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つつみ【堤】🔗🔉

つつみ】 (湖沼・池・川などを包むものの意) ①湖沼や池・川などの、水が溢れないように土を高く築いたもの。どて。堤防。万葉集14「池の―に」。「―が切れる」 ②水をためた池。溜池。〈倭名類聚鈔1〉 ③相撲の土俵。土俵場。栄華物語根合「相撲すまいなども、清涼殿にて中宮は御覧ず。…御前に―かきて、月日山などありけり」 ⇒つつみ‐ぶぎょう【堤奉行】

つつみ‐がわら【包瓦・疏瓦・堤瓦】‥ガハラ🔗🔉

つつみ‐がわら包瓦・疏瓦・堤瓦‥ガハラ 棟を包むのに用いる半円筒形の瓦。 ⇒つつみ【包み・裹み】

つつみ‐ちゅうなごん【堤中納言】🔗🔉

つつみ‐ちゅうなごん堤中納言】 (賀茂川の堤に近く住んだのでいう)藤原兼輔の異称。

つつみちゅうなごんものがたり【堤中納言物語】🔗🔉

つつみちゅうなごんものがたり堤中納言物語】 物語集。書名の由来は諸説あり未詳。10編の短編と一つの断章とから成る。「逢坂越えぬ権中納言」の1編は1055年(天喜3)女房小式部作。他の諸編もほぼ平安末期には成立したとされる。それぞれに人生の断面を巧妙に描く。 →文献資料[堤中納言物語]

つつみ‐にんぎょう【堤人形】‥ギヤウ🔗🔉

つつみ‐にんぎょう堤人形‥ギヤウ 「堤焼つつみやき参照。

つつみ‐ぶぎょう【堤奉行】‥ギヤウ🔗🔉

つつみ‐ぶぎょう堤奉行‥ギヤウ 江戸時代、堤防のことをつかさどった奉行。 ⇒つつみ【堤】

つつみほうざん‐りゅう【堤宝山流】‥リウ🔗🔉

つつみほうざん‐りゅう堤宝山流‥リウ 柔術の一派。下野国芳賀郡の守護職堤山城守宝山が始めたという。 ⇒つつみ【堤】

つつみ‐やき【堤焼】🔗🔉

つつみ‐やき堤焼】 陶器の一種。元禄(1688〜1704)の頃、仙台の堤町近くの台原だいのはらで江戸の陶工上村万右衛門が創製したもの。特に土人形は「堤人形」として有名。

つつみ‐やすじろう【堤康次郎】‥ラウ🔗🔉

つつみ‐やすじろう堤康次郎‥ラウ 実業家・政治家。滋賀県生れ。早大卒。衆議院議員、同議長。鉄道・土地開発・流通などから成る西武グループを築く。(1889〜1964) ⇒つつみ【堤】

ていがい‐ち【堤外地】‥グワイ‥🔗🔉

ていがい‐ち堤外地‥グワイ‥ 堤防からみて、水の流れている側の土地。↔堤内地

てい‐とう【堤塘・隄塘】‥タウ🔗🔉

てい‐とう堤塘・隄塘‥タウ つつみ。どて。

ていない‐ち【堤内地】🔗🔉

ていない‐ち堤内地】 堤防によって守られている土地。人家のある側の土地。↔堤外地

てい‐ぼう【堤防】‥バウ🔗🔉

てい‐ぼう堤防‥バウ ①ふせぎささえること。防止すること。浮世物語「もし十分の快意を―すれば」 ②河川の氾濫や海水の侵入を防ぐため、河岸・海岸に沿って設けた土石やコンクリート製の構築物。つつみ。どて。堤塘。「―が決壊する」

[漢]堤🔗🔉

 字形  筆順 〔土部9画/12画/常用/3673・4469〕 〔音〕テイ(漢) 〔訓〕つつみ [意味] 水の流出・流入を防ぐために高く盛りあげた土。土手。つつみ。「堤防・堰堤えんてい・突堤・防波堤」 [解字] 形声。「土」+音符「是」(=長くのびる)。長くのびた盛り土の意。 [下ツキ 堰堤・築堤・長堤・突堤・防波堤・墨堤

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