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ぶん‐さん【分散】🔗⭐🔉
ぶん‐さん【分散】
①ばらばらに散らばること、また、分けること。「敵の力を―する」「会場が―する」
②倒産。江戸時代、債務者の申し出による自己破産をいい、財産を債権者間の分配に任せる。日本永代蔵1「それも―にあへば衣類・刃物も皆人手にわたりて」→身代限り。
③〔理〕(dispersion)光がプリズムや回折格子を通過する時、おのおのの波長の光の色帯に分かれること。波長によって屈折率が異なるために起こる。
④〔数〕(variance)偏差(統計値と平均値との違い)を2乗し、それを算術平均したもの。これを開平すれば標準偏差が得られる。
⑤〔化〕ある物質が、他の均一な物質の中に微粒子状になって散在する現象。
⑥〔生〕生物が生活しているある場所から別の場所へと分布を広げること。
⑦〔生〕植物の形態異常の一つ。ふつう集合している葉などが、節間の異常伸長によって散在すること。
⇒ぶんさんがた‐でんげん【分散型電源】
⇒ぶんさん‐けい【分散系】
⇒ぶんさん‐ざい【分散剤】
⇒ぶんさん‐わおん【分散和音】
ぶんさんがた‐でんげん【分散型電源】🔗⭐🔉
ぶんさんがた‐でんげん【分散型電源】
電力の需要地またはその近くに置く小型の電源装置。大容量の集中型発電に対していう。
⇒ぶん‐さん【分散】
ぶんさん‐けい【分散系】🔗⭐🔉
ぶんさん‐けい【分散系】
(disperse system)ある物質の微粒子が気相、液相または固相の中に散在している系。この粒子を分散質または分散相、媒質を分散媒という。粒子の大きさにより粗大分散系・コロイド分散系・分子分散系に分類。分散媒が気体の場合をエアロゾル、液体の場合をエマルション(粒子が液体)あるいはサスペンション(粒子が固体)という。
⇒ぶん‐さん【分散】
ぶんさん‐ざい【分散剤】🔗⭐🔉
ぶんさん‐ざい【分散剤】
一つの相に他の物質を微粒子状に安定に散在させる作用をする薬剤。
⇒ぶん‐さん【分散】
ぶんさん‐わおん【分散和音】🔗⭐🔉
ぶんさん‐わおん【分散和音】
(broken chord)和音を構成する各音を同時に鳴らさず、順次に1音ずつ奏するもの。アルペッジョなど。
⇒ぶん‐さん【分散】
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