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そう‐あん【創案】サウ‥🔗🔉

そう‐あん創案サウ‥ 初めて考え出すこと。また、その考案。「―者」

そう‐い【創痍】サウ‥🔗🔉

そう‐い創痍サウ‥ ①きりきず。てきず。創傷。「満身―」 ②転じて、こうむった損害。

そう‐い【創意】サウ‥🔗🔉

そう‐い創意サウ‥ 新たに物事を考え出す心。新しい思い付き。独創的な考え。「―に富んだ作品」 ⇒そうい‐くふう【創意工夫】

そうい‐くふう【創意工夫】サウ‥🔗🔉

そうい‐くふう創意工夫サウ‥ 独創的なアイディアを見出し、新たな方法を考え出すこと。「―をこらす」 ⇒そう‐い【創意】

そう‐かい【創開】サウ‥🔗🔉

そう‐かい創開サウ‥ はじめ開くこと。

そうか‐がっかい【創価学会】サウ‥ガククワイ🔗🔉

そうか‐がっかい創価学会サウ‥ガククワイ 法華系の新宗教で、もと大石寺を総本山とする日蓮正宗の信者団体。1930年牧口常三郎(1871〜1944)と戸田城聖(1900〜1958)が創立。51年戸田が会長となり、以後急速に発展。60年池田大作が会長となり、64年に宗教政党の公明党を結成。91年日蓮正宗より独立。

そうか‐だいがく【創価大学】サウ‥🔗🔉

そうか‐だいがく創価大学サウ‥ 私立大学の一つ。1971年、創価学会が創価学園の一環として創設。八王子市。

そうがっこうけい【創学校啓】サウガクカウ‥🔗🔉

そうがっこうけい創学校啓サウガクカウ‥ 荷田春満かだのあずままろの著した文書。1798年(寛政10)刊。昌平黌しょうへいこう以下諸藩校が儒学教育を行なっているのを嘆き、国学を主とする学校の創設を幕府に進言したもの。創造国学校啓。

そう‐かん【創刊】サウ‥🔗🔉

そう‐かん創刊サウ‥ 新聞・雑誌などを初めて発行すること。「文芸誌を―する」「―号」

そう‐き【創起】サウ‥🔗🔉

そう‐き創起サウ‥ 事業・会社などをはじめて起こすこと。

そうぎょうしゃ‐りとく【創業者利得】サウゲフ‥🔗🔉

そうぎょうしゃ‐りとく創業者利得サウゲフ‥ 企業の創業者(最初の株式所有者)が、事業開始後、株式を公衆に売り出す場合、売出し価格と額面価格(引受価格)との差額(プレミアム)によって得る利得。 ⇒そう‐ぎょう【創業】

○創業は易く守成は難しそうぎょうはやすくしゅせいはかたし🔗🔉

○創業は易く守成は難しそうぎょうはやすくしゅせいはかたし [貞観政要君道](唐の太宗の下問に答えた魏徴の語に由来)創業はたやすいが、その事業を受け継いで維持してゆくことはむずかしい。 ⇒そう‐ぎょう【創業】 そうぎょう‐ひ創業費サウゲフ‥ 銀行・会社などの創業に要する費用。 ⇒そう‐ぎょう【創業】 そうぎょ‐きゅう双魚宮サウ‥ (Pisces ラテン)黄道十二宮の第12宮。紀元前2世紀には魚座に相当していたが、現在では大部分は水瓶座みずがめざにある。太陽は2月20日頃から3月21日頃までこの宮にある。 ⇒そう‐ぎょ【双魚】 そう‐きょく箏曲サウ‥ 箏を主奏楽器とする器楽曲・声楽曲。室町末期の筑紫箏を源流として近世前期に八橋やつはし検校が創始。江戸時代には八橋流・生田流・継山流などの流派が生じたが、19世紀後半に江戸で山田検校が山田流箏曲を創始して以来、上方系の諸流派を生田流と総称。明治以降は、特に宮城道雄・中能島欣一らの活動を経て現代邦楽の中核をなす。琴曲。→三曲 そう‐ぎょく宋玉】 中国、戦国末の詩人。楚の人。屈原に辞賦を学び、宮廷詩人として名声があったという。屈宋と併称。作「九弁」「神女賦」「高唐賦」など。(前303?〜前221?) そうきょく‐し双極子サウ‥ (→)電気双極子または(→)磁気双極子のこと。 ぞうぎょくしゅう蔵玉集ザウ‥シフ 歌集。1巻。二条良基撰と伝える。草木・月の異名などの和歌を集めたもの。類書に「莫伝抄」がある。蔵玉和歌集。 そうきょくせい‐しょうがい双極性障害サウ‥シヤウ‥ 代表的な気分障害。高揚的な躁病相と抑鬱的な鬱病相とが交互に周期的に現れる。躁鬱病。 そうきょく‐せん双曲線サウ‥ (hyperbola)円錐えんすい曲線(二次曲線)の一つ。幾何学的には、1平面上において2つの定点FおよびF′からの距離の差(FP−F′P)が一定になるような点Pの軌跡(FおよびF′を双曲線の焦点という)。直交座標を用いて (xa)−(yb)=1(標準形) として表される。漸近線は y=±(bax で与えられる。 双曲線 ⇒そうきょくせん‐めん【双曲線面】 そうきょくせん‐めん双曲線面サウ‥ (→)双曲面に同じ。 ⇒そうきょく‐せん【双曲線】 そうきょく‐めん双曲面サウ‥ (hyperboloid)二次曲面の一つ。直交座標を用いて (xa)+(yb)−(zc)=1(一葉双曲面)、 または (za)−(xb)−(yc)=1(二葉双曲面) として表される。双曲線面。 双曲面 そう‐ぎり総桐】 他の材木を使わず全部桐材で製したもの。→三方桐→前桐 ぞうき‐りょうほう臓器療法ザウ‥レウハフ 動物の臓器や臓器製剤で、ホルモンの欠乏症や貧血などを治す療法。 ⇒ぞう‐き【臓器】 そうき‐るい総鰭類】 硬骨魚類の一群で、分類上は肺魚とともに肉鰭類を構成する。両生類の祖先といわれるユーステノプテロンを含む。 そう‐きん送金】 金銭を送ること。また、その金銭。「―が途絶える」 ⇒そうきん‐かわせ【送金為替】 ⇒そうきん‐こぎって【送金小切手】 ⇒そうきん‐てがた【送金手形】 そう‐きん鎗金サウ‥ 中国漆工の一種。漆塗の面に模様を線彫し、漆を擦りこんで金箔を付着させたもの。宋代から盛行し、日本には室町時代に技法が伝わり、沈金ちんきんと称する。 そう‐ぎん相銀サウ‥ 相互銀行の略。 ぞう‐きん雑巾ザフ‥ ふきそうじで、縁えんや板の間などをふく布。〈日葡辞書〉 ⇒ぞうきん‐がけ【雑巾掛け】 ⇒ぞうきん‐ずり【雑巾摺】 ぞうきん‐がけ雑巾掛けザフ‥ 雑巾で廊下や板の間などを拭くこと。 ⇒ぞう‐きん【雑巾】 そうきん‐かわせ送金為替‥カハセ 為替決済方式の一つ。隔地間で現金を輸送することなく、債務者が債権者に送金手形を送付し、郵便局・銀行が支払いを代行すること。並為替。↔逆為替。 ⇒そう‐きん【送金】 そうきん‐こぎって送金小切手】 送金に用いられる小切手。多くは、銀行が自己の支店または取引約定のある他の銀行に宛てて振り出す。 ⇒そう‐きん【送金】 ぞうきん‐ずり雑巾摺ザフ‥ 汚染・破損などを防止するために、壁と床板との接する部分に打ちつける細長い木。押入内などに使う。 ⇒ぞう‐きん【雑巾】 そうきん‐てがた送金手形】 送金為替を利用する場合に、銀行から送金者に交付する為替手形。送金為替手形。 ⇒そう‐きん【送金】 そうきん‐るい走禽類(→)走鳥類に同じ。 そう‐く走狗】 ①狩猟などで駆け走って人のためにおいつかわれる狗いぬ。 ②転じて、他人の手先となって使役される人を軽蔑していう語。「権力の―」 そう‐く挿句サフ‥ 文中に句をさしはさむこと。また、その句。 そう‐く痩躯】 やせたからだ。「長身―」 そう‐ぐ葬具・喪具サウ‥ 葬式の用具。「―屋」 ⇒そうぐ‐し【葬具師】 そう‐ぐ装具サウ‥ ①化粧の道具。装身具。 ②身につける武具。また、登山や医療などで装着する用具。 ③室内の飾りつけに用いる道具。 そう‐ぐ僧供】 僧侶への供物。 ぞう‐く造工・造功ザウ‥ 造作ぞうさく。普請ふしん。狂言、八幡の前「この間八幡に―があつて」 ぞう‐く造句ザウ‥ 新しく語句を造ること。また、その語句。 ぞう‐ぐ雑具ザフ‥ 種々雑多の道具。家財調度。 そう‐くう蒼空サウ‥ あおぞら。おおぞら。蒼天。 そうぐう曹禺サウ‥ (Cao Yu)中国の劇作家。本名、万家宝。天津の生れ。ギリシア悲劇に学び、中国近代劇を開拓した。作「雷雨」「日出」「北京人」「蛻変」など。(1910〜1996) そう‐ぐう遭遇サウ‥ 思わぬ場面であうこと。不意に出会うこと。「困難に―する」 ⇒そうぐう‐せん【遭遇戦】 ぞう‐ぐう造宮ザウ‥ 宮殿の造営。神宮の造営。 ⇒ぞうぐう‐しき【造宮職】 そう‐くうかん相空間サウ‥ 〔数〕(→)位相空間1に同じ。 ぞうぐう‐しき造宮職ザウ‥ 古代、宮殿造営のために置かれた臨時の役所。平城宮造営当時は造宮省、長岡宮では造宮使、平安宮では造宮職。805年(延暦24)廃止。 ⇒ぞう‐ぐう【造宮】 そうぐう‐せん遭遇戦サウ‥ 敵と味方とが遭遇して起こる戦闘。予期すると否とを問わず、行軍状態から戦闘が開始されるのを常とする。 ⇒そう‐ぐう【遭遇】 そう‐ぐくり総括り】 全体をしめくくること。一まとめにすること。 そうぐ‐し葬具師サウ‥ 葬具を製造・販売する人。 ⇒そう‐ぐ【葬具・喪具】 そう‐くずれ総崩れ‥クヅレ (軍の陣形などの)全体がくずれてまとまりがなくなること。また、試合・競技で、あるグループの全員が敗れること。「横綱・大関―」 そう‐くつ巣窟サウ‥ 悪者などのかくれが。「犯罪の―」 そう‐ぐま総隈・総暈渲】 日本画などで、淡墨または他の色で画面の主体となる形の周辺を淡くくまどること。 そう‐くよう僧供養‥ヤウ 僧に供養すること。 ぞう‐ぐら雑蔵ザフ‥ 雑物を入れておく蔵。〈日葡辞書〉 ぞう‐ぐら雑鞍ザフ‥ 荷をつけるための鞍。 ぞう‐ぐるま雑車ザフ‥ 雑用につかう車。 そう‐ぐるみ総包み】 全員が一体となって事にあたること。「家族―」 そう‐ぐるわ総曲輪】 城門内の全体。そうがまえ。 そう‐ぐん総軍】 全体の軍。全軍。総軍勢。 そう‐け宗家】 (ソウカとも)宗主たる家。本家ほんけ。家元。「小笠原流の―」 そう‐け笊笥サウ‥ (西日本で)ざる。〈日葡辞書〉 そう‐け僧家⇒そうか そう‐げ爪牙サウ‥ ⇒そうが ぞう‐げ象牙ザウ‥ ゾウの第2門歯。発達して口外に突出したもの。堅くて淡黄白色。飾物・細工物・印材などに珍重。ゾウの乱獲・密猟をもたらした。アイボリー。〈倭名類聚鈔18⇒ぞうげ‐いろ【象牙色】 ⇒ぞうげ‐かいがん【象牙海岸】 ⇒ぞうげ‐しつ【象牙質】 ⇒ぞうげ‐の‐とう【象牙の塔】 ⇒ぞうげ‐ぼり【象牙彫】 ⇒ぞうげ‐やし【象牙椰子】 そう‐けい早計サウ‥ はやまった計画。軽率な考え。「不可能ときめつけるのは―だ」 そう‐けい奏慶】 ①およろこびを申し上げること。 ②官位に叙せられた者が参内して御礼を申し上げること。 そう‐けい草径サウ‥ 草の茂ったこみち。 そう‐けい荘敬サウ‥ おごそかにつつしむこと。 そう‐けい崇敬⇒すうけい そう‐けい総計】 全体をひっくるめて計算すること。また、その結果。総体の合計。通計。「―を出す」↔小計。 ⇒そうけい‐よさん【総計予算】 そう‐けい聡慧】 聡明で才知のあること。 そう‐けい聡警】 聡明機警の略。聡明で機知あること。さとくて気がきくこと。 そう‐けい蒼勁サウ‥ 書画・文章の筆勢が枯れていて、しかも力強いこと。 そう‐げい送迎】 行く人を送り、来る人を迎えること。おくりむかえ。「―バス」 ぞう‐けい造形・造型ザウ‥ ①形体をこしらえること。 ②〔機〕鋳型を作ること。 ⇒ぞうけい‐き【造型機】 ⇒ぞうけい‐げいじゅつ【造形芸術】 ぞう‐けい造詣ザウ‥ 学問または技芸に深く達していること。「―が深い」 ぞう‐けい像型ザウ‥ 製作する像の模型。鋳造する像のいがた。 ぞう‐げい雑芸ザフ‥ ①中国から伝来した散楽さんがくなどの奇術や曲芸を含む種々雑多な芸能。→散楽。 ②平安末期に起こり、鎌倉期まで流行した種々の歌謡の総称。民間から出たもので、古典的・貴族的な在来の音楽・歌舞に対してこう呼ばれた。神歌かみうた・法文歌ほうもんのうた・娑羅林しゃらりん・今様・古柳こやなぎなど。「梁塵秘抄」などに集録。ざつげい。 ぞうけい‐き造型機ザウ‥ 鋳型を作る機械。型込機。鋳型製造機。 ⇒ぞう‐けい【造形・造型】 ぞうけい‐げいじゅつ造形芸術ザウ‥ (bildende Künste ドイツ)物質的材料で形象をつくり、もっぱら視覚に訴える芸術。絵画・彫刻・建築の類。 ⇒ぞう‐けい【造形・造型】 そう‐げいこ総稽古】 演劇・歌劇・舞踊・演奏会などで、初日前に本公演の通りに総出で行う仕上げの稽古。公開されることもある。ゲネプロ。総浚ざらい。 そうけいしゅう草径集サウ‥シフ 歌集。大隈言道著。3巻。1864年(文久4)刊。着想は斬新、観察は微細、清新な歌風。 →文献資料[草径集] そうけい‐せん早慶戦サウ‥ 早稲田大学と慶応義塾大学の学生の対抗競技。特に、東京六大学野球リーグにおける春秋の試合。 そうけい‐よさん総計予算】 収入と経費を相殺せずに、すべての歳入と歳出を計上した予算。これに対して、収納に要する経費を差し引いた歳入予算、支出に伴って発生する収入を差し引いた歳出予算を純計予算という。 ⇒そう‐けい【総計】 そう‐けいれい宋慶齢】 (Song Qingling)中国の政治家。孫文の妻。国民党左派に属し、人民共和国成立とともに国家副主席。姉の靄齢あいれいは孔祥夫人、妹の美齢は蒋介石夫人。弟に宋子文がいる。(1893〜1981) 宋慶齢 提供:毎日新聞社 ぞうげ‐いろ象牙色ザウ‥ 象牙の色、すなわち淡黄白色。 Munsell color system: 2.5Y8.5/1.5 ⇒ぞう‐げ【象牙】 ぞうげ‐かいがん象牙海岸ザウ‥ (もと象牙を積み出したからいう)アフリカ西部、ギニア湾岸のリベリア(穀物海岸)とガーナ(黄金海岸)とに挟まれた地域。→コート‐ディヴォアール⇒ぞう‐げ【象牙】 そう‐げき怱劇・忩劇】 あわただしいこと。いそがしく落ち着かないこと。怱忙。太平記28「国々三に分れしかば、世の中の―弥いよいよ休む時無し」 ぞうげ‐しつ象牙質ザウ‥ 歯の基質をなす黄白色の硬い物質。歯冠では外はエナメル質に覆われ、歯根ではセメント質に包まれる。歯質。→歯(図)⇒ぞう‐げ【象牙】 そうけ‐だ・つ総毛立つ】 〔自五〕 寒さや恐ろしさのため、ぞっとして身の毛がよだつ。日葡辞書「ソウゲダツ」 そう‐けつ奏決】 天子に奏問して決すること。 そう‐けつ葬穴サウ‥ 死体を葬る穴。 そう‐けつ蒼頡・倉頡サウ‥ (ソウキツとも)黄帝の臣。鳥の足跡をみて初めて文字を作ったといわれる。 そう‐げつ霜月サウ‥ ①霜と月の光。 ②霜夜の月。 ③陰暦11月。しもつき。 ぞう‐けつ造血ザウ‥ 体の中で血液を造り出すこと。 ⇒ぞうけつ‐かんさいぼう【造血幹細胞】 ⇒ぞうけつ‐き【造血器】 ⇒ぞうけつ‐ざい【造血剤】 ぞう‐けつ増結】 ある編成の列車や電車に、さらに車両を連結すること。 ぞうけつ‐かんさいぼう造血幹細胞ザウ‥バウ 赤血球・白血球などの血球(血液細胞)や血小板のもとになる細胞。骨髄や造血組織に存在する多能性幹細胞が骨髄系・リンパ系の幹細胞に分化し、さらに諸種の血球に分化する。→幹細胞⇒ぞう‐けつ【造血】 ぞうけつ‐き造血器ザウ‥ 血球を生成する器官。骨髄・脾臓・リンパ節など。 ⇒ぞう‐けつ【造血】 ぞうけつ‐ざい造血剤ザウ‥ 血液中の赤血球を増加させる薬剤。鉄・銅・コバルト等の無機物、葉酸・B12等のビタミン、肝臓末などを配合したもの。貧血治療に用いる。増血剤。 ⇒ぞう‐けつ【造血】 そう‐けっさん総決算】 ①一定期間の収入・支出の全部について行う決算。 ②転じて、物事に最終的に結末をつけること。「人生の―」 そうげつ‐りゅう草月流サウ‥リウ 華道の流派。勅使河原てしがわら蒼風の創始した現代華道の様式。古典花を越えて、新しいいけばなの創造を主張。 ぞうげ‐の‐とう象牙の塔ザウ‥タフ ①〔宗〕(turris eburnea ラテン)聖母マリアの異称。 ②(la tour d'ivoire フランス)(サント=ブーヴがヴィニーの態度を評した語)芸術至上主義の人々が、俗世間を逃れ、もっぱら芸術を楽しむ静寂な境地。また、学者などの現実社会と没交渉の研究生活。転じて、大学などをいう。 ⇒ぞう‐げ【象牙】 ぞうげ‐ぼり象牙彫ザウ‥ 象牙を材料とした彫刻。美術品として賞用。牙彫げぼり⇒ぞう‐げ【象牙】 ぞうげ‐やし象牙椰子ザウ‥ (ivory palm)ヤシ科の常緑樹で、種子の胚乳が白色で甚だ堅く、植物象牙と称するもの数種の総称。熱帯アメリカやソロモン諸島原産。代表的なアメリカ‐ゾウゲヤシは、幹は短く、葉は幹頂に集まる、長さ約9メートルの羽状複葉。雌雄異株。果実は人頭大の集合果で、中に鶏卵大の種子6〜9個がある。ボタンや洋傘・洋杖の把手とってなどの材料。ボタンヤシ。コロゾナット。 ⇒ぞう‐げ【象牙】 そう‐けん双肩サウ‥ ①左右双方の肩。 ②転じて、責任・任務を負うもののたとえ。「成否はかかって社員の―にある」 ⇒双肩に担う そう‐けん壮健サウ‥ 元気さかんで丈夫なこと。「ご―で何よりです」「―な体」 そう‐けん相見サウ‥ 相見あいまみえること。面会。 そう‐けん送検】 〔法〕事件を司法警察員から検察官に送ること。捜査書類および証拠物のみを送付する場合(書類送検)と、被疑者の身柄をともに送致する場合(身柄送検)とがある。送庁。 そう‐けん創見サウ‥ 今までにない新しい意見。独創的な見解。「―に富む」 そう‐けん創建サウ‥ 初めて建てること。「護国寺を―する」 そう‐けん装剣サウ‥ 刀剣の柄つか・鐔つば・鞘さやなど、外の部分を保護・装飾すること。刀装。拵こしらえ。「―金具」 そう‐けん想見サウ‥ 想像してみること。 そう‐けん総見】 演劇・相撲などの興行を後援するために団体が全員で見物すること。そうけんぶつ。 そう‐けん霜剣サウ‥ 心胆をぞっとさせる鋭利な剣。 そう‐げん壮言サウ‥ 意気のさかんな言葉。壮語。 ⇒そうげん‐たいご【壮言大語】 そう‐げん宗源】 万法の根元の意。 ⇒そうげん‐の‐しんとう【宗源の神道】 ⇒そうげん‐の‐せんじ【宗源の宣旨】 そう‐げん草原サウ‥ ①草のはえている原。くさはら。 ②草本のみが生育する原野。温帯ではステップ・プレーリー、熱帯ではサバンナ。 ⇒そうげん‐の‐みち【草原の道】 ぞう‐げん造言ザウ‥ こしらえごと。つくりごと。ねなしごと。「―蜚語ひごぞう‐げん増減】 増やすことと減らすこと。また、増えることと減ること。「―の幅」 ぞう‐げん雑言ザフ‥ ⇒ぞうごん ぞう‐げん讒言ザウ‥ ザンゲンの転。源氏物語柏木「いかなる―のありけるにかと」 そうけん‐いん総見院‥ヰン ①1582年(天正10)豊臣秀吉が京都大徳寺内に創建した塔頭たっちゅう。織田信長の菩提所。 ②織田信長の法名。 そうけん‐か双懸果サウ‥クワ 果実の一種。セリ・ニンジンなどのセリ科の果実で、子房は数室に分かれ、成熟後も各胞室は中軸から分かれて熟しそれぞれの一端が果軸の先端について垂れ下がるもの。懸痩果。懸果。 そうげん‐が宋元画‥グワ 宋(北宋・南宋)代と元代との絵画。明清画と対比していわれることが多い。 そう‐けんぎょう総検校・惣検校‥ゲウ 検校の上に位する者。 ①国衙こくが・荘園の職名。 ②寺務を総括する僧職。 ③当道の最高位にあり、盲官を統括するもの。 そうげん‐たいご壮言大語サウ‥ 盛んな意気にまかせておおげさなことを言うこと。大言壮語。 ⇒そう‐げん【壮言】

そうぎょう‐ひ【創業費】サウゲフ‥🔗🔉

そうぎょう‐ひ創業費サウゲフ‥ 銀行・会社などの創業に要する費用。 ⇒そう‐ぎょう【創業】

そう‐けん【創見】サウ‥🔗🔉

そう‐けん創見サウ‥ 今までにない新しい意見。独創的な見解。「―に富む」

そう‐けん【創建】サウ‥🔗🔉

そう‐けん創建サウ‥ 初めて建てること。「護国寺を―する」

そう‐さく【創作】サウ‥🔗🔉

そう‐さく創作サウ‥ ①はじめてつくること。つくりはじめること。創造。 ②芸術的感興を文芸・絵画・音楽などの芸術作品として独創的に表現すること。また、その表現された作品。「―家」 ③つくりごと。うそ。 ⇒そうさく‐はんが【創作版画】 ⇒そうさく‐ぶつ【創作物】

そうさく【創作】サウ‥(雑誌名)🔗🔉

そうさく創作サウ‥ 若山牧水・若山喜志子主宰の詩歌雑誌。1910年(明治43)創刊。第二次大戦後、短歌雑誌として継承。

そうさく‐はんが【創作版画】サウ‥グワ🔗🔉

そうさく‐はんが創作版画サウ‥グワ 版画独自の表現を追求する、芸術性の高い版画。日本では明治末以後の、自画・自刻・自刷を旨とする近代版画運動を指す。→方寸(雑誌名)⇒そう‐さく【創作】

そうさく‐ぶつ【創作物】サウ‥🔗🔉

そうさく‐ぶつ創作物サウ‥ ①創作した文芸作品。 ②〔法〕人の精神的創作活動の成果の総称。すなわち著作物・発明・考案・意匠など。 ⇒そう‐さく【創作】

そう‐し【創始】サウ‥🔗🔉

そう‐し創始サウ‥ 物事を初めて起こすこと。はじまり。「―者」

そうし‐かいめい【創氏改名】サウ‥🔗🔉

そうし‐かいめい創氏改名サウ‥ 日本が植民地支配のため、朝鮮人の姓名を日本式の氏名に改めることを強制した政策。皇民化政策の一環として関連法令が1939年(昭和14)公布、40年施行。

そう‐しゅつ【創出】サウ‥🔗🔉

そう‐しゅつ創出サウ‥ 物事を新しくつくりだすこと。「文化の―」

そう‐しょう【創唱】サウシヤウ🔗🔉

そう‐しょう創唱サウシヤウ はじめて唱えること。

そう‐しょう【創傷】サウシヤウ🔗🔉

そう‐しょう創傷サウシヤウ 身体の一部をきずつけられてできたきず。

そう‐せい【創世】サウ‥🔗🔉

そう‐せい創世サウ‥ はじめて世界をつくること。世界のできたはじめ。 ⇒そうせい‐き【創世記】 ⇒そうせい‐しんわ【創世神話】

そう‐せい【創生】サウ‥🔗🔉

そう‐せい創生サウ‥ 新たに作り出すこと。

そう‐せい【創成】サウ‥🔗🔉

そう‐せい創成サウ‥ はじめてできあがること。

そう‐せい【創製】サウ‥🔗🔉

そう‐せい創製サウ‥ はじめてつくりだすこと。「当店―の菓子」

そうせい‐き【創世記】サウ‥🔗🔉

そうせい‐き創世記サウ‥ (Genesis ラテン)旧約聖書開巻第一の書。世界創造の物語からヨセフの死に至るまでのヘブライ人の神話と歴史物語を記したもの。 ⇒そう‐せい【創世】

そうせい‐しんわ【創世神話】サウ‥🔗🔉

そうせい‐しんわ創世神話サウ‥ 世界の起源を説く神話。 ⇒そう‐せい【創世】

そう‐せつ【創設】サウ‥🔗🔉

そう‐せつ創設サウ‥ 初めて設けること。創立。「大学を―する」

そう‐ぞう【創造】サウザウ🔗🔉

そう‐ぞう創造サウザウ ①新たに造ること。新しいものを造りはじめること。「―力」↔模倣。 ②神が宇宙を造ること。「―者」「天地―説」 ⇒そうぞう‐しゃ【創造社】 ⇒そうぞう‐せつ【創造説】 ⇒そうぞうてき‐しんか【創造的進化】

そうぞう‐しゃ【創造社】サウザウ‥🔗🔉

そうぞう‐しゃ創造社サウザウ‥ 1921年に結成された中国の文学団体。郭沫若・郁達夫らが「自我の表現」を標榜して、文学研究会・新月社と並び称された。25年頃から革命文学への転換がはかられ、28年には無産階級革命文学を提唱するが、30年の左翼作家連盟結成後に活動を停止。 ⇒そう‐ぞう【創造】

そうぞう‐せつ【創造説】サウザウ‥🔗🔉

そうぞう‐せつ創造説サウザウ‥ ダーウィンの進化論を否定し、聖書の記述に基づいた神による天地創造を主張する説。→原理主義⇒そう‐ぞう【創造】

そうぞうてき‐しんか【創造的進化】サウザウ‥クワ🔗🔉

そうぞうてき‐しんか創造的進化サウザウ‥クワ (évolution créatrice フランス)ベルクソン哲学の根本概念で、その主著の標題。生命はあらゆる固定化・空間化を拒むものであり、絶えず予知できない新しいものを生み、創造的に飛躍するものであるという主張。 ⇒そう‐ぞう【創造】

そう‐はつ【創発】サウ‥🔗🔉

そう‐はつ創発サウ‥ 進化論・システム論の用語。生物進化の過程やシステムの発展過程において、先行する条件からは予測や説明のできない新しい特性が生み出されること。

そう‐はん【瘡瘢・創瘢】サウ‥🔗🔉

そう‐はん瘡瘢・創瘢サウ‥ きずのあと。瘡痕。

そう‐ぶ【創部】サウ‥🔗🔉

そう‐ぶ創部サウ‥ 部を初めて設立すること。部の創設。

そう‐めん【創面】サウ‥🔗🔉

そう‐めん創面サウ‥ きずの表面。

そう‐りつ【創立】サウ‥🔗🔉

そう‐りつ創立サウ‥ 初めて設立すること。創設。「会社を―する」「明治期―の大学」

はじ・む【始む・創む】🔗🔉

はじ・む始む・創む】 〔他下二〕 ⇒はじめる(下一)

はじ・める【始める・創める】🔗🔉

はじ・める始める・創める】 〔他下一〕[文]はじ・む(下二) これから順を追って展開する動作にとりかかる意。 ①開始する。万葉集18「吾ご大王の諸人を誘ひ給ひ善き事を―・め給ひて金くがねかも確たしけくあらむと」。日葡辞書「ヨミハジムル」「カキハジムル」。「商売を―・める」「居眠りを―・める」 ▷動詞の連用形などに付けても使う。「雨が降り―・める」 ②最初とする。万葉集8「女郎花秋萩まじる蘆城あしき野は今日を―・めて万代に見む」。源氏物語帚木「すきずきしき事と、なにがしより―・めて、うけひき侍らず」。「今に―・めぬ事ながら」 ③第一とする。主とする。竹取物語「親を―・めて、何事とも知らず」 ○恥も外聞もないはじもがいぶんもない ある目的のために自分の体面などまったく気にせずに行動する様子。 ⇒はじ【恥・辱】

[漢]創🔗🔉

 字形  筆順 〔刀(刂・)部10画/12画/教育/3347・414F〕 〔音〕ソウ〈サウ〉(漢) 〔訓〕きず・はじめる・つくる (名)はじむ [意味] ①(刃物で)きずつける。切りきず。「創痍そうい・刀創・銃創・咬創こうそう・絆創膏ばんそうこう」 ②新しくはじめる。はじめてつくる。「創作・創業・独創・草創」 [解字] 形声。「刀」+音符「倉」。は異体字。

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