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えのう【慧能】ヱ‥🔗🔉

えのう慧能ヱ‥ 唐代の僧。中国禅宗の第6祖。広東新興の人。5祖弘忍の付法を受け、六祖大師・曹渓大師などと称せられ、禅宗の大成者。門人きわめて多く、以後主流は南地に隆盛したので、その法系を南宗禅という。語録に「六祖壇経」がある。(638〜713)→南宗1

え‐の‐き【榎】🔗🔉

え‐の‐き】 ニレ科の落葉高木。関東以南の暖地に多く、高さ約10〜20メートル、直径1〜3メートル。樹皮は灰色。雌雄同株。初夏、淡黄色の花を開き、花後、球形の小核果を結ぶ。熟せば紅褐色。材は薪炭・器具などに用いる。江戸時代には街道の一里塚に植えた。果実は甘く、若葉は飯とともに炊いて食用とすることがあり、樹皮の煎汁は漢方で薬用。漢名、朴樹。「榎の花」は〈[季]夏〉。 えのき エノキ 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒えのき‐ぐさ【榎草】 ⇒えのき‐たけ【榎茸】

えのき‐ぐさ【榎草】🔗🔉

えのき‐ぐさ榎草】 トウダイグサ科の一年草。高さ約40センチメートル。葉は榎に似、夏の末、編笠形の苞のある淡褐色の小花をつける。編笠草。 ⇒え‐の‐き【榎】

えのき‐たけ【榎茸】🔗🔉

えのき‐たけ榎茸】 担子菌類の食用きのこ。傘の径5〜10センチメートル、黄褐色で中央は色が濃い。粘性があって美味。多く榎・柿などの枯切株に生ずる。栽培品は淡色で細く、別種に見える。ナメタケ(滑茸)。ナメコ(滑子)。ユキノシタ。〈[季]秋〉 ⇒え‐の‐き【榎】

えのき‐でら【榎寺】🔗🔉

えのき‐でら榎寺】 福岡県太宰府市にある菅原道真の配所。「恩賜御衣今在此」の詩を吟じた所と伝える。

え‐の‐ぐ【絵具】ヱ‥🔗🔉

え‐の‐ぐ絵具ヱ‥ 絵の彩色に用いる材料。ふつう水・油などで溶いて使うものをいうが、広くはクレヨンなども含めていう。顔料。

え‐の‐こ【犬子・犬児・狗】ヱ‥🔗🔉

え‐の‐こ犬子・犬児・狗ヱ‥ 犬の子。子犬。平家物語12「白い―の走り出でたるをとらんとて」

え‐の‐ご【痤】🔗🔉

え‐の‐ご】 ①腿ももの付け根。鼠径そけい。 ②鼠径部の腫れ物。「いぬご」「いのご」とも。

広辞苑 ページ 2249