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あらが・う【争う・諍う・抗う】アラガフ🔗⭐🔉
あらが・う【争う・諍う・抗う】アラガフ
〔自五〕
相手の言うことを否定する。あらそう。源氏物語夕霧「ことに―・はず」
あらそ・う【争う】アラソフ🔗⭐🔉
あらそ・う【争う】アラソフ
〔他五〕
①互いに自分の気持を通そうとはり合う。敵対する。競争する。万葉集1「香具山は畝火雄々しと耳梨と相―・ひき」。「遺産をめぐって兄弟が―・う」「隣国と―・う」「―・って前に出る」
②強情をはる。抵抗する。また、(主に「―・われない」の形で使い)否認する。古事記中「―・はず寝しくをしぞもうるはしみ思ふ」。「血は―・われない」
③自分のものにしようと、また、相手にまさろうと競う。源氏物語蓬生「蓬は軒を―・ひて生ひのぼる」。「優勝を―・う」「先を―・う」
④自説を通そうと、議論する。言い合う。源氏物語絵合「かやうの女言にて乱りがはしく―・ふに」。「黒白を―・う」
⑤(時を表す語を受け)ぐずぐずできず、急を要する意を示す。「入院は一刻を―・う」
⇒争う物は中から取る
○争う物は中から取るあらそうものはなかからとる
二人が一つの物を争う時、他人が争いの種となる物を取ってしまう。
⇒あらそ・う【争う】
○争う物は中から取るあらそうものはなかからとる🔗⭐🔉
○争う物は中から取るあらそうものはなかからとる
二人が一つの物を争う時、他人が争いの種となる物を取ってしまう。
⇒あらそ・う【争う】
あらそえ‐ない【争えない】アラソヘ‥
(「争う」の可能形「争える」に打消の「ない」の付いたもの)(→)「あらそわれない」に同じ。
あら‐そだち【荒育ち】
荒々しい風習に育ったこと。粗野な育ち。
あら‐ぞめ【荒染・退紅・桃花染】
①薄紅に染めること。あらいぞめ。縫殿寮式「退紅帛あらぞめのきぬ一疋」
②薄紅に染めた布狩衣ぬのかりぎぬの短いもの。
あらそわれ‐ない【争われない】アラソハレ‥
否定することができない。いかにももっともだと思われるの意。あらそえない。「さすが血筋は―」
あらた
(→)「あらたか(灼)」に同じ。狭衣物語4「―なる神の御心寄せとは」
あらた【新た】
新しいこと。改めて始まること。万葉集20「年月は――に相見れど」。「決意を―にする」「―な出発」→あたらし→あらたし。
⇒あらた‐よ【新世・新代】
⇒あらた‐よ【新夜】
⇒新たなる月
⇒新たに沐する者は必ず冠を弾く
あら‐た【荒田】
荒れた田。久しく耕さない田。あれた。夫木和歌抄7「植ゑぬ―もなかりけり」
あら‐た【新田】
新たに開墾した田。しんでん。風雅和歌集春「ますげ生ふる―に水をまかすれば」
あら‐たえ【麁
・荒妙】‥タヘ
①織目のあらい粗末な織物。祝詞、祈年祭「御服みそは明妙あかるたえ、照妙、和妙にきたえ、―」↔和妙。
②麻布。
⇒あらたえ‐の【荒妙の】
あらたえ‐の【荒妙の】‥タヘ‥
〔枕〕
「ふぢ(藤)」にかかる。
⇒あら‐たえ【麁
・荒妙】
あら‐だおし【荒倒し】‥ダフシ
麦田の刈跡を、牛を使って荒起しすること。麦倒。
あらたか【灼】
(神仏の霊験や薬の効き目が)いちじるしいこと。いやちこ。あらた。「霊験―なお社やしろ」
あら‐たか【新鷹】
鷹狩に使うために、初秋に捕らえたばかりの若鷹。まだ馴れていない鷹。荒鷹。〈[季]秋〉。古今和歌集六帖2「―の今は雲居になりぬれば」
あらた・し【新し】
〔形シク〕
(アラタムと同源。平安時代以後アタラシ(可惜)と混同)あらたである。あたらしい。万葉集17「―・しき年のはじめに」。類聚名義抄「新、アタラシ、アラタシキ、アラタム」
アラタ‐たい【アラタ体】
〔生〕(corpora allata ラテン)昆虫の頭部にある微小な内分泌器官。そこから分泌されるアラタ体ホルモン(幼若ホルモン)は前胸腺ホルモンなどとの相互作用の下に昆虫の脱皮を起こさせ、また幼虫形質の保存に関与する。
あら‐だ・つ【荒立つ】
[一]〔自五〕
①荒くなる。暴れ出す。宇治拾遺物語14「この馬―・ちて女さかさまに落ちぬ」
②物事がもつれて面倒になる。「事が―・つ」
[二]〔他下二〕
⇒あらだてる(下一)
あら‐だて【略立・荒立】
歌舞伎および操あやつり芝居で、開場前、概略の動きをつける稽古の段階。あらだち。
あら‐だ・てる【荒立てる】
〔他下一〕[文]あらだ・つ(下二)
①荒くさせる。腹立たせる。落窪物語1「にくし。…今少し―・てて惑はし給へ」。「声を―・てる」
②物事をもつれさせて面倒にする。「事を―・てる」
あら‐だな【新棚】
新仏あらぼとけを迎えるためにつくる盆棚。初棚。


すま・う【争う・拒う】スマフ🔗⭐🔉
すま・う【争う・拒う】スマフ
〔自五〕
①負けまいと争う。抵抗する。伊勢物語「女も卑しければ―・ふ力なし」。森鴎外、うたかたの記「一人の女の逃げむと―・ふを、ひかへたるは王なり」
②こばむ。ことわる。辞退する。枕草子23「いみじう書きにくう、―・ひ申す人々ありけるに」
③相撲を取る。
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