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やわ‐かヤハカ🔗🔉

やわ‐かヤハカ 〔副〕 ①反語を表す。どうしてか。いかでか。やわ。太平記17「―叶ふべき」 ②万に一つも。よもや。謡曲、檀風「―さやうには仰せ候ふまじ」

やわ・し【飢し】🔗🔉

やわ・し飢し】 〔形ク〕 (歴史的仮名遣ヤハシとも)飢えている。南海寄帰内法伝平安後期点「腹餓ヤワシと雖も、終宵詎たれか非時の過を免れむ」

やわ・す【和す】ヤハス🔗🔉

やわ・す和すヤハス 〔他四〕 ①やわらかにする。 ②やわらげる。平穏にする。万葉集20「まつろへぬ人をも―・し」

やわた【八幡】ヤハタ🔗🔉

やわた八幡ヤハタ ①京都府南部の市。市域西部の男山丘陵にある石清水いわしみず八幡宮の門前町として発達。男山団地などの建設により人口が急増。人口7万4千。 ②千葉県市川市の地名。 ③⇒やはた⇒やわた‐ぐろ【八幡黒】 ⇒やわた‐ごぼう【八幡牛蒡】 ⇒やわた‐の‐やぶしらず【八幡の不知藪】 ⇒やわた‐まき【八幡巻】

やわた‐ぐろ【八幡黒】ヤハタ‥🔗🔉

やわた‐ぐろ八幡黒ヤハタ‥ 純黒に染めた柔軟な革。石清水いわしみず八幡宮の神人らが製したのでこの名がある。下駄の鼻緒に使用。 ⇒やわた【八幡】

やわた‐ごぼう【八幡牛蒡】ヤハタ‥バウ🔗🔉

やわた‐ごぼう八幡牛蒡ヤハタ‥バウ 山城国八幡山(現、京都府八幡市)あたりから産出する、名物のゴボウ。淀川上下の舟へは、これを「たたき」にして売った。 ⇒やわた【八幡】

やわた‐ごま【八幡駒】ヤハタ‥🔗🔉

やわた‐ごま八幡駒ヤハタ‥ 青森県八戸はちのへで作られる、木製彩色馬の玩具。八戸市西郊にある櫛引くしびき八幡宮の例大祭で売られた。

やわた‐せいてつじょ【八幡製鉄所】ヤハタ‥🔗🔉

やわた‐せいてつじょ八幡製鉄所ヤハタ‥ 軍需産業の中心として日本鉄鋼業の発達を主導した国営製鉄所。1901年(明治34)福岡県遠賀郡八幡町(現、北九州市八幡東区)で操業開始。日本最初の銑鋼一貫製鉄所。34年民間鉄鋼企業の一部と合同して半官半民の日本製鉄株式会社となる。第二次大戦後、富士製鉄・八幡製鉄の2社に分割解体。70年再合併して新日本製鉄となる。

広辞苑 ページ 19929