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あら【現】🔗🔉

あら】 〔接頭〕 「世に現れている」「目に見えている」「現在ある」などの意を表す。「―人神」

うつつ【現】🔗🔉

うつつ】 (ウツウツの約か) ①(死んだ状態に対して)生きている状態。更級日記「―にありしさまにてありと見て」 ②(夢に対して)目が覚めている状態。現実。伊勢物語「君や来し我や行きけむ思ほえず夢か―か寝てか覚めてか」。天草本平家物語「俊寛はその時やうやうと―であると思ひさだめて」 ③気が確かな状態。正気なさま。枕草子99「―の人の乗りたるとなむ更にみえぬ」。「―に返る」 ④(「夢うつつ」と続けていうところから誤り用いて)心がうつらうつらとして正気でないこと。夢心地。また、その状態の人。好色五人女1「魂身の内を離れ、清十郎が懐に入り、我は―が物言ふごとく」 ⇒うつつ‐がお【現顔】 ⇒うつつ‐ごころ【現心】 ⇒うつつ‐ぜめ【現責め】 ⇒うつつ‐の‐やみ【現の闇】 ⇒うつつ‐の‐ゆめ【現の夢】 ⇒現を抜かす

おつつ【現】ヲツツ🔗🔉

おつつヲツツ (→)「うつつ」に同じ。万葉集5「今の―に尊きろかむ」

げん【現】🔗🔉

げん】 ①〔仏〕現世または現在の略。「―当」 ②今この世にあること。まのあたりにあること。実際にあること。狂言、墨塗「―のしようこを只今見せう」。「―に存在している」 ③(名詞の上に付けて)現在の。

[漢]現🔗🔉

 字形  筆順 〔玉(王)部7画/11画/教育/2429・383D〕 〔音〕ゲン(呉) 〔訓〕あらわれる・あらわす・うつつ [意味] ①かくれていたものが見えるようになる。あらわれる。あらわす。「現象・現像・出現・実現・顕現」 ②まのあたり。実際にある。今の。「現にここにいる」「現状・現実・現世・現職・現住所」 [解字] 形声。「玉」+音符「見」。玉の光がかがやいてはっきり見える意。 [下ツキ 具現・化現・顕現・考現学・権現・再現・示現・実現・出現・体現・発現・表現 [難読] 現神あきつかみ・現人神あらひとがみ・現身うつせみ・うつしみ

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