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れる🔗🔉

れる 〔助動〕 (活用は下一段型。[活用]れ/れ/れる/れる/れれ/れよ・れろ)五段・サ変の未然形(サ変では「さ」の形)に接続。上一段・下一段・カ変の動詞には「られる」が付く。サ変で「せ」に「られる」が付くこともある。文語形は「る」。→られる。 ①自発を表す。歌舞伎、面向不背玉「斯様な忝い御意を蒙るに就いても娘の事が思ひ出されます」。「吉報が待たれる」「故郷が懐しく思い出される」 ②可能(許容も含めて)を表す。洒落本、南閨雑話「こつちも面白くあそばれるといふやつよ」。東海道中膝栗毛5「こんな小さなものは、いくらでも食はれる」。「駅へは5分で行かれる」 ③軽い尊敬を表す。「本当にそう思われますか」 ④受身を表す。「れる」を付けて受身とした時、受身の対象が迷惑を蒙る意味を込めることが多い。また、受身の「れる」が付く動詞は「取る」「打つ」など他に働きかける意味のある動詞のほか、「立つ」「泣く」など働きかける意味のない動詞の場合もある。 ㋐受身の対象が動作・作用を受けるものである。歌舞伎、助六所縁江戸桜「その又可愛がられる工風を習ひたい」。「母に負われて行く」「長いものには巻かれろ」「そこに価値判断の基準がおかれる」「4カ国外相会議は23日パリで開かれる」「叔母様からそのようにおっしゃられて、困ったでしょう」 ㋑受身の対象が動作・作用を直接受けるものではなく、その話題の中心になるものである。「健康な歯が間違って抜かれた」「家の前にごみが山と積まれた」「雨に降られる」「赤ん坊に泣かれて閉口する」

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