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いざよいイザヨヒ🔗🔉

いざよいイザヨヒ (上代ではイサヨヒと清音) ①いざようこと。進もうとして進まないこと。ためらうこと。万葉集14「青嶺ろにたなびく雲の―に」 ②(「十六夜」と書く) ㋐「いざよいの月」の略。 ㋑陰暦16日。また、その夜。〈[季]秋〉 ⇒いざよい‐の‐つき【十六夜の月】 ⇒いざよい‐ばら【十六夜薔薇】

いざよい【十六夜】イザヨヒ🔗🔉

いざよい十六夜イザヨヒ 歌舞伎舞踊。清元。本名題「梅柳中宵月うめやなぎなかもよいづき」。河竹新七(黙阿弥)作詞。清元徳兵衛または2世清元延寿太夫の妻いそ作曲。初世花柳寿輔振付。1859年(安政6)初演。「小袖曾我薊色縫こそでそがあざみのいろぬい」の十六夜清心の心中の場に用いた。 ⇒いざよい‐せいしん【十六夜清心】

いざよい‐せいしん【十六夜清心】イザヨヒ‥🔗🔉

いざよい‐せいしん十六夜清心イザヨヒ‥ 歌舞伎脚本「小袖曾我薊色縫こそでそがあざみのいろぬい」の通称。また、その主人公の男女。 →文献資料[小袖曾我薊色縫] ⇒いざよい【十六夜】

いざよいにっき【十六夜日記】イザヨヒ‥🔗🔉

いざよいにっき十六夜日記イザヨヒ‥ 紀行。1巻。阿仏尼あぶつにが夫為家の没後、領地(播磨細川荘)相続について実子為相ためすけのために幕府に訴えようと、1279年(弘安2)京都から鎌倉に下った時のもの。いさよいのにっき。 →文献資料[十六夜日記] ⇒いざよいにっき‐ざんげつしょう【十六夜日記残月鈔】

いざよいにっき‐ざんげつしょう【十六夜日記残月鈔】イザヨヒ‥セウ🔗🔉

いざよいにっき‐ざんげつしょう十六夜日記残月鈔イザヨヒ‥セウ 十六夜日記の注釈書。3巻。小山田与清ともきよの著、北条時鄰ときちかの補。1824年(文政7)刊。 ⇒いざよいにっき【十六夜日記】

広辞苑 ページ 1001