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よ‐だれ【涎】🔗🔉

よ‐だれ】 口の外に流れ垂れる唾液。古くは「よだり」。〈運歩色葉集〉。「うまそうで―が出る」 ⇒よだれ‐かけ【涎掛け】 ⇒よだれ‐がね【涎金】 ⇒よだれ‐くり【涎繰り】 ⇒涎を垂らす

よだれ‐かけ【涎掛け】🔗🔉

よだれ‐かけ涎掛け】 ①幼児の頤あごの下に掛けてよだれなどで着物のよごれるのを防ぐ布。あてこ。 ②(→)喉輪のどわ1に同じ。 ③〔建〕(→)瓔珞ようらく2の俗称。 ⇒よ‐だれ【涎】

よだれ‐がね【涎金】🔗🔉

よだれ‐がね涎金(→)喉輪のどわ1に同じ。 ⇒よ‐だれ【涎】

よだれ‐くり【涎繰り】🔗🔉

よだれ‐くり涎繰り】 涎を垂らすこと。また、涎を垂らしている者。日葡辞書「ヨダレクリ、また、ヨダレタレヂャ」 ⇒よ‐だれ【涎】 ○涎を垂らすよだれをたらす 欲しくてたまらないさまにいう。よだれを流す。垂涎すいぜん⇒よ‐だれ【涎】

○涎を垂らすよだれをたらす🔗🔉

○涎を垂らすよだれをたらす 欲しくてたまらないさまにいう。よだれを流す。垂涎すいぜん⇒よ‐だれ【涎】 よたろう与太郎‥ラウ ①おろか者。ばか者。落語で無知な悴せがれの名とする。 ②(浄瑠璃社会の隠語)うそつき。でたらめを言う者。また、うそ。でたらめ。洒落本、辰巳婦言「又おめえ―ぢやあねえか」 →よた よ‐だん予断】 前もって判断すること。「事態は―を許さない」 よ‐だん余談】 本筋をはなれた話。ほかの話。「―はさておき」 よだん‐かつよう四段活用‥クワツ‥ 動詞の活用の一つ。五十音図のア列・イ列・ウ列・エ列の四段に活用するもの。「書く(か・き・く・く・け・け)」の類。奈良時代には已然形と命令形とは別音であったが、平安時代に同音となった。現代かなづかいでは「書こう」のような形も認めるから、五段活用ともいう。 よち 同じ年頃の子供。おないどし。万葉集14「汝なれも吾あれも―をそ持てる」 よ‐ち予知】 前もって知ること。「地震を―する」 よ‐ち余地】 ①余っている、また、あいている土地。余分の土地。あきち。「立錐りっすいの―もない」 ②その事をなしうる機会。ゆとり。余裕。「議論の―はない」 よ‐ち輿地】 (輿こしのように万物をのせる地の意)大地。地球全体。全世界。 よ‐ぢか・し世近し】 〔形ク〕 余命がいくらもない。源氏物語若菜下「むげに―・くなりぬる心ちして」 よち‐こよち子】 同じ年頃の子供。よち。万葉集5「―らと手たづさはりて遊びけむ」 よちしりゃく輿地誌略】 ①世界各国の地誌大要を訳述した書。青地林宗訳。7巻。1826年(文政9)成る。 ②世界地理を略述した教科書。内田正雄・西村茂樹編訳。1870〜77年(明治3〜10)刊。11巻12冊。 よち‐ず輿地図‥ヅ [史記三王世家]地図。世界地図。 よ‐ちょう予兆‥テウ あらかじめ現れるきざし。事の前ぶれ。 よ‐ちょ‐きん預貯金】 預金と貯金。 よち‐よち 幼児・老人などが小さな歩幅で不安定に歩くさま。「ひよこが―とついて来る」「―歩き」 よ‐つ四つ】 ①数の名。よっつ。し。 ②4歳。 ③昔の時刻の呼び方。巳の刻、すなわちおよそ今の午前10時頃、および亥の刻、すなわちおよそ今の午後10時頃。よつどき。→時とき。 ④相撲で、双方が両手を差し合って組み合うこと。よつで。 ⑤(「和訓栞」は四足よつあしの意かという)近世以降、最下層身分の人を差別意識から卑しめていう語。 ⇒四つに組む よつ‐あし四足・四脚】 ①足が4本あること。また、そのもの。4本足。 ②特に、獣類。けもの。しそく。 ③四足門の略。 ④他人をののしっていう語。畜生。浄瑠璃、心中天の網島「太兵衛めに請出さるる腐り女の―めに」 ⇒よつあし‐どりい【四脚鳥居】 ⇒よつあし‐もん【四足門・四脚門】 よつあし‐どりい四脚鳥居‥ヰ (→)両部鳥居に同じ。 ⇒よつ‐あし【四足・四脚】 よつあし‐もん四足門・四脚門】 親柱の前後に袖柱各2本を設けた門。八脚門に次いで重要な門に使う。しきゃくもん。よつあし。 四足門 ⇒よつ‐あし【四足・四脚】 よつ‐い四居‥ヰ 相撲で、まわしの後部の称。また一般に腰をいう。曾我物語1「ちがひさまに―を取り」 よつ‐おけ四桶‥ヲケ (長野県筑摩地方で)馬に負わせて運ぶ下肥桶。1駄に4個つけたからいう。 よつ‐おり四つ折‥ヲリ ①二つに折りたたんだものを、さらに二つに折りたたむこと。 ②元禄(1688〜1704)頃、男女ともに結った髷まげの風。髷を四つに折った、複雑なもの。好色一代男1「髪は―にしどけなくつかねて」 よっ‐か四日】 (ヨカの転) ①四つの日数。 ②月の第4日。 よっ‐か欲火ヨククワ 欲情のさかんなことを火にたとえていう語。 よっ‐か翼下ヨク‥ ①鳥や飛行機の翼の下。 ②勢力の及ぶ範囲内。傘下。「―の組合」 よっ‐かい欲界ヨク‥ 〔仏〕 ⇒よくかい よっかいち四日市】 三重県北部、伊勢湾の西岸に面する市。東海道五十三次の一つ。港湾都市。第二次大戦後、石油化学のコンビナートを形成。人口30万4千。 ⇒よっかいち‐ぜんそく【四日市喘息】 よっかいち‐ぜんそく四日市喘息】 四日市市塩浜地区周辺で、1950年代後半に操業を開始した石油化学コンビナートから大気中に排出される二酸化硫黄など硫黄酸化物に起因して発生した喘息様症状を伴う慢性気管支炎。72年公害病に認定。 公害マスクをつける工場近くの四日市小学生 1965年4月 提供:毎日新聞社 ⇒よっかいち【四日市】 よつかいどう四街道‥ダウ 千葉県北部の市。成田街道と佐倉街道の交差地。近年、住宅団地・工業団地が進出。人口8万5千。 よっ‐かか・る寄っ掛かる・倚っ掛かる・凭っ掛かる】 〔自五〕 ヨリカカルの音便。 よっ‐かく浴客ヨク‥ 入浴に来る客。よっきゃく。 よつ‐かど四つ角】 ①道が四方に分かれる辻。よつつじ。 ②四つの角。四方の隅。 よつ‐がな四つ仮名】 「じ」「ぢ」「ず」「づ」の四つのかな。もと発音を異にしていた「じ」と「ぢ」および「ず」と「づ」が室町時代以後区別を失ったため、これら四つの仮名の使い方が問題になった。→蜆縮涼鼓集けんしゅくりょうこしゅう よ‐づかわ・し世付かはし‥ヅカハシ 〔形シク〕 世情を理解する心がついたようである。男女の情を解する心がついたように見える。源氏物語夕霧「―・しうかるがるしき名の立ち給ふべきを」 よつ‐がわり四つ変り‥ガハリ 両袖・上前うわまえ・下前したまえを四つの色で色分けした着物。好色一代男5「何れも十二三なる娘の子、―の大振袖」 よ‐つぎ世嗣・世継】 ①天皇の位を受けつぐこと。家の跡目を嗣ぐこと。家督相続。また、その人。家督相続者。あととり。継嗣。 ②天皇・公家の代々のことを語り、またそれを書き記した書物。「栄華物語」「大鏡」「今鏡」「水鏡」を指す場合が多い。世継物語。讃岐典侍日記「かやうのことは、―など見るにも、そのこと書かれたるところはいかにぞやおぼえて」 ⇒よつぎ‐ほだ【世継榾】 よつぎ‐ほだ世継榾】 (西日本で)大晦日の晩にいろりに入れる大きなほだ。初春に炉の火力を新たにするためという。世継様よつぎさま。〈[季]冬〉 ⇒よ‐つぎ【世嗣・世継】 よつぎものがたり世継物語】 説話集。1巻。編者未詳。鎌倉初期から中期に成るか。前半は皇后定子・紫式部・道長らに関する和歌説話、後半は比較的長編の説話も含み、全56話。小世継。 よっ‐きゃく浴客ヨク‥ ⇒よっかく よっ‐きゅう欲求ヨクキウ ①ほしがりもとめること。欲望を満たすために要求すること。 ②〔心〕行動に駆り立てるもととなる緊張状態。心理的・身体的・社会的なものがある。 ⇒よっきゅう‐ふまん【欲求不満】 よっきゅう‐ふまん欲求不満ヨクキウ‥ フラストレーションの訳語。「―に陥る」 ⇒よっ‐きゅう【欲求】 よつ‐ぎり四つ切】 写真感光材料の大きさの一つ。25.5センチメートル×30.5センチメートル程度の大きさのものに対する慣用名。四つ。四つ切判。 よっく能く】 〔副〕 ヨクの強意のための促音化。「―聞け」 よ‐づ・く世付く】 〔自四〕 ①世間並みである。世間並みに暮らす。常識的である。また、世間並みの結婚をする。大鏡道兼「―・かぬ御事なりや。さまざまよからぬ御事どもこそ聞えしか」。源氏物語若菜上「皇女みこたちの―・きたる有様は、うたてあはあはしきやうにもあり」 ②世間を知る。世情に通ずる。特に、男女の情を解するようになる。色恋沙汰に及ぶ。源氏物語末摘花「なにやかやと―・けるすぢならで、その荒れたる簀の子にたたずままほしきなり」 ③世俗じみる。俗界のことにかかわる。徒然草「九重の神さびたる有様こそ、―・かずめでたきものなれ」 よつ‐こ四子】 木綿糸4本を撚り合わせたもの。 よつ‐ざい四つ賽】 四つの賽を用いてする博奕ばくちの一種。浮世草子、御前義経記「御法度の―、つけ目おい長」 よ‐つじ四辻⇒よつつじ よつ‐じろ四白】 馬の毛色の名。4本の足の膝から下の毛の白いもの。あしぶち。雪踏み。浄瑠璃、頼光跡目論「馬は連銭葦毛虎つき毛―足白額白」 よつ‐すぎ四つ過ぎ】 (10時すぎの意。正午より前であることから)物の新しいさま。江戸生艶気樺焼えどうまれうわきのかばやき「まだ―の緋縮緬」→巳の時 よつ‐ずもう四つ相撲‥ズマフ 四つに組んだ相撲。また、それを得意とする力士。 よつたから‐ぎん四宝銀⇒しほうぎん よつ‐だけ四竹】 扁平な竹片を両手に2個ずつ持ち、掌てのひらを開閉して鳴らす楽器。カスタネットに類する素朴なもので、放下師ほうかしなどが用いた。また、それを使って踊る踊(四竹踊)や曲。相思竹。 ⇒よつだけ‐うち【四竹打】 ⇒よつだけ‐ぶし【四竹節】 よつだけ‐うち四竹打】 四竹を打ち鳴らすこと。また、それを鳴らす放下師など。 ⇒よつ‐だけ【四竹】 よつだけ‐ぶし四竹節】 四竹に合わせて歌う小唄。承応(1652〜1655)頃、長崎の人一平次が始めた。 ⇒よつ‐だけ【四竹】 よつ‐だて四立(→)四立羽よたてばに同じ。保元物語(金刀比羅本)「―にぞはぎたりける」 よっ‐たり四人】 (ヨタリの促音化)よにん。 よつ‐ぢ四乳】 乳房のあとが四つある猫の皮。三味線の胴に張って珍重する。また、その三味線。→八乳やつぢ よっ‐つ四つ】 ヨツの促音化。 ⇒よっつ‐の‐じゆう【四つの自由】 よつ‐つじ四辻】 ①道が十字形に交わっている所。つじ。よつかど。十字路。〈日葡辞書〉 ②相撲で、まわしの背後の縦横の結びの所。よつい。古今著聞集10「中納言、はらくじりが―をとりて」 よっつ‐の‐じゆう四つの自由‥イウ (Four Freedoms)アメリカ大統領F.ルーズヴェルトが1941年の年頭教書において、世界秩序の柱として提唱した標語。言論の自由、宗教の自由、欠乏からの自由、恐怖からの自由から成る。第二次大戦における連合国の戦争目的ともされた。 ⇒よっ‐つ【四つ】 よっ‐て因って・仍て】 〔接続〕 (ヨリテの音便)そういうわけで。そのために。「―次のように定める」 ⇒よって‐もって【因って以て】 ⇒因って件の如し よつ‐で四手】 ①手が四つあること。また、そのもの。西鶴諸国ばなし「天井より―の女」 ②四手付の略。連理秘抄「―、余情などはなくて」 ③四手網の略。 ④四手駕籠の略。 ⇒よつで‐あみ【四手網】 ⇒よつで‐かご【四手駕籠】 ⇒よつで‐つくり【四手造】 ⇒よつで‐づけ【四手付】 ⇒よつで‐むすび【四手結び】 よつで‐あみ四手網】 四隅を交叉した竹で張り拡げた方形の網。これを竹竿の先端につけ、水底に沈めて置き、時々引き上げて魚を捕る。 四手網 ⇒よつ‐で【四手】 よつで‐かご四手駕籠】 4本の竹を柱とし、割竹で簡単に編んだ粗末な駕籠。辻待ちもあって、近世江戸庶民が広く利用した。 四手駕籠 ⇒よつ‐で【四手】 よって‐きたる由って来る】 もととなる。原因となる。由来する。「―所以ゆえん

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