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そ【俎】🔗🔉

】 ①木製の平板の台で、2足または4足のついたもの。豆とうと共に中国の重要な祭器で、犠牲いけにえの肉をのせて供える。 俎 ②まないた。

そ【祖】🔗🔉

】 ①家系の初代。また、父より前の直系血縁者。とおつおや。 ②ある物事を開き始めた人。「中興の―」 ③はじめ。もと。

そ【疽】🔗🔉

】 [正字通「癰ようの深き者を疽と曰う、疽の深ければ悪、癰の浅ければ大なり」]悪性の腫物の一種。主に背部に生じ、筋骨を腐らす。癰の類。

そ【租】🔗🔉

】 ①年貢。税金。みつぎ。 ②律令制の現物納租税の一種。口分田・位田・職田しきでんなど私的用益を許した田から収穫の一部を現物納させたもの。率は大化改新後おおむね田1段につき1束5把、すなわち収穫の約3パーセント。租の大半は諸国に納められて正税しょうぜいと呼び、毎年出挙すいこして利稲を国郡の費用とした。田租でんそ

そ【素】🔗🔉

】 (呉音はス) ①白色の絹。また、白色。無地むじ。 ②〔数〕「互いに素」参照。 ③〔化〕元素の名に付ける語。

そ【疏】🔗🔉

】 (「疎」の本字。呉音はショ) ①箇条書にして陳述すること。また、その文書。官にたてまつる文書。上奏文。 ②禅宗寺院における公文書。四六文が用いられ、五山文学の1ジャンルをなした。 ③注釈。注に対してさらに注を加えたもの。しょ。「三経義―ぎしょ」 ④「主典さかん参照。

そ【粗】🔗🔉

】 ①あらいこと。雑なこと。そまつなこと。 ②贈物などに付ける謙称。

そ【組】🔗🔉

】 組合の略。

そ【酥】🔗🔉

】 牛または羊の乳を煮つめて濃くしたもの。煉乳。酪。蘇。民部省式「凡そ諸国、―を貢る」

そ【楚】🔗🔉

】 ①中国古代、春秋戦国時代の国。戦国七雄の一つ。長江中下流域を領有。戦国時代には、帝顓頊せんぎょくの子孫を自称。春秋の初め王号を称する。郢えいに都し、強大を誇ったが、秦のために滅ぼされた。中原諸国とは風俗言語も異なり、蛮夷の国と見なされた。( 〜前223) ②中国、隋末の617年林士弘が江南に建てた国。都は予章。(617〜622) ③中国、五代十国の一つ。許州の人、馬殷が湖南に建てた国。都は潭州。6世で南唐に滅ぼされた。(907〜951) ④中国、北宋滅亡の後、1127年金によって建てられた国。皇帝は北宋の宰相張邦昌。1カ月で滅亡。

広辞苑 ページ 11354