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にが‐な【苦菜・黄瓜菜】🔗⭐🔉
にが‐な【苦菜・黄瓜菜】
キク科の多年草。路傍・田畑に普通。高さ約40センチメートル。葉は下のものほど細長い。夏、黄色の舌状花数個から成る頭状花をつける。茎・葉に白汁を有し、苦味が多い。分布が広く、また環境により多形を示し、舌状花の数の多いものをハナニガナなどと呼ぶ。高山にはタカネニガナがある。〈本草和名〉
ニガナ
提供:OPO
にがにが‐し・い【苦苦しい】🔗⭐🔉
にがにが‐し・い【苦苦しい】
〔形〕[文]にがにが・し(シク)
甚だいとわしい。非常に不愉快だ。平家物語10「大納言―・しう恥づかしう思ひ給ひて」。「―・い思いをする」
にが‐はだ【苦膚】🔗⭐🔉
にが‐はだ【苦膚】
シラミなどが嫌ってとりつかない膚。
にが‐びゃくどう【二河白道】‥ダウ🔗⭐🔉
にが‐びゃくどう【二河白道】‥ダウ
〔仏〕善導が「観経疏散善義」で説いた比喩ひゆ。おそろしい火・水の二河に挟まれた細い白道を、西方浄土に到る道にたとえたもの。火の河は衆生の瞋恚しんい、水の河は衆生の貪愛とんあい、白道は浄土往生を願う清浄の信心を表す。二河。白道。
にが‐み【苦み・苦味】🔗⭐🔉
にが‐み【苦み・苦味】
(ミは接尾語。「味」は当て字)
①にがい味。また、その程度。「―を感じる」
②不快な気持。また、不快そうな様子。
③男の顔のひきしまってりりしいこと。浮世風呂2「―のある能い男さ」
にがみ‐か・く【苦み掛く】🔗⭐🔉
にがみ‐か・く【苦み掛く】
〔自下二〕
顔をしかめながら向かって来る。狭衣物語3「いでやいでやと―・くるけしきややもせば食ひつきぬべし」
にがみ‐き・る【苦み切る】🔗⭐🔉
にがみ‐き・る【苦み切る】
〔自五〕
ひどくにがにがしい顔つきをする。にがりきる。
にが‐みず【苦水】‥ミヅ🔗⭐🔉
にが‐みず【苦水】‥ミヅ
硫化物の混入した毒水。肥後風土記逸文「もろもろの魚、酔ひて死ぬ。土人くにひと―と名づく」
にがみ‐ばし・る【苦み走る】🔗⭐🔉
にがみ‐ばし・る【苦み走る】
〔自五〕
男の顔つきがひきしまってりりしいさまである。「―・った好い男」
にが・む【苦む】🔗⭐🔉
にが・む【苦む】
[一]〔自四〕
①不快に思って顔をしかめる。にがにがしく思う。にがる。宇津保物語楼上上「いかに仕らむと―・みて」
②しわが寄る。宇治拾遺物語4「(大豆が)あたたかなる時、酢をかけつれば、酢むつかりとて、―・みて、よくはさまるるなり」
[二]〔他下二〕
にがい顔をする。きらって顔をしかめる。しぶづらをする。源平盛衰記4「先王の舞を舞ふなるには、面模めんもの下にて鼻を―・むる事に侍る也」
広辞苑 ページ 14882。