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せり‐だし【迫出し】🔗🔉

せり‐だし迫出し】 ①せりだすこと。せりだしたもの。 ②劇場で、俳優または大道具を、舞台の切穴または花道のすっぽんから、舞台へせり出すこと。また、その装置。せりあげ。 迫出し

せり‐だ・す【迫り出す】🔗🔉

せり‐だ・す迫り出す】 〔他五〕 ①上へ押し上げて出す。 ②劇場で、俳優や大道具を、奈落ならくから舞台へ押し上げて出す。 ③(自動詞的に)つき出る。前の方に出る。現れる。「腹が―・す」

せり‐た・てる【迫り立てる】🔗🔉

せり‐た・てる迫り立てる】 〔他下一〕[文]せりた・つ(下二) せきたてる。浄瑠璃、曾我虎が磨「早う早うと―・てられ」

せり‐つみ【芹摘み】🔗🔉

せり‐つみ芹摘み】 芹を摘むこと。また、芹を摘む人。〈[季]春〉 ○芹摘むせりつむ (高貴な女性が芹を食べるのを見た身分の低い男が、芹を摘んで自分の思いの遂げられるのを期待したが、徒労に終わったという故事から)恋い慕ってもむだなことにいう。また一般に、思い通りに行かないことにいう。枕草子245「御簾のもとに集まり出でて見たてまつる折は、芹摘みしなど覚ゆることこそなけれ」 ⇒せり【芹・芹子・水芹】

せり‐つ・む【迫り詰む】🔗🔉

せり‐つ・む迫り詰む】 〔自下二〕 極度まで迫る。おしつめる。

せり‐ば【競り場】🔗🔉

せり‐ば競り場】 せりうりの場所。

せり‐ばいばい【糶糴売買】🔗🔉

せり‐ばいばい糶糴売買】 糶売せりうり・糴買せりがいの総称。糶売とは売手が一人で買手が二人以上あり、買手に競争させて最も高く買う者との間で決める売買。糴買とは買手が一人で売手が二人以上あり、最も安く売る者と売買を取り決める方法。取引所で行われる売買の一種。→競けい売買→相対あいたい売買

せり‐ふ【台詞・科白】🔗🔉

せり‐ふ台詞・科白】 ①芝居で、俳優が劇中の人物として述べることば。 ②きまり文句。儀礼的な口上。浮世風呂4「紺屋の明後日あさって、作者の明晩、久しい―と合点して」 ③苦情を言うこと。言い分を述べること。談判。浄瑠璃、長町女腹切「お花はこちの奉公人、親仁との―ならどこぞ外でしたがよい」 ④支払いをすること。歌舞伎、五大力恋緘「今夜中に―して下さんせにやなりませぬ」 ⑤ことば。言いぐさ。「その―を聞いて腹が立った」 ⇒せりふ‐ちょう【台詞帳】 ⇒せりふ‐づけ【台詞付】 ⇒せりふ‐まわし【台詞回し】

広辞苑 ページ 11160