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御包み】🔗🔉

御包み】 赤ん坊を抱く時に使うふとん。ねんねこ、かいまきに似て、小形で袖のないもの。 おくれ

後れ・遅れ】🔗🔉

後れ・遅れ】 ①おくれること。あとになること。またその度合。狂言、双六「双六の―の筒をふるあした」。「―が出る」「―を取りもどす」「時代―」 ②ひるむこと。気おくれ。 ③負けること。劣ること。失敗。「―を取る」 ④「おくれ毛」の略。傾城禁短気「髪の曲わげ、―を抜き揃へて」 ⇒おくれ‐がけ【後れ駆け】 ⇒おくれ‐がみ【後れ髪】 ⇒おくれ‐げ【後れ毛】 ⇒おくれ‐ざき【後れ咲き】 ⇒おくれ‐はかい【遅れ破壊】 ⇒おくれ‐ばせ【後れ馳せ】 おくれ‐がけ

後れ駆け】🔗🔉

後れ駆け(→)「おくればせ」に同じ。 ⇒おくれ【後れ・遅れ】 おくれ‐がみ

後れ髪】🔗🔉

後れ髪(→)「おくれ毛」に同じ。〈日葡辞書〉 ⇒おくれ【後れ・遅れ】 おくれ‐げ

後れ毛】🔗🔉

後れ毛】 女の、ほつれて下がった髪の毛。おくれがみ。 ⇒おくれ【後れ・遅れ】 おくれ‐ざき

後れ咲き】🔗🔉

後れ咲き】 花の時季におくれて咲くこと。また、その花。 ⇒おくれ【後れ・遅れ】 おくれ‐さきだ・つ

後れ先立つ】🔗🔉

後れ先立つ】 〔自四〕 あとになったり先になったりする。ある人は生き残り、ある人は先に死んでゆく。保元物語(金刀比羅本)「されども―・つ習ひ、弓矢取る者の子供なれば力及ばざる事どもなり」 おくれ‐はかい

遅れ破壊】‥クワイ🔗🔉

遅れ破壊‥クワイ 高強度の部材が、設置から一定期間の経過後、特別な応力の作用なしに破断する現象。部材に加わる静荷重による。 ⇒おくれ【後れ・遅れ】 おくれ‐ばせ

後れ馳せ】🔗🔉

後れ馳せ】 おくれてその場所にかけつけること。時機におくれること。(自分の行動を恐縮していう)「―ながら御礼申し上げます」 ⇒おくれ【後れ・遅れ】 おく・れる

後れる・遅れる】🔗🔉

後れる・遅れる】 〔自下一〕[文]おく・る(下二) 自然の結果として、後からついて行くようになる意。転じて、後に残される意。また、ある基準に及ばない意。 ①(共に行動し存在するものより)あとになる。遅くなる。万葉集17「春さめにもえし柳か梅の花友に―・れぬ常のものかも」。土佐日記「ふんとき、これもちが舟の―・れたりし」。「一つ―・れて咲く」 ②他の立ち去ったあとにとどまる。とりのこされる。万葉集8「難波辺に人の行ければ―・れ居てわかなつむ児を見るがかなしさ」 ③人に先立たれる。生き残る。死におくれる。源氏物語若菜上「故院に―・れ奉りし頃ほひより」。徒然草「人に―・れて四十九日の仏事に」。「妻に―・れる」 ④時機を逸する。きまった時間や標準などよりおそくなる。崇神紀「すみやかに図るにあらずは、必ず―・れなむ」。「学校に―・れる」「経済の立ち直りが―・れている」 ⑤時計が標準時間よりあとになる。「1日に1秒だけ―・れる」 ⑥時勢・流行に追い付けなくなる。浮世風呂4「流行といふものは瞬めばたきをする間に―・れるから」 ⑦(容貌・性情・才能などの面で)他とくらべて及ばない。劣る。大鏡伊尹「よろづにととのひ給へるに、和歌のかたや少し―・れ給へりけん」。「演技力で彼に―・れる」 ⑧気おくれする。自信をなくし、しりごみする。源氏物語梅枝「あやしう、心―・れても進み出でつる涙かな」。狂言、文山立「『ああ、まづ待て待て』『何と―・れたか』」 ◇広く一般には「遅」。3・8にはふつう「後」を使う。 お‐ぐろ

広辞苑 ページ 2725