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【則】 9画 リ部 [五年] 区点=3407 16進=4227 シフトJIS=91A5 《常用音訓》ソク 《音読み》 ソク〈z〉 《訓読み》 のり/のっとる/すなわち(すなはち) 《名付け》 つね・とき・のり・みつ 《意味》 {名}のり。いつもそのそばによりそって離れてはならない道理・手本・基準。「法則」「不識不知、順帝之則=識ラズ知ラズ、帝ノ則ニ順フ」〔→詩経ソクス{動}のっとる。手本として守り従う。▽訓の「のっとる」は、「のり(則)+とる(取る)」の音便。「則天=天ニ則ル」「唯則之=唯ダコレニ則ル」〔→論語{接続}すなわち(スナハチ)。ならば。そうしたら。▽AならBというように、前段のあとにすぐ後段が続くことを示す接続詞。「行有余力則以学文=行ヒテ余力有ラバスナハチモッテ文ヲ学ベ」〔→論語{副}すなわち(スナハチ)。すぐさま。〈同義語〉→即。「項王則夜起飲帳中=項王スナハチ夜起チテ帳中ニ飲ス」〔→史記{副}すなわち(スナハチ)。とりもなおさず。つまり。▽A(主語)=B(述語)という説明を強調することば。「乱之所生也、則言語以為階=乱ノ生ズル所ニハ、スナハチ言語モッテ階ヲ為ス」〔→易経〕 《解字》 会意。「刀+鼎カナエの略形」。鼎にスープや肉を入れ、すぐそばにナイフをそえたさま。そばにくっついて離れない意を含む。即(そばにくっつく)と同じ。転じて、常によりそう法則の意となり、さらにAのあとすぐBがくっついておこる意をあらわす助詞となった。 《類義》 乃スナワチは、Aのあと曲折をへてBがおこるさいに用い、やっと、そこで、ついになどの意を含む。而ジは乃ほどではないが、やはり曲折した、しかも、しこうしてなどの意をあらわす。斯ココニは、則と同じように、前後をさらりと直結して、…ならすぐの意をあらわす。→律 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

則天去私 ソクテンキョシ🔗🔉

【則天去私】 ソクテンキョシ〔国〕夏目漱石が晩年に到達した文学観。自己本位のものを去って、自然の中において物事を見窮めようとする態度。最後の未完の作品「明暗」に示されている。

則効 ソッコウ🔗🔉

【則効】 ソッコウ =則傚。手本として学ぶ。

則哲之明 ソクテツノメイ🔗🔉

【則哲之明】 ソクテツノメイ 人の価値をずばりと見ぬく力。眼力。〔→後漢書

則闕之官 ソッケツノカン🔗🔉

【則闕之官】 ソッケツノカン 官位は設けてはあるが、適当な人がいなければ欠員のままにしておく官職。(イ)唐代では、太師・太傅タイフ・太保。(ロ)〔国〕太政大臣ダイジョウダイジンのこと。▽太政大臣には有徳の人を当て、もし適任者がいないときには「則スナワち闕カく(欠員とする)」と規定したことから。

則天武后 ソクテンブコウ🔗🔉

【則天武后】 ソクテンブコウ〈人名〉624〜705 唐の高宗の皇后。姓は武。高宗の死後、皇帝になった中宗・睿宗エイソウをあいついで退位させて、みずから帝位につき、周の文王を始祖として国号を周と称した。在位684〜705。のち、中宗が復位し、武后は病死した。

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