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○前車の轍を踏むぜんしゃのてつをふむ🔗⭐🔉
○前車の轍を踏むぜんしゃのてつをふむ
前人のした失敗と同じ失敗をすることにいう。「轍を踏む」とも。
⇒ぜん‐しゃ【前車】
せんじゃ‐ふだ【千社札】
千社詣での人が持参して社殿に貼りつける紙札。自分の氏名・生国・店名などを書いたもの。のち図案化して木版刷りとなり、仏閣・橋梁などにも貼る。誹風柳多留34「鳥刺しのやうにはつてる―」
千社札
⇒せん‐じゃ【千社】
せんじゃ‐まいり【千社参り】‥マヰリ
(→)「千社詣で」に同じ。
⇒せん‐じゃ【千社】
せんじゃ‐もうで【千社詣で】‥マウデ
地方の神社およそ千社に巡拝すること。ふつう寺院も含む。2月初午はつうまの日に稲荷に巡拝することが多い。江戸時代に流行し、現在も行われる。
⇒せん‐じゃ【千社】
せん‐しゅ【千首】
千首和歌の略。
⇒せんしゅ‐わか【千首和歌】
せん‐しゅ【占守】
その地を占有して守ること。
せん‐しゅ【先主】
①先代の君主。
②先代の主人。また、前に仕えた主人。
③なくなった主人。
せん‐しゅ【先取】
ほかより先に取ること。さきどり。「―点」
⇒せんしゅ‐とっけん【先取特権】
せん‐しゅ【船手】
ふなこ。せんどう。かこ。船夫。
せん‐しゅ【船主】
船の持主。ふなぬし。
せん‐しゅ【船首】
船体の前端部分。へさき。みよし。↔船尾。
⇒せんしゅ‐ざい【船首材】
⇒せんしゅ‐ぞう【船首像】
⇒せんしゅ‐ろう【船首楼】
せん‐しゅ【戦守】
①進んでたたかうことと退いて守ること。攻守。
②たたかって守ること。守戦。
せん‐しゅ【腺腫】
(Adenoma ドイツ)腺上皮細胞が増殖して、結節状・乳頭状を呈する腫瘍。胃腸・子宮の粘膜あるいは内分泌腺などに生じ、一部のものは時に悪性化して癌腫となる。
せん‐しゅ【僭主】
①武力で王位を奪い、帝王の称号を僭称する者。
②(tyrannos ギリシア)古代ギリシアで、主として貴族・平民の抗争を利用し、非合法手段で政権を占有した独裁者。僭主政は貴族政と民主政との過渡段階として出現する場合が多い。タイラント。
せん‐しゅ【選手】
①競技に出るために選ばれた人。「各クラスから3名―を出す」
②職業としてスポーツをする人。「プロ野球の―になる」
⇒せんしゅ‐けん【選手権】
⇒せんしゅ‐むら【選手村】
せん‐しゅ【選取】
えらびとること。
せん‐しゅ【繊手】
かぼそい手。しなやかな手。多く、女の手にいう。
せん‐じゅ【千手】
〔仏〕千手観音・千手陀羅尼だらにの略。
⇒せんじゅ‐かんのん【千手観音】
⇒せんじゅ‐だらに【千手陀羅尼】
⇒せんじゅ‐の‐ちかい【千手の誓】
⇒せんじゅ‐ほう【千手法】
せんじゅ【千手】
①駿河国手越たごしの遊女。平重衡が鎌倉に送られる途中、寵愛され、重衡の死後尼となり、信濃の善光寺に入った。(1165〜1188)
②(「千寿」とも書く)能。金春禅竹作の鬘物。一ノ谷の合戦に生け捕られた平重衡と手越の長の娘千手の前との恋愛を描く。
せんじゅ【千住】‥ヂユ
東京都足立区南部から荒川区東部にかけての地区。日光街道第1の宿として繁栄した。住宅と中小工場の混在地区。
せん‐じゅ【先儒】
昔の儒者。前代の儒者。
せん‐じゅ【専修】
〔仏〕ひたすら念仏をとなえて、他の行ぎょうを修めないこと。「―念仏」↔雑修ざっしゅ
ぜん‐しゅ【前主】
①前の君主。先主。
②前の主人。
③前の持主。
ぜん‐しゅ【善趣】
〔仏〕六趣の中で、天・人の二趣。または、天・人・修羅の三趣。善道。↔悪趣
センシュアル【sensual】
官能的。肉感的。肉欲的。
せんじゅいん‐もの【千手院物】‥ヰン‥
大和の千手院谷に住んだ刀工の一派が製作した刀。平安末期の行信を祖とする。
せん‐しゅう【千秋】‥シウ
千年。千歳。千載。転じて、非常に長い年月。「一日―の思い」
⇒せんしゅう‐ばんぜい【千秋万歳】
⇒せんしゅう‐らく【千秋楽】
せん‐しゅう【先週】‥シウ
今週の前の週。前週。
せん‐しゅう【専修】‥シウ
①もっぱらその事だけを修めること。
②⇒せんじゅ。
⇒せんしゅう‐がっこう【専修学校】
⇒せんしゅう‐だいがく【専修大学】
⇒せんしゅう‐めんきょじょう【専修免許状】
せん‐しゅう【泉州】‥シウ
①(Quanzhou)中国福建省南東部の港湾都市。マルコ=ポーロはザイトンの名で西洋に紹介。唐代から元代まで南海貿易の中心として栄え、華僑の出身地としても知られる。人口119万2千(2000)。
②和泉いずみ国の別称。
せん‐しゅう【撰修】‥シウ
撰述すること。編集すること。
せん‐しゅう【撰集】‥シフ
(センジュウとも)詩・歌・文などを撰び集めて編集すること。また、その集。平家物語7「―のあるべき由承り候ひしかば」
せん‐しゅう【選集】‥シフ
ある個人または複数の人々の著述の中から代表的なものを選び集めて編んだ書物。
せん‐しゅう【薦羞】‥シウ
(「羞」は食物をすすめる意)祭の供物としての飲食物。
せん‐じゅう【先住】‥ヂユウ
①先に住んでいること。
②先代の住持。→現住→後住。
⇒せんじゅう‐みん【先住民】
せん‐じゅう【専従】
兼務でなく、もっぱら或る一つの仕事に従事すること。また、その人。「組合―者」
せん‐じゅう【繊柔】‥ジウ
①かよわいこと。
②ほそくてやわらかなこと。
ぜん‐しゅう【全州】‥シウ
①すべての州。
②その州全体。
ぜんしゅう【全州】‥シウ
⇒チョンジュ
ぜん‐しゅう【全集】‥シフ
ある人のすべての著作を集めた書物。また、同種類あるいはある時代の主要な著作を多く集めた書物。「アリストテレス―」「美術―」
ぜん‐しゅう【前週】‥シウ
その週のまえの週。先週。
ぜん‐しゅう【前集】‥シフ
前に選び集めた詩集または文集。↔後集
ぜん‐しゅう【禅宗】
仏教の一派。その教旨は、仏教の真髄は坐禅によって直接に体得されるとし、教外きょうげ別伝・不立文字ふりゅうもんじ・直指人心じきしにんしん・見性成仏けんしょうじょうぶつを主張する。6世紀前半、達磨だるまが中国に伝え、のち5世弘忍に至り、その門下二派に分かれ、6世慧能は南宗を、神秀は北宗を開いたと伝える。慧能の門下南岳の門から臨済・潙仰いぎょうの二宗を出し、青原の門から曹洞・雲門・法眼ほうげんの三宗を出し、合して五家ごけと称する。また、臨済の門から楊岐・黄竜の二派を出し、合して七宗という。日本では、1187年(文治3)栄西が入宋して臨済宗を伝え、1223年(貞応2)道元が入宋して曹洞宗を伝え、1654年(承応3)明の黄檗山の隠元が渡来して黄檗宗を開いた。禅門。仏心宗。
⇒ぜんしゅう‐よう【禅宗様】
ぜん‐しゅう【膳羞】‥シウ
(「羞」は、食物をすすめる意)膳部。料理。ごちそう。
ぜん‐じゅう【善柔】‥ジウ
[論語季氏]
①外貌ばかり柔和で内に誠意のないこと。また、その人。
②人にへつらうこと。また、その人。
せんしゅう‐がっこう【専修学校】‥シウガクカウ
職業や実際生活に必要な能力を育成する学校。修業年限1年以上。中学卒業者を入学させる高等課程(高等専修学校)、高卒者を入学させる専門課程(専門学校)、学歴を問わない一般課程がある。1975年学校教育法の改正により設置。→各種学校。
⇒せん‐しゅう【専修】
せんじゅうしょう【撰集抄】‥ジフセウ
鎌倉時代の仏教説話集。9巻。霊験や遁世者・往生者の物語、寺院縁起などを収める。西行に仮託の書。
せんしゅう‐だいがく【専修大学】‥シウ‥
私立大学の一つ。前身は1880年(明治13)創立の夜間2年制専修学校。85年昼間部開設。1922年大学令による大学となり、49年新制大学。本部は東京都千代田区。
⇒せん‐しゅう【専修】
せんしゅう‐ばんぜい【千秋万歳】‥シウ‥
(千年万年の意)
①人の寿を祝する語。せんしゅうまんざい。
②⇒せんずまんざい。
⇒せん‐しゅう【千秋】
せんじゅう‐みん【先住民】‥ヂユウ‥
現在住んでいる人々に先だって住んでいる人々。大国や支配的民族によって土地や固有の文化を奪われている場合がある。先住民族。
⇒せん‐じゅう【先住】
せんしゅう‐めんきょじょう【専修免許状】‥シウ‥ジヤウ
修士の学位を基礎資格とする教員免許状。1989年の教育職員免許法改正で創設。
⇒せん‐しゅう【専修】
ぜんしゅう‐よう【禅宗様】‥ヤウ
鎌倉時代、禅宗と共に入って来た宋の建築様式。礎盤・柱の粽ちまき・木鼻・組物の形式・詰組・軒の大きな反り・虹梁こうりょう・大瓶束たいへいづか・火灯窓かとうまど・桟唐戸さんからどなどにその特徴がある。和様建築に大きな影響を与えた。唐様からよう。
⇒ぜん‐しゅう【禅宗】
せんしゅう‐らく【千秋楽】‥シウ‥
①雅楽曲の唐楽、盤渉調ばんしきちょうの曲。舞はない。
②能「高砂」の終りにある文句。付祝言つけしゅうげんに用いる。
③(法会などの最終日に千秋楽1を奏したからとも、演能の最後に千秋楽2を謡ったからともいう)演劇・相撲などの興行の最終の日。千歳楽。
④最後。終り。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「名酒国本より到来す。是をさしあげて―に致さんと」
⇒せん‐しゅう【千秋】
せんじゅ‐かんのん【千手観音】‥クワンオン
①六観音・七観音の一つ。千の慈手・慈眼をそなえて、あまねく衆生しゅじょうを済度さいどするという変化へんげ観音。普通は、合掌手を除き四十手、掌中に各一眼を持ち、一手ごとに二十五有を救うといい、頭上に二七面または十一面がある。千手千眼観自在菩薩。千眼千臂観世音菩薩。大悲観音。
千手観音
②しらみの俗称。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「この蒲団はどうやらうぢうぢ、―は居らぬかや」
③僧家の隠語で、蛸たこのことをいう。天蓋。
⇒せん‐じゅ【千手】
せんしゅ‐けん【選手権】
競技などの最高位者をきめる試合で、優勝した選手または団体に与えられる資格。また、その試合や大会。「世界―」
⇒せん‐しゅ【選手】
せんしゅ‐ざい【船首材】
船体の最前端部を構成する部材。船首部を堅牢・強固にするため、下端で竜骨に固着し、外板は前部でこの材に固着する。和船で、みよし。
⇒せん‐しゅ【船首】
せんじゅ‐じ【専修寺】
三重県津市一身田町にある真宗高田派の本山。文明(1469〜1487)年間の創建。1225年(嘉禄1)親鸞が下野国高田(栃木県芳賀郡)に創立した専修寺を本寺とする。16世紀に本寺焼失以後一身田の寺が高田派の中心寺院となる。一身田御殿。無量光寺。
⇒せんじゅじ‐は【専修寺派】
せんじゅじ‐は【専修寺派】
高田派の旧称。
⇒せんじゅ‐じ【専修寺】
せんしゅ‐ぞう【船首像】‥ザウ
帆船の船首材に取り付けられた装飾彫像。古くはライオン像など、後には人物像が多い。フィギュア‐ヘッド。
⇒せん‐しゅ【船首】
せんじゅ‐だらに【千手陀羅尼】
千手観音の功徳を説く陀羅尼。82句から成る。密教や禅宗で読誦される。千手経。大悲心陀羅尼。大悲陀羅尼。大悲呪。
⇒せん‐じゅ【千手】
せん‐しゅつ【選出】
投票・話合いなどで、えらび出すこと。「委員を―する」「―法」
せん‐じゅつ【仙術】
仙人の行う術。また、仙人になることを目的として行う術。不老不死・羽化登仙うかとうせんの術に到達するのを理想とする。
せん‐じゅつ【占術】
自然的または人為的現象を観察して、将来の出来事や運命を判断・予知しようとする方術。受動的な点が呪術じゅじゅつと異なる。うらない。
せん‐じゅつ【先述】
すでに述べたこと。前述。
せん‐じゅつ【戦術】
(tactics)戦闘実行上の方策。一個の戦闘における戦闘力の使用法。一般に戦略に従属。転じて、ある目的を達成するための方法。「―を誤る」→戦略。
⇒せんじゅつ‐か【戦術家】
⇒せんじゅつ‐かく【戦術核】
せん‐じゅつ【撰述】
書物を著すこと。述作すること。
ぜん‐しゅつ【前出】
(論文などで)その箇所より前に掲出してあること。前掲。↔後出。
⇒ぜんしゅつ‐よう【前出葉】
ぜん‐じゅつ【前述】
すでに前にのべたこと。既述。先述。前陳。「―のとおり」↔後述
せんじゅつ‐か【戦術家】
戦術をたてるのが得意の人。
⇒せん‐じゅつ【戦術】
せんじゅつ‐かく【戦術核】
戦場で用いる核兵器で、原子砲弾・核爆雷・近距離核ミサイルなど。
⇒せん‐じゅつ【戦術】
せん‐しゅっけつ【潜出血】
肉眼では見えないが、化学的検査によってわかるごく微量の出血。通常は消化管内の微出血で、便中に証明されるもの。潜血。
ぜんしゅつ‐よう【前出葉】‥エフ
側枝に生じる最初の葉。後に現れる普通葉より小さく、形も単純。
⇒ぜん‐しゅつ【前出】
せんしゅ‐とっけん【先取特権】‥トク‥
⇒さきどりとっけん
⇒せん‐しゅ【先取】
せんじゅ‐の‐ちかい【千手の誓】‥チカヒ
観世音が衆生しゅじょうを救うために自ら千手・千眼を具足しようという誓願。
⇒せん‐じゅ【千手】
せんじゅ‐ほう【千手法】‥ホフ
密教で、千手観音を本尊として除災・安産などを祈願する修法しゅほう。
⇒せん‐じゅ【千手】
せんしゅ‐ぼうえい【専守防衛】‥バウヱイ
他を攻撃することなく、もっぱら守りによって自国を防衛すること。武力行使を禁じた日本国憲法下における自衛隊のあり方とされる。
せんしゅ‐むら【選手村】
オリンピックなどのスポーツ競技大会で、選手の生活施設が集まった区域。
⇒せん‐しゅ【選手】
せんしゅ‐ろう【船首楼】
船首に設けた船楼。
⇒せん‐しゅ【船首】
せんしゅ‐わか【千首和歌】
一人または数人で和歌1000首を詠むこと。また、その和歌。現存最古のものは、藤原為家が1223年(貞応2)に5日間で詠じた為家卿千首。
⇒せん‐しゅ【千首】
せん‐しゅん【浅春】
まだ寒さの去らぬ春の初め。早春。
せんじゅん【専順】
室町中期の連歌師。京都六角堂池坊の住僧。智蘊ちうん・宗砌そうぜいの指導を受けたか。応仁の乱中、美濃国で客死。門下に宗祇らを輩出。著「法眼専順句集」「専順五百句」「片端」など。(1411〜1476)
せん‐しゅんきょ【銭舜挙】
⇒せんせん(銭選)
せん‐しょ【先緒】
先人の遺した事業。先祖の遺業。前緒。
せん‐しょ【戦書】
開戦の通知書。
せん‐しょ【選書】
多くの著作の中から、ある目的にかなったものを選んでまとめた書物。
せん‐じょ【仙女】‥ヂヨ
⇒せんにょ
せん‐じょ【芟除】‥ヂヨ
刈りのぞくこと。さんじょ。
せん‐じょ【洗除】‥ヂヨ
けがれを洗い除くこと。
せん‐じょ【剪除】‥ヂヨ
切りのぞくこと。
せん‐じょ【賤女】‥ヂヨ
いやしい女。しずのめ。
せん‐じょ【選叙】
選抜して叙任・叙位すること。
せん‐じょ【蟾蜍】
①月中にいるというヒキガエル。
②月の異称。月蟾。
ぜん‐しょ【全書】
①ある学説やある人の述作をことごとく集めた書物。
②ある方面に関する文献・著述などを網羅した書物。「六法―」「百科―」
ぜん‐しょ【前書】
①前に記した文。
②前の書状。前の書簡。
ぜん‐しょ【前緒】
前人の遺業。先緒。
ぜん‐しょ【善処】
①物事をうまく処置すること。「すみやかに―する」
②(→)善所に同じ。
ぜん‐しょ【善所】
〔仏〕来世に生まれる善い場所。人界・天上または諸仏の浄土。極楽。
ぜん‐しょ【善書】
①文字を巧みに書くこと。また、その人。能書。
②よい書物。
③「功過格こうかかく」参照。
⇒善書紙筆を択ばず
ぜん‐しょ【膳所】
食膳を調えるところ。みずしどころ。今昔物語集25「其の後―の方に行きて」
せん‐しょう【先勝】
①数回にわたる試合で、先に勝つこと。
②暦注の六輝の一つ。この日、午前は吉、午後は凶、急いで吉という。先勝日。せんかち。
せん‐しょう【先蹤】
(「蹤」は足あとの意)先人の事跡。前の時代の実例。先例。前例。前蹤。平家物語7「木曾殿、かやうの―を忘れ給はず」
せん‐しょう【専掌】‥シヤウ
もっぱらつかさどること。
せん‐しょう【染匠】‥シヤウ
そめものをする職人。染工。
せん‐しょう【旋踵】
①くびすをめぐらし向きをかえること。
②転じて、短時間で速いことにたとえる。
せん‐しょう【船匠】‥シヤウ
ふなだいく。船工。
せん‐しょう【船将】‥シヤウ
①軍艦の指揮者。ふなだいしょう。
②船舶の指揮者。ふなおさ。船長。
せん‐しょう【船廠】‥シヤウ
造船所のこと。
せん‐しょう【船檣】‥シヤウ
①ほばしら。
②船の無線アンテナの支持、船旗の掲揚などに使用する柱。帆架・帆柱の変化したもの。マスト。
⇒せんしょう‐とう【船檣灯】
せん‐しょう【戦悚】
おののきおそれること。戦慄せんりつ。
せん‐しょう【戦捷】‥セフ
戦いに勝つこと。
せん‐しょう【戦勝】
戦争に勝つこと。かちいくさ。「―国」
せん‐しょう【戦傷】‥シヤウ
軍人が戦闘で受けた傷。「―を負う」
⇒せんしょう‐し【戦傷死】
せん‐しょう【僭上】‥シヤウ
(センジョウとも)
①身分を越えて奢おごりたかぶること。長上をしのぐこと。「―のふるまい」
②分を越えたおごり。ぜいたく。好色一代女5「若い時にはつかひたき金銀はままならず、―はしたし」
③大言壮語すること。浄瑠璃、心中天の網島「色里で―言ふことは、治兵衛めにはかなはねど」
⇒せんしょう‐おとこ【僭上男】
せん‐しょう【僭称】
勝手に身分を越えて上の称号を自称すること。また、その称号。「王を―する」
せん‐しょう【賤称】
身分的にいやしめていう称。
せん‐しょう【選奨】‥シヤウ
よいものをえらんで、これを奨励すること。「優良図書を―する」
せん‐しょう【鮮少】‥セウ
(「鮮」はすくない意)きわめて少ないこと。わずかなこと。「―の事例」
せん‐じょう【千丈】‥ヂヤウ
1丈の千倍。非常に長いこと。
⇒千丈の堤も蟻穴より崩る
せん‐じょう【千乗】
[孟子梁恵王上]
①千台の車。千台の兵車。
②(周の兵制で、大国の諸侯は戦時にその領地から千台の兵車を出したところから)大諸侯の称。
⇒せんじょう‐の‐くに【千乗の国】
せん‐じょう【千畳】‥デフ
①(山などの)いくえにもかさなること。
②千枚のたたみ。
⇒せんじょう‐じき【千畳敷】
せんじょう【占城】‥ジヤウ
中国の歴史書に見えるチャンパの称。
せん‐じょう【先生】‥ジヤウ
①師匠。師と仰ぐ人。また、人の敬称。せんせい。太平記10「彼の田広―」→わせんじょう(我先生)。
②(→)帯刀先生たちはきせんじょうのこと。
③(→)前生ぜんしょうに同じ。日本霊異記中「―に位の上の人」
せん‐じょう【洗浄】‥ジヤウ
あらいきよめること。洗滌。「胃を―する」
⇒せんじょう‐ざい【洗浄剤】
せん‐じょう【洗滌】‥デウ
(センデキの慣用読み)洗いすすぐこと。洗浄。
せん‐じょう【扇状】‥ジヤウ
扇を開いた形。
⇒せんじょう‐ち【扇状地】
せん‐じょう【船上】‥ジヤウ
船の上。「―生活」
せん‐じょう【戦状】‥ジヤウ
戦争の状況。戦況。
せん‐じょう【戦場】‥ヂヤウ
戦闘の行われる場所。戦地。
せん‐じょう【煽情・扇情】‥ジヤウ
情欲をそそりおこさせること。「―的」
せん‐じょう【線上】‥ジヤウ
①線の上。「球は―に落ちた」「捜査―に浮かぶ」
②成否の分かれるぎりぎりの所。「当落―にある」
せん‐じょう【線条】‥デウ
①すじ。せん。
②⇒せんじょう(繊条)。
⇒せんじょう‐こん【線条痕・旋条痕】
⇒せんじょう‐たい【線条体】
せん‐じょう【線状】‥ジヤウ
細長い、線の形をしていること。
せん‐じょう【繊条】‥デウ
①細い線。
②(「線条」とも書く)(→)フィラメントのこと。
ぜん‐しょう【全称】
〔論〕(universal)「主語の全範囲にわたる」の意。→特称→単称。
⇒ぜんしょう‐こうてい‐めいだい【全称肯定命題】
⇒ぜんしょう‐ひてい‐めいだい【全称否定命題】
⇒ぜんしょう‐めいだい【全称命題】
ぜん‐しょう【全勝】
すべての試合や勝負に勝つこと。「―優勝」
ぜん‐しょう【全焼】‥セウ
火災のために家屋・家財などが残らず焼失すること。まるやけ。
ぜん‐しょう【前生】‥シヤウ
前の世。ぜんせ。宇治拾遺物語4「―の運おろそかにして、身に過ぎたる利生にあづからず」。日葡辞書「ミナコレゼンジャウノイングヮナリ」
ぜん‐しょう【前哨】‥セウ
本隊の前方に特に警戒のために配置する部隊。また、その勤務。
⇒ぜんしょう‐せん【前哨戦】
ぜん‐しょう【前宵】‥セウ
まえのよい。前晩。
ぜん‐しょう【前章】‥シヤウ
前の章。前のくだり。
ぜん‐しょう【前檣】‥シヤウ
船首の方にあるほばしら。
ぜん‐しょう【前蹤】
前例。先蹤。
ぜん‐しょう【善祥】‥シヤウ
善いしるし。吉祥。
ぜん‐じょう【前条】‥デウ
前の箇条。前のくだり。「―に同じ」
ぜん‐じょう【軟障】‥ジヤウ
⇒ぜじょう
ぜん‐じょう【禅杖】‥ヂヤウ
坐禅の時、眠気を催すのを戒めるのに用いる杖。
ぜん‐じょう【禅定】‥ヂヤウ
〔仏〕(「禅」は梵語dhyānaの音写、「定」はその漢訳)
①心を静めて一つの対象に集中する宗教的な瞑想。また、その心の状態。「―に入る」→禅。
②修験しゅげん道で、富士山・白山・立山などの霊山に登って修行すること。
③(霊山山頂での修行から)霊山の頂上。
⇒ぜんじょう‐たいこう【禅定太閤】
⇒ぜんじょう‐に【禅定尼】
⇒ぜんじょう‐の‐あたり【禅定の当り】
⇒ぜんじょう‐の‐ゆみ【禅定の弓】
⇒ぜんじょう‐ほうおう【禅定法皇】
⇒ぜんじょう‐もん【禅定門】
ぜん‐じょう【禅譲】‥ジヤウ
①中国で、帝王がその位を世襲せずに有徳者に譲ること。尭が舜に、舜が禹に帝位を譲った類。
②天子が皇位を譲ること。
⇒ぜんじょう‐ほうばつ【禅譲放伐】
せん‐しょうあん【千少庵】‥セウ‥
安土桃山時代の茶人。千家流茶道をついで少庵宗淳と号した。利休の女婿。母は利休の後妻宗恩。子は宗旦。利休の遺跡不審庵を再興。(1546〜1614)
⇒せん【千】
せんしょう‐おとこ【僭上男】‥シヤウヲトコ
身のほど知らずにぜいたくをする男。日本永代蔵4「世上構はず―、如何に己れが金銀遣うてすればとて」
⇒せん‐しょう【僭上】
せんじょう‐が‐たけ【仙丈ヶ岳】‥ヂヤウ‥
長野・山梨県の境、赤石山脈北部にある山。標高3033メートル。山頂直下に小カールがあり、高山植物の宝庫。
仙丈ケ岳
提供:オフィス史朗
せんじょう‐が‐はら【戦場ヶ原】‥ヂヤウ‥
栃木県奥日光、中禅寺湖の北方、男体なんたい山の西方に広がる湿原。土砂の流入による乾燥化が進行。
戦場ヶ原
撮影:関戸 勇
ぜんしょう‐こうてい‐めいだい【全称肯定命題】
主語の全範囲にわたって肯定する命題。「すべてのSはPである」。全称肯定判断。
⇒ぜん‐しょう【全称】
せんじょう‐こん【線条痕・旋条痕】‥デウ‥
すじ状のあとかた。特に、ライフルから発した弾丸についたもの。
⇒せん‐じょう【線条】
せんじょう‐ざい【洗浄剤】‥ジヤウ‥
①(→)洗剤に同じ。
②(洗滌剤とも)創面などを洗浄して、局所の殺菌・消毒や異物の除去に用いる薬液。生理食塩水・昇汞しょうこう水・硝酸銀水の類。
⇒せん‐じょう【洗浄】
せんじょう‐さん【船上山】‥ジヤウ‥
鳥取県西部、東伯郡西端琴浦町にある大山だいせん火山群中の山。標高616メートル。1333年(元弘3)、名和長年が隠岐おきから脱出した後醍醐天皇を奉じて山上の智積寺を行在所あんざいしょとし、奮戦した所。せんじょうせん。
せんしょう‐し【戦傷死】‥シヤウ‥
戦傷がもとで死ぬこと。
⇒せん‐しょう【戦傷】
せんしょう‐じ【専照寺】‥セウ‥
福井市にある真宗三門徒派の本山。1396年(応永3)大町専修寺から分立して浄一が創建。1724年(享保9)現在地に移転。中野本山。
せんじょう‐じき【千畳敷】‥デフ‥
①畳千枚を敷くほどの大広間。また、それほどの広さ。
②岩盤からなる広い台地状の地形。和歌山県白浜海岸、埼玉県長瀞ながとろの河床、木曾駒ヶ岳のカール地形など。
⇒せん‐じょう【千畳】
せん‐しょうしょ【銭鍾書】
(Qian Zhongshu)中国の作家・比較文学研究者。江蘇省無錫むしゃく生れ。作品が批判をうけ古典研究に沈潜。作「結婚狂詩曲」「管錘編」。(1910〜1998)
せんしょう‐せき【尖晶石】‥シヤウ‥
〔鉱〕(→)スピネルに同じ。
ぜんしょう‐せん【前哨戦】‥セウ‥
①本隊同士の戦闘に先だって、両軍の前哨の間で行われる小戦闘。
②本格的な活動に入る前の手始めの行動。
⇒ぜん‐しょう【前哨】
せんじょう‐たい【線条体】‥デウ‥
〔医〕大脳基底核のうち、尾状核とレンズ核の被殻とを結ぶ灰白質。大脳皮質・視床・中脳黒質などから入力線維を受け、出力線維をレンズ核の淡蒼球(古線条体)に送る。錐体外路系の中枢の一つ。
⇒せん‐じょう【線条】
ぜんじょう‐たいこう【禅定太閤】‥ヂヤウ‥カフ
(→)禅閤に同じ。
⇒ぜん‐じょう【禅定】
せんじょう‐ち【扇状地】‥ジヤウ‥
川が山地から平地へ流れる所にできた、下流に向かって扇状に拡がる地形。流れの勢いが急に緩やかになって砂礫を堆積した結果、形成されたもの。
⇒せん‐じょう【扇状】
せんしょう‐とう【船檣灯】‥シヤウ‥
(→)檣灯に同じ。
⇒せん‐しょう【船檣】
ぜんしょう‐とう【前照灯】‥セウ‥
自動車・電車・機関車などの前方を照らす灯火。ヘッドライト。
ぜんじょう‐に【禅定尼】‥ヂヤウ‥
仏門に入った(在家の)女子。禅尼。転じて、女子の戒名につける語。
⇒ぜん‐じょう【禅定】
ぜんじょう‐の‐あたり【禅定の当り】‥ヂヤウ‥
必ずあたること。必ず射当てること。→定じょうの弓。
⇒ぜん‐じょう【禅定】
せんじょう‐の‐くに【千乗の国】
周代に、兵車千乗を出す資格のある諸侯の国。転じて、大諸侯の領国。
⇒せん‐じょう【千乗】




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