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みち【道・路・途・径】🔗🔉

みち道・路・途・径】 (道の意の「ち」に接頭語「み」がついて出来た語) ①人や車などが往来するための所。通行する所。道路。通路。万葉集17「玉桙たまほこの―をた遠み」。「―なき―を行く」「―に迷う」「―が悪い」 ②目的地に至る途中。土佐日記「舟を出して漕ぎ来る―に手向たむけする所あり」。「帰る―で見つけた」 ③みちのり。距離。平家物語9「都へ近づく事もわづかに一日の―なれば」。「―が遠い」「千里の―を遠しともせず」 ④(転じて)人が考えたり行なったりする事柄の条理。道理。万葉集5「かくばかりすべなきものか世の中の―」。「人の―に背く」 ⑤特に、儒教・仏教などの特定の教義。「仏の―」 ⑥道理をわきまえること。分別。浄瑠璃、松風村雨束帯鑑「―ある男子」 ⑦てだて。手法。手段。平家物語5「馬に乗つつれば落つる―を知らず」。「和解の―がない」「―を失う」 ⑧方面・分野。そのむき。「その―の達人」「歌の―」 ⑨足場。踏台。〈日葡辞書〉 ⇒道が開ける ⇒道の傍の碑の文 ⇒道は近きにあり、しかるにこれを遠きに求む ⇒道を切る ⇒道を付ける

みち【海驢】🔗🔉

みち海驢】 アシカの古名。神代紀「乃ち―皮八重を鋪設きて」

みち【蜜】🔗🔉

みち(→)「みつ」に同じ。宇津保物語蔵開上「一つには―、一つには甘葛あまずら入れて」

み‐ち【未知】🔗🔉

み‐ち未知】 まだ知らないこと。まだ知られていないこと。「―の世界」↔既知

みちあえ‐の‐まつり【道饗の祭】‥アヘ‥🔗🔉

みちあえ‐の‐まつり道饗の祭‥アヘ‥ 律令制で、6月・12月の両度、京都の四隅の道上で八衢比古やちまたひこ・八衢比売やちまたひめ・久那斗くなとの3神を祀る祭事。魑魅ちみ・妖物に食物を饗して、その京都に入るのを防いだ。ちあえのまつり。→四角四境しかくしきょうの祭

みち‐あけ【道開け】🔗🔉

みち‐あけ道開け】 ①交際を始めること。 ②嫁が親類に挨拶まわりすること。 ③(→)「ほとけおろし」に同じ。

広辞苑 ページ 18870