る(流)

る【流】🔗🔉

】 (呉音)刑として辺地にながすこと。律の五刑の一つ。近・中・遠の3等級に分かれ、近流こんるでは越前・安芸など、中流では信濃・伊予など、遠流おんるでは伊豆・佐渡・隠岐・土佐などに送って、各国司に監視させた。期間は赦しゃのあるまで無期限。江戸時代には遠島えんとうの制があった。流刑。流罪るざい。続日本紀10「丹後守従五位下羽林連兄麻呂―に処し」→りゅう(流)

[漢]流🔗🔉

 字形  筆順 〔水(氵・氺)部7画/10画/教育/4614・4E2E〕 〔音〕リュウ〈リウ〉(漢) (呉) 〔訓〕ながれる・ながす [意味] ①(水が)ながれる。ながす。「流水・流氷・流動・流血・逆流・漂流」。(水の)ながれ。「流域・急流・気流・電流」 ②とどこおりなく移りゆく。 ㋐さまよう。「流民・流離・流浪るろう」 ㋑ひろまる。ゆきわたる。「流行・流布るふ・流弊・流言」 ㋒よどみがない。なだらか。「流暢りゅうちょう・流麗」 ③わきへそれる。「流弾・流用」 ④成立せずにとりやめになる。「流会・流産」 ⑤刑罰として遠地へ移す。「流罪るざい・遠流おんる」 ⑥血すじ。学問・芸道などの系統。「流派・流儀・嫡流・亜流・二刀流・漢学者流」 ⑦仲間。たぐい。等級。「上流・女流・一流」 ⑧旗や幕を数える語。(同)旒。「幟のぼり一流」 [解字] 形声。「水」+音符「」(=ながれ出る)。水がながれる意。は異体字。 [下ツキ 亜流・暗流・一流・遠流・回流・海流・下流・我流・寒流・貫流・逆流・急流・気流・近流・渓流・激流・源流・交流・合流・古流・細流・三流・主流・順流・上流・女流・支流・時流・自流・緇流・水流・整流・清流・漱石枕流・俗流・対流・濁流・他流・暖流・嫡流・中流・潮流・長流・直流・底流・電流・当流・同流・二刀流・二流・配流・漂流・風流・伏流・浮流・噴流・分流・放流・傍流・奔流・本流・末流・名流・門流 [難読] 流石さすが・流離うさすらう・流眄ながしめ・流行るはやる・流鏑馬やぶさめ

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