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て‐も‐なく【手も無く】🔗🔉

て‐も‐なく手も無く⇒て(手)(成句)

で‐もの【出物】🔗🔉

で‐もの出物】 ①ふきでもの。はれもの。 ②屁。おなら。 ③芝居茶屋から見物席へ出す茶菓・弁当など。また一般に、客に出す料理。歌舞伎、お染久松色読販「奥より巴屋新八、―を持つて出て来り」 ④中古品・不動産などの売りに出された物。転じて、安く扱われる意の通用語。浄瑠璃、神霊矢口渡「此の六蔵はおちやつぴい、―になつて今はこのざま」。「良い―があります」 ⑤だしもの。演目。梅暦「こよひよばれしお客の好み、―さらうて一心に」 ⇒出物腫物所嫌わず

で‐もの【出者】🔗🔉

で‐もの出者】 ①出しゃばる人。〈日葡辞書〉 ②能楽で、役者が扮装して舞台に出る役柄。能舞台の登場人物。三道「その能の開口より、―の品々によりて」 ○出物腫物所嫌わずでものはれものところきらわず 屁もできものも、あれこれ場所・場合に関係なく、おかまいなしに出る。産気づくことにもいう。「出物腫物時知らず」とも。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「―、ひよつとその場で気がついたら」 ⇒で‐もの【出物】

て‐もめ【手揉め】🔗🔉

て‐もめ手揉め】 自腹を切って客をもてなすこと。特に、商売女が自分の負担で客を遊ばせること。浄瑠璃、女殺油地獄「太鼓すぎてとささやくは女郎の―の振舞客」

て‐もり【手盛り】🔗🔉

て‐もり手盛り】 ①自分で自分の食物を食器に盛ること。好色一代男4「椎の葉に粟のめしを―に」 ②(多く「お―」の形で)自分勝手に私利をはかること。「お―予算」 ⇒手盛りを食う ○手盛りを食うてもりをくう 人の計略にかかる。一杯くう。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「手盛りを食ふて伝八が外からしやんと閉めくくり」 ⇒て‐もり【手盛り】

広辞苑 ページ 13564