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や‐たけび【矢叫び】🔗🔉

や‐たけび矢叫び(→)「やさけび」に同じ。

や‐たて【矢立】🔗🔉

や‐たて矢立】 ①矢を納めて立てておく道具。 ②「矢立の硯」の略。武将が陣中で箙えびらの中などに入れて携帯した小さい硯箱。南北朝ごろから使われた。源平盛衰記4「懐中より―墨筆取出して」 ③墨壺に筆を入れる筒の付いたもの。帯に差し込みなどして携帯する。江戸時代に使われた。石筆。墨斗。奥の細道「是を―の初として、行く道なほすすまず」 矢立 矢立 提供:竹中大工道具館 ④魔脅まおどし。東北地方でいう。

や‐たて【家建て】🔗🔉

や‐たて家建て】 家を建てること。また、その建てかた。

や‐だな【矢棚】🔗🔉

や‐だな矢棚】 海辺に設け、漁網を干す棚。

や‐だね【矢種】🔗🔉

や‐だね矢種】 ①箙えびらなどにおさめて帯びた矢。射るために用意した矢の全部。平家物語7「有国深入りして戦ふ程に、―皆射尽して」 ②(→)に同じ。

やた‐の‐かがみ【八咫鏡】🔗🔉

やた‐の‐かがみ八咫鏡】 (巨大な鏡の意)三種の神器の一つ。記紀神話で天照大神が天の岩戸に隠れた時、石凝姥命いしこりどめのみことが作ったという鏡。天照大神が瓊瓊杵尊ににぎのみことに授けたといわれる。伊勢神宮の内宮に天照大神の御魂代として奉斎され、その模造の神鏡は宮中の賢所かしこどころに奉安される。まふつのかがみ。やたかがみ。神代紀「中つ枝には―を懸とりかけ」

やた‐の‐からす【八咫の烏】🔗🔉

やた‐の‐からす八咫の烏(→)「やたがらす」に同じ。

や‐たば【矢束】🔗🔉

や‐たば矢束】 ①矢の長さ。やつか。→束そく。 ②矢を束ねたもの。

や‐たばね【矢束ね】🔗🔉

や‐たばね矢束ね】 箙えびらの下方に付けて、箙に差した矢が動き乱れないように束ねる緒。

やたべ【矢田部】🔗🔉

やたべ矢田部】 姓氏の一つ。 ⇒やたべ‐りょうきち【矢田部良吉】

やたべ‐りょうきち【矢田部良吉】‥リヤウ‥🔗🔉

やたべ‐りょうきち矢田部良吉‥リヤウ‥ 植物学者・詩人。号は尚今。伊豆(静岡県)生れ。東大教授・東京博物館長。1882年(明治15)井上哲次郎・外山正一とともに「新体詩抄」を著して新体詩運動の先駆をなした。著「日本植物図解」「日本植物篇」など。(1851〜1899) ⇒やたべ【矢田部】

広辞苑 ページ 19778