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はま‐にがな【浜苦菜】🔗🔉

はま‐にがな浜苦菜】 ①キク科の多年草。海浜の砂地に自生。根茎は砂中を横走する。葉は深く切れこみ、複葉状。夏、黄色のニガナに似た頭状花を開く。ハマイチョウ。 ②ボウフウの別称。〈[季]春〉。〈本草和名〉

はま‐にんじん【浜人参】🔗🔉

はま‐にんじん浜人参】 〔植〕ハマゼリの別称。

はま‐ね【浜値】🔗🔉

はま‐ね浜値】 魚類などが水揚げ地で取引される値段。

はま‐の‐まさご【浜の真砂】🔗🔉

はま‐の‐まさご浜の真砂】 浜辺にある砂。数多いたとえにいう語。古今和歌集「―の数多くつもりぬれば」

はま‐ばた【浜端】🔗🔉

はま‐ばた浜端】 浜の水ぎわ。はまべ。

はま‐び【浜傍】🔗🔉

はま‐び浜傍】 浜の曲がって入りこんだ所。万葉集5「大伴の御津みつの―に」

はま‐ひさぎ【浜楸】🔗🔉

はま‐ひさぎ浜楸】 浜に生えているひさぎ。万葉集11「波の間ゆ見ゆる小島の―久しくなりぬ君にあはずして」

はま‐びさし【浜庇】🔗🔉

はま‐びさし浜庇】 ①(万葉集の「はまひさぎ」を伊勢物語で読み誤って生じた歌語という。和歌で、「久し」を言い出す序に用いる)浜辺の家の庇。伊勢物語「浪間より見ゆる小島の―久しくなりぬ君にあひみで」。新撰六帖3「―させるかひなきすみかにも」 ②浜辺に波が打ち寄せて砂をえぐったように見える部分とも説く。三冊子「―は高砂たかまさごの崩れかかりたるが庇のごとく成るとなり。また浜にある家・苫屋とまやなどの類ともいへり」

はま‐びし【浜菱】🔗🔉

はま‐びし浜菱】 ハマビシ科の一年草。海岸に生え、世界の暖地・乾燥地に広く分布。茎は地上を這い、多数分岐、鋭いとげが多い。葉は羽状複葉。夏、葉腋に黄色5弁の小花を単生する。花後、ヒシの実に似たとげを有する乾果を結ぶ。この漢方生薬名を蒺しつりしと呼び、利尿・消炎・通経薬とする。漢名、蒺藜・蒺

はま‐びと【浜人】🔗🔉

はま‐びと浜人】 浜辺に住む人。漁夫。

はま‐ひめ【浜姫】🔗🔉

はま‐ひめ浜姫】 浜辺に住む女。あま。夫木和歌抄25「秋風の吹き出の浜の―は」

はま‐ひるがお【浜昼顔】‥ガホ🔗🔉

はま‐ひるがお浜昼顔‥ガホ ヒルガオ科の蔓性多年草。暖地の海岸の砂地に自生。茎は長く地に臥す。葉は腎臓形厚質で光沢がある。初夏、葉腋にアサガオに似た淡紅色の花を開く。旧大陸の温帯・熱帯海岸に広く分布。果実は海流で散布。〈[季]夏〉

広辞苑 ページ 16053