複数辞典一括検索+![]()
![]()
すなわち【即ち・則ち】スナハチ🔗⭐🔉
すなわち【即ち・則ち】スナハチ
[一]〔名〕
①その時。即座。万葉集8「ほととぎす鳴きし―君が家に行けと追ひしは至りけむかも」。貫之集「春立たむ―ごとに君がため千とせつむべき若菜なりけり」
②そのころ。当時。発心集「思ひ知る人も年月つもり行けば―のやうにやはある」。狭衣物語2「その―、母宮うへよりおり給ひて」
[二]〔副〕
①即座に。ただちに。すぐに。源氏物語若紫「今そなたにもとのたまへり。―僧都参り給へり」。三宝絵詞「くはむとするにいまだ口にいらぬに飯―火となり、すみとなりぬればくふ事あたはず」
②そこで。そうして。古事記上「其の八俣をろち、信まことに言ひしが如来つ。―船毎に己おのもおのもが頭を垂入て」
③(上をうけてさらにその意を再び明らかにする語)いいかえれば。とりもなおさず。古今和歌集序「その外に、近き世にその名聞えたる人は、―僧正遍昭は歌のさまは得たれども誠少なし」。徒然草「一時の懈怠けだい―一生の懈怠となる」。「国権の最高機関、―国会」
④(上の条件句の当然の帰結として下の句へつなぐ)然るときには。そうなるときは。論語古訓「学びて思はざれば―くらし、思ひて学ばざれば―あやふし」
そく【則】🔗⭐🔉
そく【則】
列挙した条文などを数える語。「第5―」
そく【
・塞・即・則】(漆芸)🔗⭐🔉
そく【
・塞・即・則】
奈良時代に唐から伝来した漆工技法の名称。中国で夾紵きょうちょといい、いま俗に乾漆という。麦漆(生漆と麦粉とを練り合わせた漆糊)で麻布を張り重ねて素地とし、上塗りを施し仕上げたもの。仏像・器物に応用され、平安初期まで行われた。
・塞・即・則】
奈良時代に唐から伝来した漆工技法の名称。中国で夾紵きょうちょといい、いま俗に乾漆という。麦漆(生漆と麦粉とを練り合わせた漆糊)で麻布を張り重ねて素地とし、上塗りを施し仕上げたもの。仏像・器物に応用され、平安初期まで行われた。
そく・する【則する】🔗⭐🔉
そく・する【則する】
〔他サ変〕[文]則す(サ変)
あるものを規準として、それに従う。のっとる。「法律に―・して処分する」
そくてん‐きょし【則天去私】🔗⭐🔉
そくてん‐きょし【則天去私】
夏目漱石の最晩年のことば。小さな私を去って自然にゆだねて生きること。宗教的な悟りを意味すると考えられている。また、創作上、作家の小主観を挟まない無私の芸術を意味したものだとする見方もある。
そくてん‐ぶこう【則天武后】🔗⭐🔉
そくてん‐ぶこう【則天武后】
唐の高宗の皇后。姓は武。中宗・睿宗を廃立、690年自ら即位、則天大聖皇帝と称し、国号を周と改めた(武周)。その老病に及び、宰相張柬之に迫られて退位、中宗が復位、唐の国号を復した。武則天。武后。(在位690〜705)(624頃〜705)
そく‐れい【則例】🔗⭐🔉
そく‐れい【則例】
清代、基本行政法典たる会典に対し、これを増補し、または新規に制定した法規が、各官庁ごとに編集されたもの。例えば、「吏部則例」「戸部則例」「理藩院則例」など。
そっけつ‐の‐かん【則闕の官】ソク‥クワン🔗⭐🔉
そっけつ‐の‐かん【則闕の官】ソク‥クワン
[職員令「太政大臣一人、…其人無くは則ち闕」](適任者がなければ欠員とする意)太政大臣の異称。
のっと・る【則る】🔗⭐🔉
のっと・る【則る】
〔自五〕
(ノリトルの音便)則のりとしてしたがう。模範としてならう。三蔵法師伝承徳頃点「仰ぎて忉利とうりの果に規ノツトリて」。「古式に―・る」
のと・る【則る】🔗⭐🔉
のと・る【則る】
〔自四〕
ノットルの促音ツを表記しない形。三蔵法師伝承徳点「大江の地に紀ノトレるが若し」
のり【法・則・典・範・矩】🔗⭐🔉
のり【法・則・典・範・矩】
(「宣のる」の連用形から)
①のっとるべき物事。標準として守るべき事柄。おきて。法令。法度はっと。万葉集16「商変あきかえし領しらすとのみ―」。「―を越える」
②方法。神代紀上「其の禁厭之法まじないやむるのりを定む」
③教化。継体紀「吾が風のりを万国に光てらすこと」
④仏法。仏の教え。仏典。宇津保物語俊蔭「仏にあひ奉りて―を聞くべし」
⑤里程。日葡辞書「ミチノノリゴリ(五里)ナリ」
⑥築堤の切り取りなどの、垂直からの傾斜の程度。斜面。
⑦さしわたし。「内うち―」
のりと・る【法る・則る】🔗⭐🔉
のりと・る【法る・則る】
〔自四〕
⇒のっとる。日本紀竟宴歌「ともに―・る」
のりむね【則宗】🔗⭐🔉
のりむね【則宗】
鎌倉初期の備前福岡(現、岡山県瀬戸内市長船おさふね町)の刀工。後鳥羽院の番鍛冶の一人という。「一」の銘を中心なかごに切ったので福岡一文字いちもんじという。日光一文字などの名作がある。→一文字
[漢]則🔗⭐🔉
則 字形
筆順
〔刀(刂・
)部7画/9画/教育/3407・4227〕
〔音〕ソク(呉)(漢)
〔訓〕のり・のっとる・すなわち
[意味]
①きまり。規定。のり。「法則・校則・反則・士規七則」
②手本として従う。のっとる。「則天去私」
③すなわち。
㋐上の条件を受けて下に帰結を示す助字。…ならば(その場合は)。…すると。「学而不思則罔、思而不学則殆=学んで思わざればすなわち罔くらし、思うて学ばざればすなわち殆あやうし」〔論語〕「則闕そくけつの官」
㋑他と区別して強調する助字。…については。…の場合は。「士則以身殉名、大夫則以身殉家=士はすなわち身をもって名に殉じゅんじ、大夫たいふはすなわち身をもって家に殉ず」〔荘子〕
[解字]
会意。「鼎」(=かなえ)の省略形+「刀」。かなえにナイフを添える意から、ぴったりよりそってはなれない意。[
]は異体字。
[下ツキ
会則・学則・規則・教則・原則・校則・細則・雑則・四則・準則・正則・総則・通則・定則・鉄則・党則・罰則・反則・付則・変則・法則・補則・本則
筆順
〔刀(刂・
)部7画/9画/教育/3407・4227〕
〔音〕ソク(呉)(漢)
〔訓〕のり・のっとる・すなわち
[意味]
①きまり。規定。のり。「法則・校則・反則・士規七則」
②手本として従う。のっとる。「則天去私」
③すなわち。
㋐上の条件を受けて下に帰結を示す助字。…ならば(その場合は)。…すると。「学而不思則罔、思而不学則殆=学んで思わざればすなわち罔くらし、思うて学ばざればすなわち殆あやうし」〔論語〕「則闕そくけつの官」
㋑他と区別して強調する助字。…については。…の場合は。「士則以身殉名、大夫則以身殉家=士はすなわち身をもって名に殉じゅんじ、大夫たいふはすなわち身をもって家に殉ず」〔荘子〕
[解字]
会意。「鼎」(=かなえ)の省略形+「刀」。かなえにナイフを添える意から、ぴったりよりそってはなれない意。[
]は異体字。
[下ツキ
会則・学則・規則・教則・原則・校則・細則・雑則・四則・準則・正則・総則・通則・定則・鉄則・党則・罰則・反則・付則・変則・法則・補則・本則
広辞苑に「則」で始まるの検索結果 1-15。