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よわ‐よわ【弱弱】🔗⭐🔉
よわ‐よわ【弱弱】
きわめて弱いこと。力がぬけたようなさま。古今著聞集12「運つきはて候ひて、力―と覚え候ひて」
よわよわ‐し・い【弱弱しい】🔗⭐🔉
よわよわ‐し・い【弱弱しい】
〔形〕[文]よわよわ・し(シク)
きわめて弱く見える。いかにも力や元気がないさまである。「―・い声」
よわり【弱り】🔗⭐🔉
よわり【弱り】
弱ること。衰えること。おとろえ。
よわり‐き・る【弱り切る】🔗⭐🔉
よわり‐き・る【弱り切る】
〔自五〕
①すっかり弱る。すっかり衰える。きわめて衰弱する。
②非常に困る。困りぬく。「―・った顔をして相談に来た」
よわり‐だいこ【弱り大根】🔗⭐🔉
よわり‐だいこ【弱り大根】
(尾張大根をもじっていう)弱ること、閉口することにいう語。
よわり‐ぬ・く【弱り抜く】🔗⭐🔉
よわり‐ぬ・く【弱り抜く】
〔自五〕
たいへん弱る。弱ってしまう。
よわり‐は・てる【弱り果てる】🔗⭐🔉
よわり‐は・てる【弱り果てる】
〔自下一〕[文]よわりは・つ(下二)
①すっかり弱くなる。非常に衰える。
②非常に困る。途方にくれる。「道に迷って―・てた」
よわり‐め【弱り目】🔗⭐🔉
よわり‐め【弱り目】
弱った状態。弱った時。
⇒弱り目に祟り目
○弱り目に祟り目よわりめにたたりめ
不運の上に不運が重なること。「泣面なきつらに蜂」に同趣意。
⇒よわり‐め【弱り目】
よわ・る【弱る】🔗⭐🔉
よわ・る【弱る】
〔自五〕
①からだが弱くなる。また、勢力や気力が衰える。源氏物語夕顔「二三日になりぬるに、むげに―・るやうにし給ふ」。「足腰が―・る」「雨脚が―・る」
②肉・魚などが腐る。日本永代蔵2「―・りし鯛の腹に針の立て所」
③こまる。困却する。閉口へいこうする。「金かねが足りなくて―・っている」
○世を挙げてよをあげて
世の中の人がすべて。「―のお祭り気分」
⇒よ【世・代】
○世を出づよをいづ
俗世をのがれ出る。遁世とんせいする。出家する。千載和歌集恋「世をいではてぬ関となるらむ」
⇒よ【世・代】
○世を籠むよをこむ
これから先、命が長い。年が若い。源氏物語手習「世を籠めたる盛にては、つひにいかがとなむ見給へ侍る」
⇒よ【世・代】
○夜を籠むよをこむ
まだ夜が深い。まだ夜が明けない。枕草子136「夜をこめて鳥のそらねははかるとも世に逢坂の関はゆるさじ」。日葡辞書「ヨヲコメテモノヲスル」
⇒よ【夜】
○世を去るよをさる
死ぬ。「失意のうちに―」
⇒よ【世・代】
○世を忍ぶよをしのぶ
世間の人の目を避けて、隠れて暮らす。「―仮の姿」
⇒よ【世・代】
○世を知るよをしる
①世の中のことをさとる。世情を知る。
②男女の情を解する。世づく。源氏物語夕顔「世をまだ知らぬにもあらず」
③国を治める。国政を執る。栄華物語疑「世をしりそめさせ給ひて後」
⇒よ【世・代】
○世を捨てるよをすてる
出家する。または隠遁する。
⇒よ【世・代】
○世を背くよをそむく
①俗世間に背をむける。隠遁する。出家する。
②他界する。死ぬ。
⇒よ【世・代】
○世を保つよをたもつ
国を治める。大鏡文徳「世を保たせ給ふこと八年」
⇒よ【世・代】
○世を尽くすよをつくす
一生を送る。新古今和歌集雑「白浪の寄するなぎさに―」
⇒よ【世・代】
○夜を徹するよをてっする
一晩中寝ないで物事をする。徹夜する。「夜を徹して歩く」
⇒よ【夜】
○世を遁れるよをのがれる
俗塵の世から身を去る。出家する。世を離れる。「戦乱の―」
⇒よ【世・代】
○世を離れるよをはなれる
「世を遁のがれる」に同じ。→世(成句)
⇒よ【世・代】
○世を憚るよをはばかる
人前に出るのを遠慮して慎む。世間に気がねして、ひっそりと暮らす。「―二人の仲」
⇒よ【世・代】
○世を張るよをはる
見栄みえを張る。世間体をとりつくろう。
⇒よ【世・代】
○夜を日に継ぐよをひにつぐ
[孟子離婁下]昼も夜も休まずつづけて物事をする。狂言、石神「世帯のことと申せば、夜を日に継いで油断なうかせぎまする」
⇒よ【夜】
○世を響かすよをひびかす
世間に大評判を立てる。
⇒よ【世・代】
○世を済すよをわたす
衆生を済度する。栄華物語鶴林「仏の世に出で給ひて、世を済し給へる、涅槃の山に隠れ給ひぬ」
⇒よ【世・代】
○世を渡るよをわたる
生計を立てる。生きていく。「―術すべを知らない」
⇒よ【世・代】
広辞苑 ページ 20395。