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○咳唾珠を成すがいだたまをなす🔗⭐🔉
○咳唾珠を成すがいだたまをなす
[後漢書文苑伝下、趙壱「咳唾自ずから珠を成す」]ふと口をついて出た言葉が金玉のような名句名文であること。詩文の才が極めてゆたかであることのたとえ。
⇒がい‐だ【咳唾】
かい‐たつ【回達】クワイ‥
次々に送り出すこと。
かい‐たつ【開達】
(主として明治期に用いた語)知識などが進むこと。また、知識などを伸ばすこと。
かい‐た・つ【飼ひ立つ】カヒ‥
〔他下二〕
幼時から養い育てる。今昔物語集26「此を―・ててもいかがはせむ」
かい‐たて【買立て】カヒ‥
①むやみに買うこと。
②買ったばかりであること。
かい‐たて【飼立て】カヒ‥
幼時から養い育てること。また、そのもの。子飼い。
かい‐だて【垣楯・掻楯】
(カキダテの音便)楯を並べて垣のようにしたもの。平治物語「―に掻いて待つ所に」
かい‐だて【買建】カヒ‥
株式の信用取引や商品の先物さきもの取引で成立した買入れの注文。また、買いの約定やくじょう。買注文。↔売建。
⇒かいだて‐ぎょく【買建玉】
かいだて‐ぎょく【買建玉】カヒ‥
信用取引・先物取引・オプション取引等で、買建をしたまま決済していない株式や商品。↔売建玉
⇒かい‐だて【買建】
かい‐た・てる【買い立てる】カヒ‥
〔他下一〕[文]かひた・つ(下二)
むやみに買い入れる。
かい‐だめ【買溜め】カヒ‥
物資が不足しあるいは物価が騰貴するのを見越して、必要以上に多くの物資を買って貯えること。「食糧の―」
がい‐ため【外為】
①外国為替がいこくかわせの略称。
②外国為替手形の略称。
③外国為替資金の略称。
⇒がいため‐ほう【外為法】
がいため‐ほう【外為法】‥ハフ
「外国為替及び外国貿易法」の略称。
⇒がい‐ため【外為】
かい‐だゆ・し【腕弛し】カヒ‥
〔形ク〕
(→)「かいなだゆし」に同じ。清慎公集「―・きまでかへすかひなし」
かい‐だる・し【腕弛し】カヒ‥
〔形ク〕
「かいなだゆし」に同じ。日葡辞書「カイダルウゴザル」→かったるい
かい‐だれ【掻垂】
(カキタレの音便)祭事に用いる削掛けずりかけまたは紙垂かみしで。ぐんだれ。本垂ほんだれ。門穂垂かどほだれ。
かい‐たん【怪誕】クワイ‥
奇怪でとりとめもないこと。
かい‐たん【塊炭】クワイ‥
塊状の石炭。直径4センチメートル程度より大きいもの。
かい‐だん【会談】クワイ‥
(責任のある人が公に)面会して話し合うこと。「トップ―」
かい‐だん【快談】クワイ‥
きもちよい談話。きもちよく話をすること。
かい‐だん【戒壇】
僧尼に戒律を授けるために設ける壇。石などで築く。日本では754年(天平勝宝6)、鑑真がんじんが東大寺大仏殿前に設置したのに始まる。→三戒壇。
⇒かいだん‐いん【戒壇院】
⇒かいだん‐せき【戒壇石】
⇒かいだん‐どう【戒壇堂】
⇒かいだん‐めぐり【戒壇廻り】
かい‐だん【怪談】クワイ‥
ばけものに関する話。妖怪・幽霊・鬼・狐・狸などについての迷信的な口碑・伝説。
⇒かいだん‐ばなし【怪談噺】
⇒かいだん‐もの【怪談物】
かい‐だん【開壇】
密教で、灌頂かんじょうを行う壇を開くこと。また、灌頂を行うこと。「―阿闍梨」
かい‐だん【階段】
①段になった昇降用の通路。建物の上下の階を通ずる段。「―を上がる」
②順序。等級。段階。
⇒かいだん‐きょうしつ【階段教室】
⇒かいだん‐こうさく【階段耕作】
⇒かいだん‐しつ【階段室】
⇒かいだん‐だんす【階段箪笥】
⇒かいだん‐とこう【階段登行】
⇒かいだん‐ぼり【階段掘り】
かい‐だん【解団】
団体を解散すること。↔結団
がい‐たん【慨嘆・慨歎】
うれいなげくこと。なげきいきどおること。「―に堪えない」
がい‐たん【骸炭】
(→)コークスのこと。
がい‐だん【街談】
[漢書芸文志]まちの話。世間のうわさ。「―巷説」
⇒がいだん‐こうご【街談巷語】
かいだん‐いん【戒壇院】‥ヰン
戒壇を設けた建物。また、それを含む一区画。東大寺のものが著名。
⇒かい‐だん【戒壇】
かいだん‐きょうしつ【階段教室】‥ケウ‥
後方に行くほど階段式に高くなるように座席を設けた教室。
⇒かい‐だん【階段】
がいだん‐こうご【街談巷語】‥カウ‥
[漢書芸文志「小説家者流は、けだし稗官はいかんより出づ。街談巷語は、道聴塗説の者の造るところなり」]世間にあふれているつまらない評判やうわさ。
⇒がい‐だん【街談】
かいだん‐こうさく【階段耕作】‥カウ‥
傾斜地を階段式に利用する耕作方式。段々畑・棚田の類。
⇒かい‐だん【階段】
かい‐だんじ【快男児】クワイ‥
気性のさっぱりした快活な男。好漢。快男子。
かいだん‐しつ【階段室】
建物内に階段を取り付けるために設けた空間。
⇒かい‐だん【階段】
ガイダンス【guidance】
(指導の意)
①新入生など事情の分からない人に対して行う入門的説明。
②児童・生徒に対して、生活に適応し、その個性・可能性を最大限に発揮できるように導く教育活動。進路指導に始まり、その後各分野の指導を含むようになった。
かいだん‐せき【戒壇石】
授戒のために小界(戒壇)を設け、その四方に目印として置いた石。また、寺院全体を戒壇とみて、その門前に建てた石柱をいう。「不許葷酒入山門くんしゅさんもんにいるをゆるさず」などの句を刻する。結界石。
⇒かい‐だん【戒壇】
かいだんぜんしょ【怪談全書】クワイ‥
仮名草子。5巻。林羅山編作。1698年(元禄11)刊。全32話。中国の志怪・伝奇書「捜神記」などから抄訳。
かいだん‐だんす【階段箪笥】
階段の段差を利用して抽斗ひきだしを組み込んだ箪笥。箱階段。箱梯子はこばしご。
⇒かい‐だん【階段】
かいだん‐どう【戒壇堂】‥ダウ
戒壇を設けた堂。
⇒かい‐だん【戒壇】
かいだん‐とこう【階段登行】‥カウ
スキーで、斜面に水平に立って、山側スキーを高く踏み出しエッジで止めてから、谷側スキーを引き寄せて、1歩ずつ横向きに斜面を登る方法。
⇒かい‐だん【階段】
かいだん‐ばなし【怪談噺】クワイ‥
幽霊や妖怪の登場する落語。初代林屋正蔵は鳴物・照明などを用いて好評を博した。三遊亭円朝の「怪談牡丹灯籠」「真景累ヶ淵しんけいかさねがふち」が有名。
⇒かい‐だん【怪談】
かいだん‐ぼり【階段掘り】
①鉱山で、鉱床内を階段形に掘り進んで採鉱すること。上向きと下向きとがある。
②トンネルの掘り方の一種。普通2段にし、上段で掘り出した土・石は下段に落として車で運び出す。ベンチ式掘削。
⇒かい‐だん【階段】
かいだん‐めぐり【戒壇廻り】
仏堂内陣の縁の下の暗所をめぐり歩くこと。長野善光寺のが名高い。
⇒かい‐だん【戒壇】
かいだん‐もの【怪談物】クワイ‥
怪談を主題とする小説・浄瑠璃・講談・落語などの総称。「剪灯新話せんとうしんわ」などの中国から渡来した怪異小説がその源流。
⇒かい‐だん【怪談】
かい‐ち【垣内】
⇒かいと。〈日葡辞書〉
かい‐ち【改置】
改めておくこと。おきかえること。
かい‐ち【開地】
開墾した土地。
⇒かいち‐いせき【開地遺跡】
かい‐ち【開知・開智】
(明治期の語)知識を開くこと。知識が啓発されること。
がい‐ち【外地】グワイ‥
①国外の地。
②もと、日本固有の領土を内地といったのに対して、それ以外の領有地、すなわち朝鮮・台湾・樺太などの総称。「―からの引揚げ者」
かいち‐いせき【開地遺跡】‥ヰ‥
洞窟や岩陰の遺跡に対し、野外の平地や丘陵にのこされた遺跡。
⇒かい‐ち【開地】
かい‐ちく【改築】
建物の全部または一部を建てかえること。「校舎を―する」
かい‐ちゃ【回茶】クワイ‥
(孔子の門人顔回が一を聞いて十を知ったということに由来)茶の湯で、茶の味を飲み分ける遊び。4種の茶を飲んで、茶の種類を当てること。四種十服茶といって、多くは10服飲む。貢茶こうちゃ。
かいちゃく‐まい【回着米】クワイ‥
陸送で市場にもってきた米。↔入津にゅうしん米
かい‐ちゅう【介冑】‥チウ
よろいとかぶと。甲冑かっちゅう。
かい‐ちゅう【回虫・蛔虫】クワイ‥
カイチュウ科の線虫で、人体寄生虫。雄は体長15〜25センチメートルで、尾端が鉤状に曲がり、雌は体長20〜40センチメートルで尾端が鈍く尖る。野菜・果物などに付着した卵が口から入り、成虫は小腸に寄生するが、胃・脳・泌尿器などに移行することもある。腹の虫。
かい‐ちゅう【改鋳】‥チウ
改めて鋳造すること。いなおし。「貨幣を―する」
かい‐ちゅう【海中】
海のなか。
⇒かいちゅう‐かざん【海中火山】
⇒かいちゅう‐こうえん【海中公園】
⇒かいちゅう‐りん【海中林】
かい‐ちゅう【懐中】クワイ‥
①ふところやポケットのうち。「―一文もない」
②ふところの中に入れること。携帯すること。「書状を―する」
③懐中物の略。
⇒かいちゅう‐かがみ【懐中鏡】
⇒かいちゅう‐がさ【懐中笠】
⇒かいちゅう‐ガッパ【懐中合羽】
⇒かいちゅう‐じるこ【懐中汁粉】
⇒かいちゅう‐すずり【懐中硯】
⇒かいちゅう‐でんとう【懐中電灯】
⇒かいちゅう‐どけい【懐中時計】
⇒かいちゅう‐にっき【懐中日記】
⇒かいちゅう‐もの【懐中物】
がい‐ちゅう【外注・外註】グワイ‥
業務の一部を外部へ発注すること。
がい‐ちゅう【害虫】
人畜に直接害を与え、または作物などを害することによって人間生活に害や不快感を与える小動物の総称。昆虫のカ・ハエ・ノミ・ヨトウムシ・ゴキブリ・ウンカ・シロアリなどのほか、ダニ・線虫などの類。↔益虫
がい‐ちゅう【鎧冑】‥チウ
よろいとかぶと。
かいちゅう‐かがみ【懐中鏡】クワイ‥
女性などの携帯する小形の鏡。
懐中鏡
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐がさ【懐中笠】クワイ‥
提灯のように畳んで懐中に入れるようにした笠。にわか雨の時などに用いる。享保(1716〜1736)頃から行われた。
懐中笠
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐かざん【海中火山】‥クワ‥
(→)海底火山に同じ。
⇒かい‐ちゅう【海中】
かいちゅう‐ガッパ【懐中合羽】クワイ‥
ふところに入れて持ち歩ける小さな合羽。日本永代蔵6「三文字屋といへる人、むかし―を仕出し」
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐こうえん【海中公園】‥ヱン
海中の景観を保護・利用するために、国立公園・国定公園内の海面に設けた自然公園。国立公園内は環境大臣が、国定公園内は都道府県知事が指定。
⇒かい‐ちゅう【海中】
かいちゅう‐じるこ【懐中汁粉】クワイ‥
乾餡ほしあんを最中もなか生地で包んだもの。湯を注いでかきまわせば、汁粉となる。携帯できるからいう。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐すずり【懐中硯】クワイ‥
ふところに入れて携帯するように作った硯箱。筆・墨・硯を収めた。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐でんとう【懐中電灯】クワイ‥
乾電池を電源とし、豆電球を点灯するように装置した携帯用の小形電灯。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐どけい【懐中時計】クワイ‥
ふところやポケットなどに入れて携帯する小形の時計。袖時計。袂たもと時計。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐にっき【懐中日記】クワイ‥
ポケットに入れて持ち歩けるような小さい日記帳。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
がい‐ちゅうひ【外中比】グワイ‥
〔数〕二つの量a、bに対し
a:b=b:(a+b)
が成り立つとき、この比を外中比という。その値は(√5ー1)/2
に等しい。中末比。黄金比。→黄金分割おうごんぶんかつ
かいちゅう‐もの【懐中物】クワイ‥
懐中に入れてあるもの、すなわち財布など。「―に御用心」
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かい‐ちゅうもん【買注文】カヒ‥
得意先から買入れの注文を受けること。買建かいだて。
かいちゅう‐りん【海中林】
コンブ・アラメ・カジメ・ジャイアント‐ケルプなど、大形の褐藻類が繁茂する藻場もば。魚などがよく寄り付く。
⇒かい‐ちゅう【海中】
かい‐ちょう【会長】クワイチヤウ
①会の事務を統一して管理し、会を代表する人。
②会社で、社長の上に位置する役職。
かい‐ちょう【回腸】クワイチヤウ
①(はらわたを回めぐらしかえす意から)非常に深く感動すること。
②小腸の後半部。空腸に続き屈曲が甚だしい。末端は大腸に接続する。人では長さ約2メートル。
かい‐ちょう【快暢】クワイチヤウ
気持よくのびのびとすること。
かい‐ちょう【快調】クワイテウ
物事の具合がよく、気持のよいこと。思うように事が進行すること。好調。「―なエンジンの音」「―に飛ばす」
かい‐ちょう【戒牒】‥テフ
僧尼が戒を受ける時、これを証する公文書。
かい‐ちょう【改丁】‥チヤウ
本や書類を作る際、内容の大きな区切りの所で、新たに奇数ページから、その続きを始めること。
かい‐ちょう【怪鳥】クワイテウ
あやしい鳥。普通の鳥とはちがう鳥。鵺ぬえの類。けちょう。
かい‐ちょう【海鳥】‥テウ
(→)「うみどり」に同じ。
⇒かいちょう‐ふん【海鳥糞】
かい‐ちょう【海潮】‥テウ
海水。うしお。
⇒かいちょう‐おん【海潮音】
かい‐ちょう【開庁】‥チヤウ
新設された官庁が執務を開始すること。
かい‐ちょう【開帳】‥チヤウ
①寺院で、特定の日に、厨子ずしのとばりを開いてその中の秘仏を一般の人々に拝ませること。多く春に行われる。開龕かいがん。啓龕。開扉。〈[季]春〉
②(法律では「開張」)賭博の座を開くこと。
⇒かいちょう‐ば【開帳場】
⇒かいちょう‐もの【開帳物】
かい‐ちょう【開張】‥チヤウ
①開き張ること。また、(羽などの)開いたときの長さ。
②市いちなどを開くこと。
かい‐ちょう【階調】‥テウ
画像の明部から暗部までの明るさの段階。また、その変化の度合。グラデーション。
かい‐ちょう【諧調】‥テウ
よく調和のとれた調子。整った調子。「―の妙」
がい‐ちょう【外朝】グワイテウ
①君主が国政をきく所。外廷。↔内朝。
②外国の朝廷。
がい‐ちょう【害鳥】‥テウ
農林・水産業に有害とみなされる鳥類。↔益鳥
かいちょう‐おん【海潮音】‥テウ‥
①海波の音。
②仏の説法の声の大きいのをたとえた語。潮音。「梵音―」。(書名別項)
⇒かい‐ちょう【海潮】
かいちょうおん【海潮音】‥テウ‥
訳詩集。訳者上田敏。1905年(明治38)10月刊。イタリア・イギリス・ドイツ・フランスの詩人29人の作品57編を訳したもの。高踏派と象徴派の作に重点をおく。
→文献資料[海潮音]
かいちょう‐しい【懐寵尸位】クワイ‥ヰ
[孝経諫諍章、孔安国注]君主の寵愛にたより、官を退くべき時に退かないこと。十訓抄「―の喩を離れたり」
かい‐ちょうせき【灰長石】クワイチヤウ‥
斜長石の一種。ほとんどカルシウムとアルミニウムだけの珪酸塩鉱物。斑糲岩はんれいがん・玄武岩などの主要構成鉱物。三斜晶系で、白色・帯黄色・帯赤色、条痕は無色で透明ないし半透明。三宅島・倶多楽くったら湖外輪山のものは有名。
がい‐ちょうどう【外聴道】グワイチヤウダウ
(→)外耳道がいじどうに同じ。
かいちょう‐ば【開帳場】‥チヤウ‥
江戸時代、社寺で開帳をした所。にぎわったので、盛り場の意にもなる。根無草後編「―にて巾着切に紙入を預けるに似たり」
⇒かい‐ちょう【開帳】
かいちょう‐ふん【海鳥糞】‥テウ‥
(→)グアノに同じ。
⇒かい‐ちょう【海鳥】
かいちょう‐もの【開帳物】‥チヤウ‥
浄瑠璃・歌舞伎で、寺院の開帳を当てこんで作られた作品の総称。「けいせい浅間嶽」など。
⇒かい‐ちょう【開帳】
かい‐ちょく【回勅】クワイ‥
(encyclica ラテン)カトリック教会で、ローマ教皇が信仰・道徳・社会問題について司教を通じ信徒全体に与える書簡。回状。
かい‐ちょく【戒飭】
戒めつつしませること。謹慎させること。また、自ら戒めつつしむこと。「―処分」
かいちん
(金沢で)おはじき。
かい‐ちん【開陳】
意見などを申しのべること。「自己の信念を―する」
かいづ【海津】
①岐阜県南西部の市。木曾・長良・揖斐いびの3川が縦貫する農業地帯。人口3万9千。→平田靫負ゆきえ→輪中わじゅう。
②滋賀県琵琶湖北岸、高島市の地名。昔、湖上水運の要地。
かい‐つう【会通】クワイ‥
[易経繋辞上]物事が一緒になり、のちに変化すること。
かい‐つう【開通】
開け通ずること。また、開き通すこと。交通・通信の機関についていうことが多い。「新線―」
かいつうしょうこう【華夷通商考】クワ‥シヤウカウ
世界地理書。西川如見著。2巻。1695年(元禄8)刊。1708年(宝永5)訂正増補版刊、5巻。アジア・西洋諸国の位置・風土・産物などを通商の見地から記述する。
かい‐づか【貝塚】カヒ‥
人が食した貝の殻が堆積した遺跡。全世界に分布するが、日本の縄文時代のものが数も多く、内容も豊か。土器・石器とともに埋葬人骨や各種の自然遺物が出土し、生活や環境復元資料として重要。
⇒かいづか‐いぶき【貝塚伊吹】
⇒かいづか‐じだい【貝塚時代】
かいづか【貝塚】カヒ‥
大阪府南西部、大阪湾岸の市。もと一向宗願泉寺を中心とした寺内町。人口9万。
かいづか【貝塚】カヒ‥
姓氏の一つ。
⇒かいづか‐しげき【貝塚茂樹】
かいづか‐いぶき【貝塚伊吹】カヒ‥
イブキの一品種。枝がねじれて旋回し、葉はほとんどが鱗片状。庭木として植栽されるが、ナシの赤星病の中間寄主となるため、ナシ産地では禁忌。
⇒かい‐づか【貝塚】
かいづか‐しげき【貝塚茂樹】カヒ‥
中国史学者。東京生れ。湯川秀樹の兄。京大卒。京大教授。中国古代の甲骨文字・金石文を研究。著「中国古代史学の発展」。文化勲章。(1904〜1987)
貝塚茂樹
提供:毎日新聞社
⇒かいづか【貝塚】
かいづか‐じだい【貝塚時代】カヒ‥
琉球諸島の時代区分の一つ。狩猟採集の生活段階にあり、本州諸島の縄文時代から11世紀ごろまでに相当する。
⇒かい‐づか【貝塚】
かい‐つか・む【掻い掴む】
〔他四〕
(カキツカムの音便)
①「つかむ」を強めていう語。
②かいつまむ。要約する。
かいつぎ‐しょう【買継ぎ商】カヒ‥シヤウ
中央問屋と生産地とがへだたっている時、これを連絡する地方問屋。機業地に多い。
かい‐つ・く【掻い付く】
〔自四〕
カキツクの音便。
かい‐つ・く【飼ひ付く】カヒ‥
〔他下二〕
飼ってならす。常に飼う。徒然草「池の鳥を日ごろ―・けて」
かい‐づくし【貝尽し】カヒ‥
①絵模様などに種々の貝を書き集めたもの。
②種々の貝を集めてもてあそび物とすること。かいぞろえ。
かい‐つくろい【掻い繕い】‥ツクロヒ
(カキツクロイの音便)
①かいつくろうこと。
②介添役。五節の舞姫などの介添の女房。かしずき。枕草子92「―二人、童よりほかには」
かい‐つくろ・う【掻い繕う】‥ツクロフ
〔他四〕
(カキツクロウの音便)
①つくろう。整頓する。保元物語(金刀比羅本)「矢をしきりに―・ひ―・ひ」
②容儀の乱れたのをととのえる。日葡辞書「エモン(衣紋)ヲカイツクロウ」
かい‐つけ【買付】カヒ‥
①いつも買っていること。「―の店」
②買い入れること。大量に仕入れること。
⇒かいつけ‐いたく【買付委託】
⇒かいつけ‐どいや【買付問屋】
かい‐つけ【飼付】カヒ‥
①鳥獣などを飼い馴らすこと。
②馬に食糧を与えること。
⇒かいつけ‐ぎょぎょう【飼付漁業】
かいつけ‐いたく【買付委託】カヒ‥ヰ‥
問屋その他の商人に委託して商品の買付けをすること。
⇒かい‐つけ【買付】
かいつけ‐ぎょぎょう【飼付漁業】カヒ‥ゲフ
魚類を永く一定の場所に留まらせるように餌を与えて馴らし、のち捕獲する漁業。
⇒かい‐つけ【飼付】
かいつけ‐どいや【買付問屋】カヒ‥ドヒ‥
製造業者・輸出入商などの委託により、商品の買付けをする問屋。
⇒かい‐つけ【買付】
かい‐つ・ける【買い付ける】カヒ‥
〔他下一〕
①買い馴れる。
②買い入れる。買い込む。
かい‐つなぎ【買繋ぎ】カヒ‥
現物または清算市場で、売約定うりやくじょうをするとともに、その後の値上りによる損失を防ぐために、先物市場で買約定をしておくこと。↔売繋ぎ
かい‐つのぐ・る【掻い角繰る】
〔自四〕
(カキツノグルの音便)ぐるぐる巻きにする。髪などを無造作に束ねる。好色五人女2「うるはしき髪の結目ゆいめたちまちとけて、あるじ是を悲しめば…―・りて台所へ出でけるを」
かい‐つの・る【買い募る】カヒ‥
〔他五〕
次第に買い上げてゆく。
かいつぶり【鸊鷉】
カイツブリ目カイツブリ科の水鳥。名称は「掻いつ潜りつ」を略したものという説がある。大きさはハトぐらい。夏羽は背面暗褐色、喉・頸側は栗赤色、腹部は白色。冬羽は色が淡い。趾あしゆびの両側に膜がついていて蹼みずかきの働きをする。湖沼・河川などに極めて普通。巧みに潜水して小魚を捕食。巣は折り枝・蘆・水草などで水上に造り、「鳰におの浮巣」と呼ばれる。また、広くはカイツブリ目の水鳥の総称。世界に約20種。すべて淡水域に営巣するが、秋冬には海岸にすむものもある。カイツムリ。鳰にお。一丁潜むぐり。八丁潜り。息長鳥しながどり。〈[季]冬〉。易林本節用集「鵂、カイツブリ」
かいつぶり(夏羽)
カイツブリ(夏羽)
提供:OPO
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
かい‐つま・む【掻い摘む】
〔他五〕
(カキツマムの音便)要点を大ざっぱにとらえる。要約する。「―・んで話す」
かいつむり
①カイツブリの転。
②カタツムリ(蝸牛)の転。
かい‐づめ【貝爪】カヒ‥
ひらたく短い爪。
かい‐づめ【掻い詰め】
物の隙間などを作るために挟み込む物。支え。つっかい。世間胸算用1「猫の見つけぬ守袋、鼬いたちの道切るとがり杭、升落しの―」
かい‐つ‐もの【貝つ物】カヒ‥
貝のたぐい。貝類。源氏物語須磨「あまどもあさりして、―持て参れるを」
かい‐つら・ぬ【掻い連ぬ】
〔他下二〕
カキツラヌの音便。
かい‐つ・る【掻い連る】
〔自下二〕
カキツルの音便。
かい‐て【買手】カヒ‥
買う方の人。買方。買主。↔売手。
⇒かいて‐しじょう【買手市場】
⇒かいて‐すじ【買手筋】
かい‐てい【介弟】
(「介」は大の意)他人の弟の敬称。
かい‐てい【改定】
従来のきまりなどを改め定めること。「条文を―する」「運賃―」
⇒かいてい‐りつれい【改定律例】
かい‐てい【改訂】
書物や文書などの欠点を直すなど、内容を改めること。「辞書を―する」「―版」
かい‐てい【海底】
海のそこ。
⇒かいてい‐かくだい‐せつ【海底拡大説】
⇒かいてい‐かざん【海底火山】
⇒かいてい‐ケーブル【海底ケーブル】
⇒かいてい‐こく【海底谷】
⇒かいてい‐トンネル【海底トンネル】
⇒かいてい‐ねっすい‐ふんしゅつ【海底熱水噴出】
⇒かいてい‐ゆでん【海底油田】
かい‐てい【海程】
海上のみちのり。水程。
かい‐てい【開廷】
法廷で審理を開始すること。↔閉廷
かい‐てい【階梯】
①昇降の階段。きざはし。だんばしご。
②学芸などを学ぶ段階。手引き。入門。「蘭学―」
③器械体操で、斜めに立てかけたはしご。また、それによって行う体操。
かい‐てい【解停】
(明治期の語)新聞・雑誌の発行停止の処分をとくこと。
がい‐てい【外廷】グワイ‥
君主が国政をきく所。外朝。↔内廷
がい‐てい【外弟】グワイ‥
異父いふの弟。
がい‐てい【孩提】
おさなご。みどりご。
かいてい‐かくだい‐せつ【海底拡大説】‥クワク‥
海底が拡大し、大洋底が徐々に更新されていくという説。1960年頃アメリカのディーツ(R.S. Dietz1914〜1995)・ヘス(H. H. Hess1906〜1969)らが提唱。海底の地殻はマントル対流の湧き出し口である中央海嶺で生産され、海底が次々に海嶺の両側に拡がっていくという。この説はその後実証され、プレート‐テクトニクスへと発展。海洋底拡大説。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐かざん【海底火山】‥クワ‥
海底にできた火山。枕状溶岩を流出するが、水深が浅い場合には爆発的噴火をおこすことがある。海中火山。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐ケーブル【海底ケーブル】
海底に敷設されたケーブル。通信用・電力用など。海底線。海底電線。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐こく【海底谷】
海底の谷地形。2種類あり、一つは100メートル以浅にある小規模のもので、陸上の谷が海面変化のため海面下に没した谷。他は海谷とも呼ばれ、100メートル以深にある大規模のもので、大陸斜面を流下する乱泥流などの浸食により作られた谷。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐トンネル【海底トンネル】
海底を掘って設けられた主として交通用のトンネル。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐ねっすい‐ふんしゅつ【海底熱水噴出】
大洋の中央海嶺や背弧海盆の中軸部にみられるセ氏300度をこえる熱水の噴出。熱水鉱床をつくる。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐ゆでん【海底油田】
大陸棚の海底にある油田。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐りつれい【改定律例】
1873年(明治6)6月公布の刑法。先に公布された新律綱領への改正・補足を集成したもの。新律綱領とともに82年の旧刑法施行まで行われた。
⇒かい‐てい【改定】
かい‐てき【快適】クワイ‥
ぐあいがよくて気持のよいこと。「―な生活」
⇒かいてき‐かん【快適感】
がい‐てき【外的】グワイ‥
外部的。外面的。「―要因」↔内的。
⇒がいてき‐せいかつ【外的生活】
がい‐てき【外敵】グワイ‥
外部の敵。外国から攻めてくる敵。「―の襲来」
かいてき‐かん【快適感】クワイ‥
①快適さの感覚。
②建築などで、環境の快適さの程度を調べるときに用いる項目。→温冷感
⇒かい‐てき【快適】
がいてき‐せいかつ【外的生活】グワイ‥クワツ
精神生活に対して、物質の生活。
⇒がい‐てき【外的】
かいて‐しじょう【買手市場】カヒ‥ヂヤウ
売手よりも買手の方が有利な市場の情況。↔売手市場。
⇒かい‐て【買手】
かいて‐すじ【買手筋】カヒ‥スヂ
(取引用語)買う方の人。買方かいかた。
⇒かい‐て【買手】
かい‐てん【回天・廻天】クワイ‥
(天をひきまわす意)
①時勢を一変すること。衰えた勢いをもりかえすこと。太平記3「天下の機を呑で、―の力を出さん」
②第二次大戦末期、日本軍が敵艦への体当り攻撃に用いた人間魚雷。
かい‐てん【回転・廻転】クワイ‥
①くるくるまわること。また、まわすこと。「エンジンの―」「頭の―が速い」
②休止せず、たえず活動・活用しつづけること。「資本の―」「客の―がいい店」
③回転競技の略。
⇒かいてん‐あっしゅくき【回転圧縮機】
⇒かいてん‐いす【回転椅子】
⇒かいてん‐いせい【回転異性】
⇒かいてん‐いどう【回転移動】
⇒かいてん‐うんどう【回転運動】
⇒かいてん‐かく【回転角】
⇒かいてん‐き【回転機】
⇒かいてん‐ぎ【回転儀】
⇒かいてん‐きょうぎ【回転競技】
⇒かいてん‐けい【回転計】
⇒かいてん‐し【回転子】
⇒かいてんしき‐はつどうき【回転式発動機】
⇒かいてん‐しきん【回転資金】
⇒かいてん‐じく【回転軸】
⇒かいてん‐じば【回転磁場】
⇒かいてん‐ずし【回転寿司・回転鮨】
⇒かいてん‐そうふうき【回転送風機】
⇒かいてん‐そくどけい【回転速度計】
⇒かいてん‐たい【回転体】
⇒かいてん‐たいしょう【回転対称】
⇒かいてん‐だえんたい【回転楕円体】
⇒かいてん‐ドア【回転ドア】
⇒かいてん‐とう【回転鐙】
⇒かいてん‐とう【回転灯】
⇒かいてん‐とびら【回転扉】
⇒かいてん‐はんけい【回転半径】
⇒かいてん‐ぶるい【回転篩】
⇒かいてん‐へんこう【回転偏光】
⇒かいてん‐ほうぶつめん【回転放物面】
⇒かいてん‐ポンプ【回転ポンプ】
⇒かいてん‐まど【回転窓】
⇒かいてん‐まぶし【回転蔟】
⇒かいてん‐めん【回転面】
⇒かいてん‐もくば【回転木馬】
⇒かいてん‐よく【回転翼】
⇒かいてん‐りつ【回転率】
⇒かいてん‐ろ【回転炉】
かい‐てん【開店】
①初めて店を開いて商売を始めること。開業。「新装―」
②店を開けてその日の業務を行うこと。
↔閉店。
⇒かいてん‐きゅうぎょう【開店休業】
かい‐てん【開展】
①くりひろげること。
②進歩発達すること。
かい‐でん【皆伝】
師から技芸の奥義をことごとく伝えられること。おくゆるし。「免許―」
がい‐てん【外典】グワイ‥
ユダヤ教は認めないが、キリスト教によって旧約聖書に採録されたユダヤ教文書(旧約外典)。また、グノーシス主義文書など初期キリスト教の正典から異端として排除された文書(新約外典)。アポクリファ。→外典げてん
がい‐でん【外伝】グワイ‥
本伝以外の伝記。「義士―」
がい‐でん【外電】グワイ‥
外国電報の略。特に、海外ニュースを伝えるもの。「―によれば」
かいてん‐あっしゅくき【回転圧縮機】クワイ‥
羽根車などの回転子を回転させることによって、流体を圧送する機械。構造が簡単で、高速回転が可能のため、小形で、取扱いが容易。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐いす【回転椅子】クワイ‥
座が、中心にある軸によって回転する椅子。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐いせい【回転異性】クワイ‥
〔化〕分子中の単結合の周りの回転によって生じる異性。例えば、ブタンでは中央のC-C単結合の内部回転によりC-C結合軸方向から見て二つのメチル基が180度になるトランス形が最安定、60度になるゴーシュ形が準安定である。一般に回転異性体間の相互変換のエネルギー障壁は低いが、内部回転が束縛されて安定に単離できる場合がある。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐いどう【回転移動】クワイ‥
平面上または空間内の点や図形を、一点または一直線のまわりに一定の角だけ回転させる移動。その一点を回転の中心、一直線を軸という。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐うんどう【回転運動】クワイ‥
物体または質点系が相互間の相対的位置を変えず、一定直線(回転軸)の周囲を回転する運動。↔並進運動。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐かく【回転角】クワイ‥
回転移動するときの、移動前の位置と移動後の位置のなす角度。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐き【回転機】クワイ‥
電動機・発電機・タービンなどのように、運動部分が回転軸のまわりを回る機械。回転機械。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ぎ【回転儀】クワイ‥
(→)ジャイロ‐スコープに同じ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐きゅうぎょう【開店休業】‥キウゲフ
開店はしているが、客がなくて休業しているに等しいこと。名目だけで実質が伴わないことにいう。
⇒かい‐てん【開店】
かいてん‐きょうぎ【回転競技】クワイ‥キヤウ‥
スキー競技のアルペン種目の一つ。斜面に数十の旗門を設けたジグザグ形のコースを縫うようにして滑り降り、経過時間を競う。スラローム。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐けい【回転計】クワイ‥
①(→)回転速度計に同じ。
②回転数を計る器械。積算回転計。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐し【回転子】クワイ‥
回転機の回転部。ローター。↔固定子。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてんしき‐はつどうき【回転式発動機】クワイ‥
(→)ロータリー‐エンジンに同じ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐しきん【回転資金】クワイ‥
事業の運営において、投資されては回収される資金。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐じく【回転軸】クワイ‥ヂク
①物体の回転運動の中心となる一定直線。
②回転する機械の軸の総称。シャフト。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐じば【回転磁場】クワイ‥
大きさが一定で、向きが一定角速度で変化するような磁場。誘導電動機・同期電動機などに用いる。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
がいてん‐しんけい【外転神経】グワイ‥
脳橋の下側から出て、眼筋のうちの外直筋にいたる運動神経。第6脳神経。外旋神経。
かいてん‐ずし【回転寿司・回転鮨】クワイ‥
客が好みのままにとって食べられるよう、動く台にのって順次回って来る鮨。商標名。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐そうふうき【回転送風機】クワイ‥
回転圧縮機のうち、圧力が低く送風機として用いられるもの。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐そくどけい【回転速度計】クワイ‥
回転体の各瞬間または一定時間内における平均速度を計る機械。回転数は直接指針または数字で示される。回転計。タコメーター。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐たい【回転体】クワイ‥
平面図形が同一平面上にある一つの直線を軸として回転して生じる立体。たとえば、球は円がその直径を軸として回転して生じる。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐たいしょう【回転対称】クワイ‥
一つの図形を一定軸のまわりに一定の角度だけ回転移動しても変わらない性質。この一定軸を対称軸といい、回転の際の一定角度が180度・120度・90度等の場合をそれぞれ2回軸・3回軸・4回軸などと呼ぶ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐だえんたい【回転楕円体】クワイ‥ヱン‥
楕円をその軸のまわりに1回転して生じる立体。回転軸が楕円の長軸であるものを長球、短軸であるものを扁球とも呼ぶ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ドア【回転ドア】クワイ‥
(→)回転扉とびらに同じ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐とう【回転鐙】クワイ‥
(→)回旋塔に同じ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐とう【回転灯】クワイ‥
照らす向きを回転させて警告や注意を示す電灯。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐とびら【回転扉】クワイ‥
出入口の中央に設けた垂直軸に取り付けられた2〜4枚の扉を回転しながら出入りする構造の戸。回転ドア。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐はんけい【回転半径】クワイ‥
①曲線を描いて運動している軌道に円弧をあてはめたときの円の半径。
②剛体のある軸の周りの慣性モーメントの、剛体の全質量に対する比の平方根。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ぶるい【回転篩】クワイ‥ブルヒ
鉱石・石炭・鋳物砂などを粒度別にふるい分ける装置。金網または打抜孔を有する鋼板を円筒または円錐形に造り、横にして回転するもの。トロンメル。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐へんこう【回転偏光】クワイ‥クワウ
媒質中を伝播するにつれて、偏光面が回転する光。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ほうぶつめん【回転放物面】クワイ‥ハウ‥
放物線を、その軸のまわりに回転して得られる曲面。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ポンプ【回転ポンプ】クワイ‥
1個または2個の回転子が密閉された外殻(ケーシング)に内接しながら回転することにより生ずる空間の移動によって液体を押し出す形式のポンプ。また、これと同じ形式による真空ポンプ。ロータリー‐ポンプ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐まど【
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐がさ【懐中笠】クワイ‥
提灯のように畳んで懐中に入れるようにした笠。にわか雨の時などに用いる。享保(1716〜1736)頃から行われた。
懐中笠
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐かざん【海中火山】‥クワ‥
(→)海底火山に同じ。
⇒かい‐ちゅう【海中】
かいちゅう‐ガッパ【懐中合羽】クワイ‥
ふところに入れて持ち歩ける小さな合羽。日本永代蔵6「三文字屋といへる人、むかし―を仕出し」
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐こうえん【海中公園】‥ヱン
海中の景観を保護・利用するために、国立公園・国定公園内の海面に設けた自然公園。国立公園内は環境大臣が、国定公園内は都道府県知事が指定。
⇒かい‐ちゅう【海中】
かいちゅう‐じるこ【懐中汁粉】クワイ‥
乾餡ほしあんを最中もなか生地で包んだもの。湯を注いでかきまわせば、汁粉となる。携帯できるからいう。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐すずり【懐中硯】クワイ‥
ふところに入れて携帯するように作った硯箱。筆・墨・硯を収めた。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐でんとう【懐中電灯】クワイ‥
乾電池を電源とし、豆電球を点灯するように装置した携帯用の小形電灯。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐どけい【懐中時計】クワイ‥
ふところやポケットなどに入れて携帯する小形の時計。袖時計。袂たもと時計。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かいちゅう‐にっき【懐中日記】クワイ‥
ポケットに入れて持ち歩けるような小さい日記帳。
⇒かい‐ちゅう【懐中】
がい‐ちゅうひ【外中比】グワイ‥
〔数〕二つの量a、bに対し
a:b=b:(a+b)
が成り立つとき、この比を外中比という。その値は(√5ー1)/2
に等しい。中末比。黄金比。→黄金分割おうごんぶんかつ
かいちゅう‐もの【懐中物】クワイ‥
懐中に入れてあるもの、すなわち財布など。「―に御用心」
⇒かい‐ちゅう【懐中】
かい‐ちゅうもん【買注文】カヒ‥
得意先から買入れの注文を受けること。買建かいだて。
かいちゅう‐りん【海中林】
コンブ・アラメ・カジメ・ジャイアント‐ケルプなど、大形の褐藻類が繁茂する藻場もば。魚などがよく寄り付く。
⇒かい‐ちゅう【海中】
かい‐ちょう【会長】クワイチヤウ
①会の事務を統一して管理し、会を代表する人。
②会社で、社長の上に位置する役職。
かい‐ちょう【回腸】クワイチヤウ
①(はらわたを回めぐらしかえす意から)非常に深く感動すること。
②小腸の後半部。空腸に続き屈曲が甚だしい。末端は大腸に接続する。人では長さ約2メートル。
かい‐ちょう【快暢】クワイチヤウ
気持よくのびのびとすること。
かい‐ちょう【快調】クワイテウ
物事の具合がよく、気持のよいこと。思うように事が進行すること。好調。「―なエンジンの音」「―に飛ばす」
かい‐ちょう【戒牒】‥テフ
僧尼が戒を受ける時、これを証する公文書。
かい‐ちょう【改丁】‥チヤウ
本や書類を作る際、内容の大きな区切りの所で、新たに奇数ページから、その続きを始めること。
かい‐ちょう【怪鳥】クワイテウ
あやしい鳥。普通の鳥とはちがう鳥。鵺ぬえの類。けちょう。
かい‐ちょう【海鳥】‥テウ
(→)「うみどり」に同じ。
⇒かいちょう‐ふん【海鳥糞】
かい‐ちょう【海潮】‥テウ
海水。うしお。
⇒かいちょう‐おん【海潮音】
かい‐ちょう【開庁】‥チヤウ
新設された官庁が執務を開始すること。
かい‐ちょう【開帳】‥チヤウ
①寺院で、特定の日に、厨子ずしのとばりを開いてその中の秘仏を一般の人々に拝ませること。多く春に行われる。開龕かいがん。啓龕。開扉。〈[季]春〉
②(法律では「開張」)賭博の座を開くこと。
⇒かいちょう‐ば【開帳場】
⇒かいちょう‐もの【開帳物】
かい‐ちょう【開張】‥チヤウ
①開き張ること。また、(羽などの)開いたときの長さ。
②市いちなどを開くこと。
かい‐ちょう【階調】‥テウ
画像の明部から暗部までの明るさの段階。また、その変化の度合。グラデーション。
かい‐ちょう【諧調】‥テウ
よく調和のとれた調子。整った調子。「―の妙」
がい‐ちょう【外朝】グワイテウ
①君主が国政をきく所。外廷。↔内朝。
②外国の朝廷。
がい‐ちょう【害鳥】‥テウ
農林・水産業に有害とみなされる鳥類。↔益鳥
かいちょう‐おん【海潮音】‥テウ‥
①海波の音。
②仏の説法の声の大きいのをたとえた語。潮音。「梵音―」。(書名別項)
⇒かい‐ちょう【海潮】
かいちょうおん【海潮音】‥テウ‥
訳詩集。訳者上田敏。1905年(明治38)10月刊。イタリア・イギリス・ドイツ・フランスの詩人29人の作品57編を訳したもの。高踏派と象徴派の作に重点をおく。
→文献資料[海潮音]
かいちょう‐しい【懐寵尸位】クワイ‥ヰ
[孝経諫諍章、孔安国注]君主の寵愛にたより、官を退くべき時に退かないこと。十訓抄「―の喩を離れたり」
かい‐ちょうせき【灰長石】クワイチヤウ‥
斜長石の一種。ほとんどカルシウムとアルミニウムだけの珪酸塩鉱物。斑糲岩はんれいがん・玄武岩などの主要構成鉱物。三斜晶系で、白色・帯黄色・帯赤色、条痕は無色で透明ないし半透明。三宅島・倶多楽くったら湖外輪山のものは有名。
がい‐ちょうどう【外聴道】グワイチヤウダウ
(→)外耳道がいじどうに同じ。
かいちょう‐ば【開帳場】‥チヤウ‥
江戸時代、社寺で開帳をした所。にぎわったので、盛り場の意にもなる。根無草後編「―にて巾着切に紙入を預けるに似たり」
⇒かい‐ちょう【開帳】
かいちょう‐ふん【海鳥糞】‥テウ‥
(→)グアノに同じ。
⇒かい‐ちょう【海鳥】
かいちょう‐もの【開帳物】‥チヤウ‥
浄瑠璃・歌舞伎で、寺院の開帳を当てこんで作られた作品の総称。「けいせい浅間嶽」など。
⇒かい‐ちょう【開帳】
かい‐ちょく【回勅】クワイ‥
(encyclica ラテン)カトリック教会で、ローマ教皇が信仰・道徳・社会問題について司教を通じ信徒全体に与える書簡。回状。
かい‐ちょく【戒飭】
戒めつつしませること。謹慎させること。また、自ら戒めつつしむこと。「―処分」
かいちん
(金沢で)おはじき。
かい‐ちん【開陳】
意見などを申しのべること。「自己の信念を―する」
かいづ【海津】
①岐阜県南西部の市。木曾・長良・揖斐いびの3川が縦貫する農業地帯。人口3万9千。→平田靫負ゆきえ→輪中わじゅう。
②滋賀県琵琶湖北岸、高島市の地名。昔、湖上水運の要地。
かい‐つう【会通】クワイ‥
[易経繋辞上]物事が一緒になり、のちに変化すること。
かい‐つう【開通】
開け通ずること。また、開き通すこと。交通・通信の機関についていうことが多い。「新線―」
かいつうしょうこう【華夷通商考】クワ‥シヤウカウ
世界地理書。西川如見著。2巻。1695年(元禄8)刊。1708年(宝永5)訂正増補版刊、5巻。アジア・西洋諸国の位置・風土・産物などを通商の見地から記述する。
かい‐づか【貝塚】カヒ‥
人が食した貝の殻が堆積した遺跡。全世界に分布するが、日本の縄文時代のものが数も多く、内容も豊か。土器・石器とともに埋葬人骨や各種の自然遺物が出土し、生活や環境復元資料として重要。
⇒かいづか‐いぶき【貝塚伊吹】
⇒かいづか‐じだい【貝塚時代】
かいづか【貝塚】カヒ‥
大阪府南西部、大阪湾岸の市。もと一向宗願泉寺を中心とした寺内町。人口9万。
かいづか【貝塚】カヒ‥
姓氏の一つ。
⇒かいづか‐しげき【貝塚茂樹】
かいづか‐いぶき【貝塚伊吹】カヒ‥
イブキの一品種。枝がねじれて旋回し、葉はほとんどが鱗片状。庭木として植栽されるが、ナシの赤星病の中間寄主となるため、ナシ産地では禁忌。
⇒かい‐づか【貝塚】
かいづか‐しげき【貝塚茂樹】カヒ‥
中国史学者。東京生れ。湯川秀樹の兄。京大卒。京大教授。中国古代の甲骨文字・金石文を研究。著「中国古代史学の発展」。文化勲章。(1904〜1987)
貝塚茂樹
提供:毎日新聞社
⇒かいづか【貝塚】
かいづか‐じだい【貝塚時代】カヒ‥
琉球諸島の時代区分の一つ。狩猟採集の生活段階にあり、本州諸島の縄文時代から11世紀ごろまでに相当する。
⇒かい‐づか【貝塚】
かい‐つか・む【掻い掴む】
〔他四〕
(カキツカムの音便)
①「つかむ」を強めていう語。
②かいつまむ。要約する。
かいつぎ‐しょう【買継ぎ商】カヒ‥シヤウ
中央問屋と生産地とがへだたっている時、これを連絡する地方問屋。機業地に多い。
かい‐つ・く【掻い付く】
〔自四〕
カキツクの音便。
かい‐つ・く【飼ひ付く】カヒ‥
〔他下二〕
飼ってならす。常に飼う。徒然草「池の鳥を日ごろ―・けて」
かい‐づくし【貝尽し】カヒ‥
①絵模様などに種々の貝を書き集めたもの。
②種々の貝を集めてもてあそび物とすること。かいぞろえ。
かい‐つくろい【掻い繕い】‥ツクロヒ
(カキツクロイの音便)
①かいつくろうこと。
②介添役。五節の舞姫などの介添の女房。かしずき。枕草子92「―二人、童よりほかには」
かい‐つくろ・う【掻い繕う】‥ツクロフ
〔他四〕
(カキツクロウの音便)
①つくろう。整頓する。保元物語(金刀比羅本)「矢をしきりに―・ひ―・ひ」
②容儀の乱れたのをととのえる。日葡辞書「エモン(衣紋)ヲカイツクロウ」
かい‐つけ【買付】カヒ‥
①いつも買っていること。「―の店」
②買い入れること。大量に仕入れること。
⇒かいつけ‐いたく【買付委託】
⇒かいつけ‐どいや【買付問屋】
かい‐つけ【飼付】カヒ‥
①鳥獣などを飼い馴らすこと。
②馬に食糧を与えること。
⇒かいつけ‐ぎょぎょう【飼付漁業】
かいつけ‐いたく【買付委託】カヒ‥ヰ‥
問屋その他の商人に委託して商品の買付けをすること。
⇒かい‐つけ【買付】
かいつけ‐ぎょぎょう【飼付漁業】カヒ‥ゲフ
魚類を永く一定の場所に留まらせるように餌を与えて馴らし、のち捕獲する漁業。
⇒かい‐つけ【飼付】
かいつけ‐どいや【買付問屋】カヒ‥ドヒ‥
製造業者・輸出入商などの委託により、商品の買付けをする問屋。
⇒かい‐つけ【買付】
かい‐つ・ける【買い付ける】カヒ‥
〔他下一〕
①買い馴れる。
②買い入れる。買い込む。
かい‐つなぎ【買繋ぎ】カヒ‥
現物または清算市場で、売約定うりやくじょうをするとともに、その後の値上りによる損失を防ぐために、先物市場で買約定をしておくこと。↔売繋ぎ
かい‐つのぐ・る【掻い角繰る】
〔自四〕
(カキツノグルの音便)ぐるぐる巻きにする。髪などを無造作に束ねる。好色五人女2「うるはしき髪の結目ゆいめたちまちとけて、あるじ是を悲しめば…―・りて台所へ出でけるを」
かい‐つの・る【買い募る】カヒ‥
〔他五〕
次第に買い上げてゆく。
かいつぶり【鸊鷉】
カイツブリ目カイツブリ科の水鳥。名称は「掻いつ潜りつ」を略したものという説がある。大きさはハトぐらい。夏羽は背面暗褐色、喉・頸側は栗赤色、腹部は白色。冬羽は色が淡い。趾あしゆびの両側に膜がついていて蹼みずかきの働きをする。湖沼・河川などに極めて普通。巧みに潜水して小魚を捕食。巣は折り枝・蘆・水草などで水上に造り、「鳰におの浮巣」と呼ばれる。また、広くはカイツブリ目の水鳥の総称。世界に約20種。すべて淡水域に営巣するが、秋冬には海岸にすむものもある。カイツムリ。鳰にお。一丁潜むぐり。八丁潜り。息長鳥しながどり。〈[季]冬〉。易林本節用集「鵂、カイツブリ」
かいつぶり(夏羽)
カイツブリ(夏羽)
提供:OPO
→鳴声
提供:NHKサービスセンター
かい‐つま・む【掻い摘む】
〔他五〕
(カキツマムの音便)要点を大ざっぱにとらえる。要約する。「―・んで話す」
かいつむり
①カイツブリの転。
②カタツムリ(蝸牛)の転。
かい‐づめ【貝爪】カヒ‥
ひらたく短い爪。
かい‐づめ【掻い詰め】
物の隙間などを作るために挟み込む物。支え。つっかい。世間胸算用1「猫の見つけぬ守袋、鼬いたちの道切るとがり杭、升落しの―」
かい‐つ‐もの【貝つ物】カヒ‥
貝のたぐい。貝類。源氏物語須磨「あまどもあさりして、―持て参れるを」
かい‐つら・ぬ【掻い連ぬ】
〔他下二〕
カキツラヌの音便。
かい‐つ・る【掻い連る】
〔自下二〕
カキツルの音便。
かい‐て【買手】カヒ‥
買う方の人。買方。買主。↔売手。
⇒かいて‐しじょう【買手市場】
⇒かいて‐すじ【買手筋】
かい‐てい【介弟】
(「介」は大の意)他人の弟の敬称。
かい‐てい【改定】
従来のきまりなどを改め定めること。「条文を―する」「運賃―」
⇒かいてい‐りつれい【改定律例】
かい‐てい【改訂】
書物や文書などの欠点を直すなど、内容を改めること。「辞書を―する」「―版」
かい‐てい【海底】
海のそこ。
⇒かいてい‐かくだい‐せつ【海底拡大説】
⇒かいてい‐かざん【海底火山】
⇒かいてい‐ケーブル【海底ケーブル】
⇒かいてい‐こく【海底谷】
⇒かいてい‐トンネル【海底トンネル】
⇒かいてい‐ねっすい‐ふんしゅつ【海底熱水噴出】
⇒かいてい‐ゆでん【海底油田】
かい‐てい【海程】
海上のみちのり。水程。
かい‐てい【開廷】
法廷で審理を開始すること。↔閉廷
かい‐てい【階梯】
①昇降の階段。きざはし。だんばしご。
②学芸などを学ぶ段階。手引き。入門。「蘭学―」
③器械体操で、斜めに立てかけたはしご。また、それによって行う体操。
かい‐てい【解停】
(明治期の語)新聞・雑誌の発行停止の処分をとくこと。
がい‐てい【外廷】グワイ‥
君主が国政をきく所。外朝。↔内廷
がい‐てい【外弟】グワイ‥
異父いふの弟。
がい‐てい【孩提】
おさなご。みどりご。
かいてい‐かくだい‐せつ【海底拡大説】‥クワク‥
海底が拡大し、大洋底が徐々に更新されていくという説。1960年頃アメリカのディーツ(R.S. Dietz1914〜1995)・ヘス(H. H. Hess1906〜1969)らが提唱。海底の地殻はマントル対流の湧き出し口である中央海嶺で生産され、海底が次々に海嶺の両側に拡がっていくという。この説はその後実証され、プレート‐テクトニクスへと発展。海洋底拡大説。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐かざん【海底火山】‥クワ‥
海底にできた火山。枕状溶岩を流出するが、水深が浅い場合には爆発的噴火をおこすことがある。海中火山。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐ケーブル【海底ケーブル】
海底に敷設されたケーブル。通信用・電力用など。海底線。海底電線。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐こく【海底谷】
海底の谷地形。2種類あり、一つは100メートル以浅にある小規模のもので、陸上の谷が海面変化のため海面下に没した谷。他は海谷とも呼ばれ、100メートル以深にある大規模のもので、大陸斜面を流下する乱泥流などの浸食により作られた谷。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐トンネル【海底トンネル】
海底を掘って設けられた主として交通用のトンネル。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐ねっすい‐ふんしゅつ【海底熱水噴出】
大洋の中央海嶺や背弧海盆の中軸部にみられるセ氏300度をこえる熱水の噴出。熱水鉱床をつくる。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐ゆでん【海底油田】
大陸棚の海底にある油田。
⇒かい‐てい【海底】
かいてい‐りつれい【改定律例】
1873年(明治6)6月公布の刑法。先に公布された新律綱領への改正・補足を集成したもの。新律綱領とともに82年の旧刑法施行まで行われた。
⇒かい‐てい【改定】
かい‐てき【快適】クワイ‥
ぐあいがよくて気持のよいこと。「―な生活」
⇒かいてき‐かん【快適感】
がい‐てき【外的】グワイ‥
外部的。外面的。「―要因」↔内的。
⇒がいてき‐せいかつ【外的生活】
がい‐てき【外敵】グワイ‥
外部の敵。外国から攻めてくる敵。「―の襲来」
かいてき‐かん【快適感】クワイ‥
①快適さの感覚。
②建築などで、環境の快適さの程度を調べるときに用いる項目。→温冷感
⇒かい‐てき【快適】
がいてき‐せいかつ【外的生活】グワイ‥クワツ
精神生活に対して、物質の生活。
⇒がい‐てき【外的】
かいて‐しじょう【買手市場】カヒ‥ヂヤウ
売手よりも買手の方が有利な市場の情況。↔売手市場。
⇒かい‐て【買手】
かいて‐すじ【買手筋】カヒ‥スヂ
(取引用語)買う方の人。買方かいかた。
⇒かい‐て【買手】
かい‐てん【回天・廻天】クワイ‥
(天をひきまわす意)
①時勢を一変すること。衰えた勢いをもりかえすこと。太平記3「天下の機を呑で、―の力を出さん」
②第二次大戦末期、日本軍が敵艦への体当り攻撃に用いた人間魚雷。
かい‐てん【回転・廻転】クワイ‥
①くるくるまわること。また、まわすこと。「エンジンの―」「頭の―が速い」
②休止せず、たえず活動・活用しつづけること。「資本の―」「客の―がいい店」
③回転競技の略。
⇒かいてん‐あっしゅくき【回転圧縮機】
⇒かいてん‐いす【回転椅子】
⇒かいてん‐いせい【回転異性】
⇒かいてん‐いどう【回転移動】
⇒かいてん‐うんどう【回転運動】
⇒かいてん‐かく【回転角】
⇒かいてん‐き【回転機】
⇒かいてん‐ぎ【回転儀】
⇒かいてん‐きょうぎ【回転競技】
⇒かいてん‐けい【回転計】
⇒かいてん‐し【回転子】
⇒かいてんしき‐はつどうき【回転式発動機】
⇒かいてん‐しきん【回転資金】
⇒かいてん‐じく【回転軸】
⇒かいてん‐じば【回転磁場】
⇒かいてん‐ずし【回転寿司・回転鮨】
⇒かいてん‐そうふうき【回転送風機】
⇒かいてん‐そくどけい【回転速度計】
⇒かいてん‐たい【回転体】
⇒かいてん‐たいしょう【回転対称】
⇒かいてん‐だえんたい【回転楕円体】
⇒かいてん‐ドア【回転ドア】
⇒かいてん‐とう【回転鐙】
⇒かいてん‐とう【回転灯】
⇒かいてん‐とびら【回転扉】
⇒かいてん‐はんけい【回転半径】
⇒かいてん‐ぶるい【回転篩】
⇒かいてん‐へんこう【回転偏光】
⇒かいてん‐ほうぶつめん【回転放物面】
⇒かいてん‐ポンプ【回転ポンプ】
⇒かいてん‐まど【回転窓】
⇒かいてん‐まぶし【回転蔟】
⇒かいてん‐めん【回転面】
⇒かいてん‐もくば【回転木馬】
⇒かいてん‐よく【回転翼】
⇒かいてん‐りつ【回転率】
⇒かいてん‐ろ【回転炉】
かい‐てん【開店】
①初めて店を開いて商売を始めること。開業。「新装―」
②店を開けてその日の業務を行うこと。
↔閉店。
⇒かいてん‐きゅうぎょう【開店休業】
かい‐てん【開展】
①くりひろげること。
②進歩発達すること。
かい‐でん【皆伝】
師から技芸の奥義をことごとく伝えられること。おくゆるし。「免許―」
がい‐てん【外典】グワイ‥
ユダヤ教は認めないが、キリスト教によって旧約聖書に採録されたユダヤ教文書(旧約外典)。また、グノーシス主義文書など初期キリスト教の正典から異端として排除された文書(新約外典)。アポクリファ。→外典げてん
がい‐でん【外伝】グワイ‥
本伝以外の伝記。「義士―」
がい‐でん【外電】グワイ‥
外国電報の略。特に、海外ニュースを伝えるもの。「―によれば」
かいてん‐あっしゅくき【回転圧縮機】クワイ‥
羽根車などの回転子を回転させることによって、流体を圧送する機械。構造が簡単で、高速回転が可能のため、小形で、取扱いが容易。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐いす【回転椅子】クワイ‥
座が、中心にある軸によって回転する椅子。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐いせい【回転異性】クワイ‥
〔化〕分子中の単結合の周りの回転によって生じる異性。例えば、ブタンでは中央のC-C単結合の内部回転によりC-C結合軸方向から見て二つのメチル基が180度になるトランス形が最安定、60度になるゴーシュ形が準安定である。一般に回転異性体間の相互変換のエネルギー障壁は低いが、内部回転が束縛されて安定に単離できる場合がある。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐いどう【回転移動】クワイ‥
平面上または空間内の点や図形を、一点または一直線のまわりに一定の角だけ回転させる移動。その一点を回転の中心、一直線を軸という。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐うんどう【回転運動】クワイ‥
物体または質点系が相互間の相対的位置を変えず、一定直線(回転軸)の周囲を回転する運動。↔並進運動。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐かく【回転角】クワイ‥
回転移動するときの、移動前の位置と移動後の位置のなす角度。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐き【回転機】クワイ‥
電動機・発電機・タービンなどのように、運動部分が回転軸のまわりを回る機械。回転機械。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ぎ【回転儀】クワイ‥
(→)ジャイロ‐スコープに同じ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐きゅうぎょう【開店休業】‥キウゲフ
開店はしているが、客がなくて休業しているに等しいこと。名目だけで実質が伴わないことにいう。
⇒かい‐てん【開店】
かいてん‐きょうぎ【回転競技】クワイ‥キヤウ‥
スキー競技のアルペン種目の一つ。斜面に数十の旗門を設けたジグザグ形のコースを縫うようにして滑り降り、経過時間を競う。スラローム。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐けい【回転計】クワイ‥
①(→)回転速度計に同じ。
②回転数を計る器械。積算回転計。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐し【回転子】クワイ‥
回転機の回転部。ローター。↔固定子。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてんしき‐はつどうき【回転式発動機】クワイ‥
(→)ロータリー‐エンジンに同じ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐しきん【回転資金】クワイ‥
事業の運営において、投資されては回収される資金。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐じく【回転軸】クワイ‥ヂク
①物体の回転運動の中心となる一定直線。
②回転する機械の軸の総称。シャフト。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐じば【回転磁場】クワイ‥
大きさが一定で、向きが一定角速度で変化するような磁場。誘導電動機・同期電動機などに用いる。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
がいてん‐しんけい【外転神経】グワイ‥
脳橋の下側から出て、眼筋のうちの外直筋にいたる運動神経。第6脳神経。外旋神経。
かいてん‐ずし【回転寿司・回転鮨】クワイ‥
客が好みのままにとって食べられるよう、動く台にのって順次回って来る鮨。商標名。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐そうふうき【回転送風機】クワイ‥
回転圧縮機のうち、圧力が低く送風機として用いられるもの。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐そくどけい【回転速度計】クワイ‥
回転体の各瞬間または一定時間内における平均速度を計る機械。回転数は直接指針または数字で示される。回転計。タコメーター。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐たい【回転体】クワイ‥
平面図形が同一平面上にある一つの直線を軸として回転して生じる立体。たとえば、球は円がその直径を軸として回転して生じる。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐たいしょう【回転対称】クワイ‥
一つの図形を一定軸のまわりに一定の角度だけ回転移動しても変わらない性質。この一定軸を対称軸といい、回転の際の一定角度が180度・120度・90度等の場合をそれぞれ2回軸・3回軸・4回軸などと呼ぶ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐だえんたい【回転楕円体】クワイ‥ヱン‥
楕円をその軸のまわりに1回転して生じる立体。回転軸が楕円の長軸であるものを長球、短軸であるものを扁球とも呼ぶ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ドア【回転ドア】クワイ‥
(→)回転扉とびらに同じ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐とう【回転鐙】クワイ‥
(→)回旋塔に同じ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐とう【回転灯】クワイ‥
照らす向きを回転させて警告や注意を示す電灯。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐とびら【回転扉】クワイ‥
出入口の中央に設けた垂直軸に取り付けられた2〜4枚の扉を回転しながら出入りする構造の戸。回転ドア。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐はんけい【回転半径】クワイ‥
①曲線を描いて運動している軌道に円弧をあてはめたときの円の半径。
②剛体のある軸の周りの慣性モーメントの、剛体の全質量に対する比の平方根。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ぶるい【回転篩】クワイ‥ブルヒ
鉱石・石炭・鋳物砂などを粒度別にふるい分ける装置。金網または打抜孔を有する鋼板を円筒または円錐形に造り、横にして回転するもの。トロンメル。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐へんこう【回転偏光】クワイ‥クワウ
媒質中を伝播するにつれて、偏光面が回転する光。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ほうぶつめん【回転放物面】クワイ‥ハウ‥
放物線を、その軸のまわりに回転して得られる曲面。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐ポンプ【回転ポンプ】クワイ‥
1個または2個の回転子が密閉された外殻(ケーシング)に内接しながら回転することにより生ずる空間の移動によって液体を押し出す形式のポンプ。また、これと同じ形式による真空ポンプ。ロータリー‐ポンプ。
⇒かい‐てん【回転・廻転】
かいてん‐まど【広辞苑に「咳唾珠を成す」で始まるの検索結果 1-1。