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しち‐じゅう【七重】‥ヂユウ🔗⭐🔉
しち‐じゅう【七重】‥ヂユウ
七つのものが重なっていること。ななえ。
⇒しちじゅう‐しょう【七重唱】
⇒しちじゅう‐ほうじゅ【七重宝樹】
しちじゅう‐しょう【七重唱】‥ヂユウシヤウ🔗⭐🔉
しちじゅう‐しょう【七重唱】‥ヂユウシヤウ
七つの声部に分かれた重唱。
⇒しち‐じゅう【七重】
しちじゅう‐ほうじゅ【七重宝樹】‥ヂユウ‥🔗⭐🔉
しちじゅう‐ほうじゅ【七重宝樹】‥ヂユウ‥
〔仏〕極楽浄土にあって七重に並んでいるという宝樹、すなわち金樹・銀樹・瑠璃るり樹・玻璃はり樹・珊瑚さんご樹・瑪瑙めのう樹・硨磲しゃこ樹。また、黄金の根、紫金の茎、白銀の枝、瑪瑙の条、珊瑚の葉、白玉の華、真珠の実をそなえた宝樹。
⇒しち‐じゅう【七重】
なな‐え【七重】‥ヘ🔗⭐🔉
なな‐え【七重】‥ヘ
七つのかさね。七つ重なったこと。しちじゅう。また、多くのかさなり。
⇒七重の膝を八重に折る
○七重の膝を八重に折るななえのひざをやえにおる
きわめて腰を低くして嘆願するさま、また、詫びるさまにいう。
⇒なな‐え【七重】
○七重の膝を八重に折るななえのひざをやえにおる🔗⭐🔉
○七重の膝を八重に折るななえのひざをやえにおる
きわめて腰を低くして嘆願するさま、また、詫びるさまにいう。
⇒なな‐え【七重】
ななお【七尾】‥ヲ
石川県北部の市。能登半島中央部の東岸のほか、七尾湾内の能登島を含む。造船業・水産加工業が盛ん。人口6万2千。
なな‐かざり【七飾り】
書院の飾りで、硯屏けんびょう・硯・水入れ・軸物・印籠・卦算けいさん・水瓶の7種のこと。
なな‐かまど【七竈】
バラ科の落葉小高木。山地に生じ、高さ約10メートル。街路樹のほか庭木として植える。花は小形白色で、7月に群がり咲く。果実は球形で、秋に葉とともに鮮やかに赤く色づき、落葉後も残る。材は堅くて腐朽しにくく、細工物に用い、7度かまどに入れても燃えないという俗説がある。近縁種にウラジロナナカマド・タカネナナカマド・ナンキンナナカマドなどがある。〈[季]秋〉
ななかまど
ナナカマド(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ナナカマド(実)
提供:ネイチャー・プロダクション
なな‐くさ【七草・七種】
①七つの種類。なないろ。いろいろ。
②春の7種の菜、すなわち芹せり・薺なずな・御形ごぎょう・蘩蔞はこべ・仏座ほとけのざ・菘すずな・蘿蔔すずしろの称。古くは正月7日に羹あつものにした。後世は、これを俎まないたに載せて囃はやしてたたき、粥に入れて食べた。〈[季]新年〉。赤染衛門集「春日野の今日―のこれならで」→七草の囃はやし。
③秋の7種の草花。萩・尾花・葛くず・撫子なでしこ・女郎花おみなえし・藤袴・朝顔(朝顔は今のキキョウをいうか)。万葉集8「秋の野に咲きたる花をおよび折りかき数ふれば―の花」
④「七種の節句」の略。
⇒ななくさ‐がゆ【七種粥】
⇒ななくさ‐づめ【七種爪】
⇒ななくさ‐の‐いわい【七草の祝】
⇒ななくさ‐の‐せっく【七種の節句】
⇒ななくさ‐の‐たから【七種の宝】
⇒ななくさ‐の‐はやし【七草の囃し】
ななくさ‐がゆ【七種粥】
(七草粥とも書く)
①正月7日に、春の七草を入れて炊いた粥。後には薺なずなまたは油菜のみを用いた。菜粥。〈[季]新年〉
②正月15日に、米・粟あわ・稗ひえ・黍きび・小豆など7種のものを入れて炊いた粥。後には小豆粥となった。
⇒なな‐くさ【七草・七種】
ななくさ‐づめ【七種爪】
正月7日に、邪気を払うとして七種粥の汁や薺なずなを浸した水をつけて爪を切る風習。
⇒なな‐くさ【七草・七種】
ななくさ‐の‐いわい【七草の祝】‥イハヒ
(→)「七種ななくさの節句」に同じ。
⇒なな‐くさ【七草・七種】
ななくさ‐の‐せっく【七種の節句】
五節句の一つ。七種粥を祝う正月7日の節句。人日じんじつ。七草の祝。若菜の節。
⇒なな‐くさ【七草・七種】
ななくさ‐の‐たから【七種の宝】
7種類の宝。七宝しちほう。万葉集5「世の人の貴び慕ねがふ―も我は何せむに」
⇒なな‐くさ【七草・七種】
ななくさ‐の‐はやし【七草の囃し】
七草の祝に、前日の夜または当日の朝、俎まないたに薺なずなまたは七草や台所のすりこぎ・杓子などを載せ、吉方えほうに向かい、「唐土とうどの鳥が日本の土地へ渡らぬ先になずなななくさ(ななくさなずな)」、または「唐土の鳥と日本の鳥と渡らぬ先に、ななくさなずな手に摘み入れて」などと唱え囃しながら、それらを叩く習俗。〈[季]新年〉
⇒なな‐くさ【七草・七種】
な‐な‐こ【魚子・斜子】
①彫金の一技法。金属面に魚の卵のような粟粒文を密に表したもの。七子。魚々子。〈日葡辞書〉
②「ななこ織」の略。内田魯庵、おもひ出す人々「外出でかける時はイツデモ常綺羅じょうきらの―の紋付に一楽の小袖」
⇒ななこ‐おり【魚子織】
ななこ‐おり【魚子織】
経糸たていと・緯糸よこいとともに2本以上を一単位として平織にした絹織物。外観が魚卵のように粒だって見えるところから魚子と呼ばれたという。主に羽織・着尺きじゃくに供された。京魚子・桐生魚子・更級さらしな魚子(長野県)・川島魚子(岐阜県)など。七子織。
⇒な‐な‐こ【魚子・斜子】
なな‐こまち【七小町】
①小野小町伝説に基づく七つの能の総称。関寺小町・鸚鵡小町・卒都婆小町・通かよい小町・草子洗小町・雨乞小町(高安小町)・清水小町。
②地歌・箏曲。京風手事物。光崎検校作曲。八重崎検校箏手付。1の曲名や伝説に基づく和歌を綴る。
ななころび‐やおき【七転び八起き】
(七たびころんで八たび起きる意)度重なる失敗にも屈せず奮起することのたとえ。また、人生の浮き沈みがはなはだしいことのたとえ。七転八起。
ななさんいち‐ぶたい【七三一部隊】
旧日本陸軍の細菌戦部隊の秘匿名。正式名称は関東軍防疫給水部。1936年(昭和11)編成。初代の部隊長は軍医石井四郎(1892〜1959)。ハルビン近郊で生物化学兵器の研究・開発を行い、日中戦争では実戦に使用。また中国人などの政治犯・捕虜による人体実験を行い、多数を殺害。
な‐なし【名無し】
名のついていないこと。名のないもの。
⇒ななし‐ぐさ【名無し草】
⇒ななし‐どり【名無し鳥】
⇒ななし‐の‐および【名無しの指】
⇒ななし‐の‐ごんべえ【名無しの権兵衛】
⇒ななし‐ゆび【名無し指】
ななし‐ぐさ【名無し草】
名のない草。名もないつまらない雑草。
⇒な‐なし【名無し】
ななし‐どり【名無し鳥】
名のない鳥。名もないつまらない鳥。
⇒な‐なし【名無し】
ななし‐の‐および【名無しの指】
くすりゆび。ななしゆび。〈倭名類聚鈔3〉
⇒な‐なし【名無し】
ななし‐の‐ごんべえ【名無しの権兵衛】‥ヱ
名のわからない人、有名でない人を指していう語。
⇒な‐なし【名無し】
ななしゅ‐きょうぎ【七種競技】‥キヤウ‥
(heptathlon)女子の陸上競技の一種。一人で7種目の競技を行い、その総得点を競う。第1日に100メートルハードル・砲丸投・走高跳・200メートル競走、第2日に走幅跳・槍投・800メートル競走を行う。ヘプタスロン。→十種じっしゅ競技
ななし‐ゆび【名無し指】
くすりゆび。無名指。
⇒な‐なし【名無し】
なな‐せ【七瀬】
①七つの瀬。多くの瀬。万葉集13「河の瀬を―渡りて」
②七瀬の祓はらえをする7カ所の瀬。源氏物語澪標「難波の御祓―によそほしうつかまつる」
⇒ななせ‐の‐はらえ【七瀬の祓】
⇒ななせ‐の‐みそぎ【七瀬の禊】
ななせ‐の‐はらえ【七瀬の祓】‥ハラヘ
平安時代以後、宮中で毎月または臨時に、吉日を卜ぼくして行われた陰陽道おんようどうの祓。天皇の身の上を潔きよめるために、代りの人形ひとかたを川合・一条・土御門・近衛・中御門・大炊御門・二条の各大路末の七瀬(賀茂七瀬)に、7人の勅使が持って行って流した。七瀬には種々あり、摂関家・鎌倉幕府なども行なった。
⇒なな‐せ【七瀬】
ななせ‐の‐みそぎ【七瀬の禊】
(→)「七瀬の祓はらえ」に同じ。
⇒なな‐せ【七瀬】
なな‐そ【七十】
(ソは十の意)しちじゅう。
⇒ななそ‐じ【七十・七十路】
ななそ‐じ【七十・七十路】‥ヂ
(ジは接尾語)
①しちじゅう。ななそ。
②70年。70歳。竹取物語「翁、年―に余りぬ」
⇒なな‐そ【七十】
なな‐たび【七度】
7回。また、多くの回数。
⇒七度尋ねて人を疑え
⇒七度擒えて七度縦す



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