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いも【芋・藷・薯】🔗🔉

いも芋・藷・薯】 ①サトイモ・ヤマノイモ・ジャガイモ・サツマイモなどの総称。俳諧ではサトイモをいう。〈[季]秋〉。武烈紀(図書寮本)永治頃点「使掘薯預イモホラシム」 ②植物の地下茎または根の発達したもの。 ③俗に、野暮ったい人や物をいう。「―侍」 ⇒芋の煮えたも御存じない ⇒芋を洗う

いも【妹】🔗🔉

いも】 ①兄弟から見て、女のきょうだい。年上にも年下にもいう。平安時代以後、「いもうと」が多く使われ、「いも」は歌語・熟語として残る。万葉集6「言こと問はぬ木すら―と兄ありとふをただ独り子にあるが苦しさ」↔兄。 ②男が女を親しんでいう語。主として妻や恋人にいう。万葉集5「―が見し楝おうちの花は散りぬべし」↔兄。 ③女同士が親しんで、またたわむれにいう語。あなた。万葉集4「―がため袖さへ濡れて」(紀郎女)

いも【痘】🔗🔉

いも】 疱瘡ほうそう。また、そのあと。あばた。広津柳浪、今戸心中「年は四十ばかりで、軽かろからぬ痘痕いもがあつて」

いも‐あらし【芋嵐】🔗🔉

いも‐あらし芋嵐】 里芋の葉をばたばたさせて吹く強い風。〈[季]秋〉

いも‐あん【藷餡】🔗🔉

いも‐あん藷餡】 サツマイモなどをふかしてすりつぶし、砂糖を加えて練った餡。

いもい【斎ひ】イモヒ🔗🔉

いもい斎ひイモヒ ①ものいみ。精進しょうじん。斎戒。竹取物語「―をして我は居らむ」 ②ものいみの食事。斎食。

いも・う【斎ふ】イモフ🔗🔉

いも・う斎ふイモフ 〔自四〕 神を祭るため、いみ清める。河海抄17「ひもろぎ立てて―・へども」

いも‐うと【妹】🔗🔉

いも‐うと】 (イモヒト(妹人)の音便) ①兄弟から見て、女のきょうだい。古くは年上にも年下にもいう。源氏物語帚木「いとよく似通ひたれば、―と聞き給ひつ」↔兄人せうと。 ②同じ親から生まれた年下の女子。 ③義妹。すなわち妻の妹、夫の妹、弟の妻。 ⇒いもうと‐ご【妹御】 ⇒いもうと‐じょろう【妹女郎】 ⇒いもうと‐ぶん【妹分】

広辞苑 ページ 1430