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くさずりびき【草摺引・草摺曳】🔗🔉

くさずりびき草摺引・草摺曳】 歌舞伎舞踊の一系統。長唄・荻江節。曾我五郎と朝比奈が鎧の草摺を引き合う荒事風江戸所作事で、草摺引物と総称。「分身草摺引」(長唄のち荻江節)、「菊寿の草摺」(長唄。通称、いきほひ)、「正札附根元草摺」(長唄。通称、正札附)など。

くさ‐せんり【草千里】🔗🔉

くさ‐せんり草千里】 熊本県北東部、阿蘇山の中央火口丘の一つ烏帽子岳えぼしだけ北斜面の火口跡。直径約1キロメートルの浅い窪地で、草原をなす。草千里ヶ浜。 草千里 撮影:山梨勝弘

くさ‐ぞうし【草双紙】‥ザウ‥🔗🔉

くさ‐ぞうし草双紙‥ザウ‥ ①江戸時代の通俗的な絵入りの読物。表紙の色や製本のしかたによって、赤本・黒本・青本・黄表紙・合巻ごうかんなどと呼ばれて時代を追って発展。体裁は、享保(1716〜1736)以後、だいたい大半紙半截はんせつ二つ折の中本形、1冊5丁で数冊を1部とするのが定型となっていた。 ②合巻の別称。 ③通俗的な読物。

くさ‐そてつ【草蘇鉄】🔗🔉

くさ‐そてつ草蘇鉄】 イワデンダ科のシダ。葉は束生し長さ約1メートル。端正な羽状葉で、羽片は下部ほど小形。形の異なる胞子葉を別に生ずる。山地に自生するが、観賞用にも栽培。若芽を食用。こごみ。雁足がんそく

くさ‐だ【草田】🔗🔉

くさ‐だ草田】 ①草の生い茂った田。公忠集「―にて秋よりとほに見えしかど程へにければ刈り積みてけり」 ②稲の茂っている田。夫木和歌抄12「露落つる―の穂先うちなびき朝吹く風は袖ぞ寒けき」

くさ‐だい【草代】🔗🔉

くさ‐だい草代】 草役米すなわち(→)野手米のてまいに同じ。また、他村の者に草を刈らせ、その代償として受け取った米銭。

広辞苑 ページ 5565