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あ・きる【飽きる・厭きる・倦きる】🔗🔉

あ・きる飽きる・厭きる・倦きる】 〔自上一〕 (近世後期頃から江戸で使われ始めた) ①同じことが重なり、この上それを続けるのがいやになる。もう沢山だと思う。いやけがさす。藐姑柳はこやなぎ「―・きられた猿中間に預けられ」。「―・きるほど食う」「この話には―・きた」 ②(動詞連用形に付いて)いやになるほど…する。「そんな説教は聞き―・きた」→飽く

あ・く【飽く・厭く・倦く】🔗🔉

あ・く飽く・厭く・倦く】 〔自四〕 (現代でも西日本で使われるが、共通語では上一段活用の「飽きる」が普通) ①堪能する。十分に体験して満足する。十分だと思う。万葉集18「ひねもすに見とも―・くべき浦にあらなくに」 ②長すぎていやになる。もうそれ以上はいやになる。いやけがさす。うんざりする。万葉集1「つらつらに見れども―・かず巨勢こせの春野は」。源氏物語胡蝶「少し心に癖ありては、人に―・かれぬべき」。「―・いて鼻につく」 ③(動詞連用形に付いて)十分に…する。いやになるほど…する。土佐日記「かみなかしもゑひ―・きて」。「酒は飲み―・いた」 ⇒飽くことを知らない

あぐみ【倦み】🔗🔉

あぐみ倦み】 もてあましていやになること。

あぐ・む【倦む】🔗🔉

あぐ・む倦む】 〔自五〕 ある物事をしとげられないでいやになる。あぐねる。 ▷現代語では多く、動詞連用形に付けて用いる。狂言、空腕「ほうど―・んで」。「思案に―・む」「考え―・む」

う・ず【倦ず】🔗🔉

う・ず倦ず】 〔自サ変〕 (ウンズのンを表記しない形)あきる。いやけがさす。

うみ‐つか・れる【倦み疲れる】🔗🔉

うみ‐つか・れる倦み疲れる】 〔自下一〕[文]うみつか・る(下二) あきて疲れる。うんざりしてつかれる。

う・む【倦む】🔗🔉

う・む倦む】 〔自五〕 いやになる。あきる。退屈する。あきて疲れる。万葉集12「―・む時なしに恋ひわたるかも」。「仕事に―・む」「―・まずたゆまず努力する」

うんじ‐がお【倦じ顔】‥ガホ🔗🔉

うんじ‐がお倦じ顔‥ガホ いやになったような顔つき。宇治拾遺物語14「―つくりてあり」

うん・ずる【倦ずる】🔗🔉

うん・ずる倦ずる】 〔自他サ変〕[文]倦ず(サ変) (ウミスの音便) ①気がふさぐ。あきて力を落とす。竹取物語「―・じて皆帰り給ひぬ」 ②いやになる。伊勢物語「世の中を思ひ―・じて」

けん‐えん【倦厭】🔗🔉

けん‐えん倦厭】 あきていやになること。

けん‐こん【倦困】🔗🔉

けん‐こん倦困】 あきて苦しむこと。

けん‐だ【倦惰】🔗🔉

けん‐だ倦惰】 あきてなまけること。

けん‐たい【倦怠】🔗🔉

けん‐たい倦怠】 ①いやになってなまけること。あきあきすること。 ②疲れてだるいこと。「―感」 ⇒けんたい‐き【倦怠期】

けんたい‐き【倦怠期】🔗🔉

けんたい‐き倦怠期】 (主に夫婦の間で)互いに飽きてわずらわしくなる時期。「―を迎える」 ⇒けん‐たい【倦怠】

けん‐ぱい【倦憊】🔗🔉

けん‐ぱい倦憊】 あきてつかれること。倦疲。

けん‐ぴ【倦疲】🔗🔉

けん‐ぴ倦疲】 うみつかれること。倦憊けんぱい

けん‐ろう【倦労】‥ラウ🔗🔉

けん‐ろう倦労‥ラウ あきてつかれること。

[漢]倦🔗🔉

 字形 〔人(亻・)部8画/10画/2381・3771〕 〔音〕ケン(漢) 〔訓〕うむ [意味] うむ。あきる。なまける。「倦怠・倦厭けんえん・倦労」

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