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しらみ‐ぼん【虱本】🔗🔉

しらみ‐ぼん虱本】 (文字がきわめて細かいところからの称)江戸前期に流行した絵入り浄瑠璃本や狂言本など、細字で刻した書物の称。 ⇒しらみ【虱・蝨】 ○虱をひねって当世の務を談ずしらみをひねってとうせいのむをだんず [晋書苻堅載記下](晋の王猛が虱をひねりつぶしながら初対面の桓温と時勢を論じた故事から)傍若無人のさまにいう。 ⇒しらみ【虱・蝨】

しら・む【白む】🔗🔉

しら・む白む】 〔自五〕 ①白くなる。夜が明けてあかるくなる。今昔物語集13「夜漸く明け―・む程に」。「東の方が―・む」 ②色が薄くなる。源氏物語末摘花「紅を…更にこそ―・まね」 ③衰え弱まる。鈍くなる。宇津保物語俊蔭「声も―・まず」 ④勢いがくじける。ひるむ。源平盛衰記15「橋の手こそ―・みて見ゆれ」 ⑤興ざめする。しらける。「座が―・む」 →しろむ

しら・む【調む】🔗🔉

しら・む調む】 〔他下二〕 (→)「しらぶ」に同じ。平家物語5「琵琶を―・めて」。御伽草子、文正草子「文正、又盃をば―・めて」

しら‐むし【白虫】🔗🔉

しら‐むし白虫】 シラミの異称。

しら‐むし【白蒸し】🔗🔉

しら‐むし白蒸し】 小豆を入れないこわめし。

しら‐め【白眼】🔗🔉

しら‐め白眼】 しろめ。竹取物語「御目は―にて伏し給へり」

しら‐も【白藻】🔗🔉

しら‐も白藻】 紅藻類の海藻。オゴノリ属の一種。オゴノリに似、15〜30センチメートル。体は円柱状で、繰り返し羽状に分枝する。淡紫色半透明。食用にし、また、寒天を作る。

しら‐やき【白焼】🔗🔉

しら‐やき白焼】 ①魚肉などを、表面に何もつけずに焼くこと。また、焼いたもの。梅暦「―の匂ひがきらひだ」 ②陶磁器を釉うわぐすりをかけないで焼くこと。また、焼いたもの。「―の徳利」

しらやなぎ【白柳】🔗🔉

しらやなぎ白柳】 姓氏の一つ。 ⇒しらやなぎ‐しゅうこ【白柳秀湖】

広辞苑 ページ 10035