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しょう‐い【小異】セウ‥🔗🔉

しょう‐い小異セウ‥ わずかのちがい。「大同―」 ⇒小異を捨てて大同につく

○小異を捨てて大同につくしょういをすててだいどうにつく🔗🔉

○小異を捨てて大同につくしょういをすててだいどうにつく 意見の少しぐらいの違いはあっても、大勢が一致できる意見に従う。 ⇒しょう‐い【小異】 しょう‐いん小引セウ‥ 短いはしがき。小序。 しょう‐いん小飲セウ‥ 小人数の催すさかもり。小酌。小宴。 しょう‐いん正員シヤウヰン 定員として正式に任命された官員。正官。→権官ごんかん しょう‐いん正院シヤウヰン ⇒せいいん しょう‐いん承允】 (「允」は許す意)承知すること。中村正直、西国立志編「卯格林ボウケリンこれを―しけり」 しょう‐いん承引】 承知し引き受けること。承諾。「―致しかねる」 しょう‐いん招引セウ‥ まねきよせること。招待。 しょう‐いん松筠‥ヰン 松と竹。四季、色のかわらぬところから、節操のかたいさまの形容。 しょう‐いん松韻‥ヰン 松風のおと。松籟しょうらいしょう‐いん省印シヤウ‥ ①律令制の各省の印章。 ②内閣各省の印章。 しょう‐いん省員シヤウヰン ①官省の官吏・職員。 ②職員または人員を減少すること。 しょう‐いん勝因】 ①勝利の原因。 ②〔仏〕善果を生ずるすぐれた因縁。 しょう‐いん証印】 証明のために捺した印。 ⇒しょういん‐ぜい【証印税】 しょう‐いん請印シヤウ‥ 少納言が奏上して、規定の文書に太政官の内外印を請うたこと。 じょう‐いん上院ジヤウヰン 二院制度の国会で、公選になる他の一院に対して、主に貴族・官選議員などで組織する議院。明治憲法下の貴族院の類。アメリカ合衆国などの連邦では各州代表により組織。第二院。↔下院かいん じょう‐いん冗員‥ヰン むだで、ありあまった人員。 じょう‐いん定印ヂヤウ‥ 〔仏〕禅定ぜんじょうに入っていることを示す印契いんげい。法界定印・阿弥陀定印など。 定印 じょう‐いん乗員‥ヰン 船・列車・航空機などに乗って勤務している者。乗務員。 じょう‐いん浄院ジヤウヰン てら。仏寺。 じょう‐いん剰員‥ヰン 余分の人員。あまった人員。「―の整理」 じょう‐いん常員ジヤウヰン 平常の人員。 じょう‐いん畳韻デフヰン 同じ韻字を二字重ねること。「艱難」「滅裂」の類。 しょういん‐じんじゃ松陰神社】 吉田松陰を祀る神社。 ㋐山口県萩市、松下村塾しょうかそんじゅくの側にある元県社。1907年(明治40)創立。 松陰神社(萩) 撮影:新海良夫 ㋑東京都世田谷区にある元府社。1882年(明治15)創立。 松陰神社(東京) 撮影:関戸 勇 しょういん‐ぜい証印税】 もと地券書替え請求者の納付した租税。 ⇒しょう‐いん【証印】 しょう‐う小雨セウ‥ すこし降る雨。こさめ。「―決行」 しょう‐う少雨セウ‥ 一定期間内に雨の降る量が少ないこと。「―傾向」 しょう‐う生有シヤウ‥ 〔仏〕四有の一つ。衆生しゅじょうが死んだのち次の生にまさに生まれる瞬間。 しょう‐う請雨シヤウ‥ 雨乞い。 ⇒しょうう‐ほう【請雨法】 しょう‐う瘴雨シヤウ‥ 瘴気を含んだ雨。「―蛮烟」 じょう‐うち常打ジヤウ‥ きまった場所できまったものが興行されること。「講談の―小屋」 しょう‐うちゅう小宇宙セウ‥チウ ①(Mikrokosmos ドイツ)宇宙の一部でありながら、それだけでまとまった一宇宙の観を呈するもの。特に人間を宇宙と類比してこの名で呼ぶことがある。 ②(→)銀河2のこと。 しょう‐うつし生写しシヤウ‥ いきうつし。梅暦「きりやうは故人の路考を―」 しょううつしあさがおばなし生写朝顔話シヤウ‥ガホ‥ 浄瑠璃。近松徳叟作、翠松園補の時代物。1832年(天保3)初演。司馬芝叟しばしそうの長話「蕣あさがお」を原拠とし、秋月弓之助の娘深雪と駒沢次郎左衛門との情話を脚色。4段目「宿屋」「大井川」が有名。朝顔日記。後に歌舞伎化。 しょうう‐ほう請雨法シヤウ‥ホフ 密教で、旱魃かんばつのとき降雨を祈祷する修法しゅほう⇒しょう‐う【請雨】 しょう‐うん昌運シヤウ‥ さかんな運命。盛運。 しょう‐うん祥雲シヤウ‥ めでたい雲。瑞祥の雲。 しょう‐うん商運シヤウ‥ 商売上の運。「―が開ける」 しょう‐うん勝運】 勝つべき運。「―に見放される」 じょううん‐ぶし浄雲節ジヤウ‥ 古浄瑠璃の一派。薩摩浄雲が寛永(1624〜1644)頃、江戸で語って人気を博した。語り口は剛健(硬派)で、繊細な曲風(軟派)の丹後節とともに江戸古浄瑠璃の二大源流と並称される。その門流から、虎屋源太夫・桜井丹波少掾など、多くの浄瑠璃太夫が輩出。 しょう‐え正絵シヤウヱ 昔の織物の図案。実際に表そうとする文様と同一大、同一色に描いた。 ⇒しょうえ‐し【正絵師】 しょう‐え唱衣シヤウ‥ 僧尼が死亡したとき、その所持の三衣さんえなどを僧衆に分配するが、その分与が均等を欠くとき、一切を競売すること。そして、その価を等分に分与する。估衣こえ。提衣。 じょう‐え定慧ヂヤウヱ 〔仏〕 ①三学の中の禅定と智慧。 ②密教で、左手と右手との称。 じょう‐え浄衣ジヤウ‥ ①白色の衣服。しろむく。 ②白の布または生絹すずしで仕立てた狩衣かりぎぬ形の服。多く神事に着用。 ③僧の着用する白衣。 ⇒じょうえ‐の‐はかま【浄衣の袴】 じょう‐え浄慧ジヤウヱ 〔仏〕清浄な智慧。悟りの智慧。↔染慧 じょう‐え浄穢ジヤウヱ きよいこととけがれ。 ⇒じょうえ‐ふに【浄穢不二】 しょう‐えい省営シヤウ‥ 内閣の各省が経営・管理をすること。 しょう‐えい唱詠シヤウ‥ 詩歌を吟ずること。吟詠。 しょう‐えい照映セウ‥ てりはえること。 しょう‐えい照影セウ‥ 絵・写真にうつった姿。肖像。 しょう‐えい誦詠】 詩歌などをよみ歌うこと。 しょう‐えい障翳シヤウ‥ ①おおいかざすこと。 ②おうぎの類。障扇。 ③かげ。くもり。 しょう‐えい廠営シヤウ‥ 軍隊が廠舎に宿営すること。 しょう‐えい觴詠シヤウ‥ (「觴」は、さかずきの意)酒を飲みながら詩歌を吟ずること。 じょう‐えい上映ジヤウ‥ 映画をスクリーンにうつして観客に見せること。「只今―中」 じょうえい貞永ヂヤウ‥ (テイエイとも)[周易注疏]鎌倉中期、後堀河・四条天皇朝の年号。寛喜4年4月2日(1232年4月23日)改元、貞永2年4月15日(1233年5月25日)天福に改元。 ⇒じょうえい‐しきもく【貞永式目】 じょうえい‐しきもく貞永式目ヂヤウ‥ (貞永元年に制定したからいう)御成敗ごせいばい式目の別称。 ⇒じょうえい【貞永】 しょう‐えき小駅セウ‥ ①小さな宿場しゅくば。 ②小さな鉄道駅。 しょう‐えき生益シヤウ‥ 出生によって人口の増すこと。 しょう‐えき漿液シヤウ‥ ①しる。つゆ。 ②漿膜3から分泌する透明な液。 ⇒しょうえき‐まく【漿液膜】 しょう‐えき瘴疫シヤウ‥ 瘴気にあたっておこるとされた流行性熱病。はやりやまい。 しょうえき‐ち承役地】 〔法〕そこに地役権が設定され、要役地の便益に供せられる土地。 しょうえき‐まく漿液膜シヤウ‥ (→)漿膜2のこと。 ⇒しょう‐えき【漿液】 しょうえ‐し正絵師シヤウヱ‥ 正絵の図案家。 ⇒しょう‐え【正絵】 じょう‐えつ上越ジヤウヱツ ①上野こうずけと越後えちごの総称。 ②(上越後かみえちごの意)新潟県西部地域を指していう語。 ③新潟県南西部の市。陸・海の交通の要衝。金属・化学工業が発達。人口20万8千。→高田→直江津⇒じょうえつ‐きょういく‐だいがく【上越教育大学】 ⇒じょうえつ‐しんかんせん【上越新幹線】 ⇒じょうえつ‐せん【上越線】 じょう‐えつ上謁ジヤウ‥ 自分の姓名を告げて面会をもとめること。長上に面会すること。 じょうえつ‐きょういく‐だいがく上越教育大学ジヤウヱツケウ‥ 国立大学法人の一つ。1978年設置。大学院は主として教職経験を有する者を対象とする。2004年法人化。上越市。 ⇒じょう‐えつ【上越】 じょうえつ‐しんかんせん上越新幹線ジヤウヱツ‥ 「新幹線」参照。 ⇒じょう‐えつ【上越】 じょうえつ‐せん上越線ジヤウヱツ‥ JR線の一つ。群馬県高崎から信越本線宮内に通ずる。清水トンネル・新清水トンネルがある。全長164.4キロメートル。 ⇒じょう‐えつ【上越】 じょう‐えど常江戸ジヤウ‥ 常に江戸に在勤すること。また、その者。浄瑠璃、薩摩歌「これを取柄に召し置かれば、―、脇城、国脇まで」 しょう‐エネ省エネシヤウ‥ 省エネルギーの略。 ⇒しょう‐エネ‐ほう【省エネ法】 しょう‐エネ‐ほう省エネ法シヤウ‥ハフ 省エネルギーのため、エネルギー使用の合理化を総合的に進めるために必要な措置等を定める法律。正式名称「エネルギーの使用の合理化に関する法律」。1979年制定。その後、地球温暖化対策のための改正が数回行われる。省エネルギー法。 ⇒しょう‐エネ【省エネ】 しょう‐エネルギー省エネルギーシヤウ‥ エネルギー資源の枯渇を防ぐため、電力・石油・ガスなどの消費の節約を図ること。省エネ。「―対策」 じょうえ‐の‐はかま浄衣の袴ジヤウ‥ 白い布の袴。 ⇒じょう‐え【浄衣】 じょうえ‐ふに浄穢不二ジヤウヱ‥ 〔仏〕清浄な悟りの状態と穢れた迷いの状態とは、現象的には区別があるが、本性上から見れば不二平等であるということ。 ⇒じょう‐え【浄穢】 しょう‐えん小円セウヱン ①小さいまる。 ②〔数〕球面と、球の中心を通らない平面との交わりにできる円。 しょう‐えん小宴セウ‥ ①小人数の宴会。 ②自分の主催する宴会の謙称。 しょう‐えん小園セウヱン 小さい庭園。狭いはたけ。 しょう‐えん招延セウ‥ [荀子議兵]人をまねきよぶこと。招引。 しょう‐えん招宴セウ‥ 宴会に招くこと。また、人を招いて開く宴会。 しょう‐えん松煙】 ①樹脂分の多い松材を燃焼させて作った煤すす。黒色顔料。 ②松明たいまつの煙。 ③1で作った墨。また、墨の異称。 しょう‐えん荘園・庄園シヤウヱン ①平安時代より室町時代にかけての貴族・寺社の私的な領有地。奈良時代に墾田などを起源として出現したが、平安時代には地方豪族の寄進による荘園形成が盛んとなり、全国的に拡大、不輸不入権も認められるに至った。鎌倉幕府の守護地頭制によって次第に武家に侵略され、南北朝の動乱以後、急速に衰退に向かい、豊臣秀吉の時、太閤検地によって最終的に廃止された。荘。 ②中国で、もと別荘に田園を付属させたもの。唐代以降大土地所有一般を指すようになり、清代に及んだ。耕作者には奴隷を使うこともあったが、唐以降は小作人を使用した。 ③(manor イギリス・Grundherrschaft ドイツ)ヨーロッパ中世における領主の封建的土地所有。ドイツ初期には賦役をさせるいわゆる古典荘園があったが、ドイツ後期やイギリス・フランスでは生産物もしくは貨幣地代を出させた。 ⇒しょうえん‐せいり‐れい【荘園整理令】 しょう‐えん硝煙セウ‥ 火薬の発火によっておこる煙。 ⇒しょうえん‐だんう【硝煙弾雨】 ⇒しょうえん‐はんのう【硝煙反応】 しょう‐えん蕭衍セウ‥ 南朝、梁の武帝の姓名。→武帝5 しょう‐えん瘴煙・瘴烟シヤウ‥ 瘴気をふくむ靄もや。瘴霧。「毒霧―」 しょう‐えん牆垣シヤウヱン かき。かきね。垣牆。 じょう‐えん上苑ジヤウヱン 天子の庭園。 じょう‐えん上演ジヤウ‥ 劇を舞台で演ずること。上場。「昼夜2回―」 じょう‐えん情炎ジヤウ‥ 火のように燃え上がる激しい欲情。 じょうえんかほう‐ふん上円下方墳ジヤウヱン‥ハウ‥ 古墳の一形式。方形の壇の上に円丘をのせた形。古墳時代末に少数ある。 しょうえん‐ざい消炎剤セウ‥ 急性炎症の主症状である腫れ・痛み・発熱を抑える効果をもつ薬剤。ステロイド剤・サリチル酸剤・抗ヒスタミン剤などのほか、解熱・罨法あんぽう・収斂しゅうれん剤などがある。 しょう‐えんじ生臙脂シヤウ‥ 中国から渡来した紅色の染料。綿に染めて乾かしたもので、湯に浸してその汁を絞って使用。絵画の彩色、特殊の友禅・更紗染サラサぞめに用い、中国人は化粧料とする。胡臙脂。綿臙脂。臙脂。 しょうえん‐せいり‐れい荘園整理令シヤウヱン‥ 平安時代に荘園の拡大を抑えるために出された規制令。902年(延喜2)以降数回にわたって発令。 ⇒しょう‐えん【荘園・庄園】 しょうえん‐だんう硝煙弾雨セウ‥ 火薬の煙がみなぎり、弾丸が雨のように降ること。はげしく銃砲をうちあう戦場の形容。 ⇒しょう‐えん【硝煙】 しょうえん‐はんのう硝煙反応セウ‥オウ 発砲・爆発のあと、周辺にのこる亜硝酸による化学反応。犯罪捜査などに用いる。 ⇒しょう‐えん【硝煙】 しょう‐えん‐ぼ声縁菩シヤウ‥ 〔仏〕声聞しょうもんと縁覚えんがくと菩薩。 しょうおう正応シヤウ‥ 鎌倉後期、伏見天皇朝の年号。弘安11年4月28日(1288年5月29日)改元、正応6年8月5日(1293年9月6日)永仁に改元。 しょう‐おう商鞅シヤウアウ 中国、戦国時代の政治家。衛の公族。公孫氏。刑名の学を好み、秦の孝公に仕え、法令を変革、富国強兵を推進、商邑に封。恵文王が立つに及んで讒ざんせられ、車裂きの刑に処された。公孫鞅。衛鞅。( 〜前338) しょう‐おう照応セウ‥ 物事や文章などで二つのものが互いに対応すること。「字句の―」「首尾―」 しょう‐おう樵翁セウヲウ 老人のきこり。〈日葡辞書〉 しょう‐おう蕉翁セウヲウ 松尾芭蕉の異称。 じょう‐おう女王ヂヨウワウ ⇒じょおう じょうおう承応】 (ショウオウとも)[晋書律暦志]江戸前期、後光明・後西ごさい天皇朝の年号。慶安5年9月18日(1652年10月20日)改元、承応4年4月13日(1655年5月18日)明暦に改元。 じょうおう貞応ヂヤウ‥ (テイオウとも)[易経中孚卦]鎌倉中期、後堀河天皇朝の年号。承久4年4月13日(1222年5月25日)改元、貞応3年11月20日(1224年12月31日)元仁に改元。 じょうおう紹鴎ゼウ‥ 室町後期の茶人。泉州堺の納屋衆の一人。もと武田氏、のち武野たけの氏。一閑居士・大黒庵と号。珠光の門人宗陳・宗悟に茶道を学び、侘び茶の骨格を作り、千利休に伝えた。(1502〜1555) →文献資料[南方録] ⇒じょうおう‐だな【紹鴎棚】 じょうおう‐だな紹鴎棚ゼウ‥ 紹鴎の創案した茶の湯に用いる棚。紹鴎袋棚。 紹鴎棚 ⇒じょうおう【紹鴎】 しょう‐おく小屋セウヲク 小さい家。こや。また、自分の家の謙称。 じょう‐おく場屋ヂヤウヲク ①昔、中国で、官吏登用の試験場。貢院。挙場。 ②芝居小屋。戯場。 しょう‐おん小恩・少恩セウ‥ わずかな恩。わずかななさけ。少しの恩恵。また、恩恵の少ないこと。古今著聞集16「有季が―、ものの数ならじ」 しょう‐おん消音セウ‥ 雑音や爆音を消すこと。 ⇒しょうおん‐き【消音器】 じょう‐おん上音ジヤウ‥ 〔理〕発音体の固有振動のうち、基音よりも振動数の高い音の総称。倍音はその一種。部分音。 じょう‐おん常温ジヤウヲン ①常に一定した温度。恒温こうおん。 ②一年中の平均温度。 ③加熱・冷却などしない、平常の温度。「―では液体の物質」 じょう‐おん畳音デフ‥ 同じ音または音節が重なって一つの単語になったもの。「すすむ」「ひしひし」の類。 しょうおん‐き消音器セウ‥ 内燃機関から出る爆音を減ずる装置。また、銃砲の発射音を小さくする装置。サイレンサー。マフラー。 ⇒しょう‐おん【消音】 しょう‐か上下シヤウ‥ ①かみとしも。うえした。じょうげ。 ②治者と人民。 ③あがりさがり。あげさげ。 ④やりとりすること。「議論を―する」 しょう‐か小火セウクワ ①わずかな火。 ②小さな火事。ぼや。 しょう‐か小花セウクワ キク科の頭花やイネ科の小穂など、見かけ上一つの花のようにみえる花序において、それを構成する個々の花。→偽花 しょう‐か小科セウクワ 小さな罪科。日葡辞書「ショウクヮヲハヂシメザレバ、タイサイ(大災)トナル」 しょう‐か小家セウ‥ ①小さい家。貧しい家。 ②自分の家の謙称。 しょう‐か小舸セウ‥ 小さいはやぶね。 しょう‐か小過セウクワ 小さいあやまち。 しょう‐か小暇セウ‥ 少しのひま。 しょう‐か小瑕セウ‥ 小さなきず。わずかな欠点。「―もゆるがせにしない」 しょう‐か升遐・昇遐】 (はるかな天にのぼる意)天子や貴人の死。登遐とうか。崩御。 しょうか正嘉シヤウ‥ [芸文類聚]鎌倉中期、後深草ごふかくさ天皇朝の年号。康元2年3月14日(1257年3月31日)改元、正嘉3年3月26日(1259年4月20日)正元に改元。 しょう‐か生花シヤウクワ いけばな。せいか。 しょう‐か生家シヤウ‥ (セイカとも)うまれた家。 しょう‐か昇華‥クワ ①〔理〕(sublimation)固体が、液状になることなく直接に気体になること。また、その逆の変化。例えば、樟脳しょうのうやドライアイスに見られる。 ②社会的に認められない欲求や無意識的なエネルギー(イド)が、芸術的活動・宗教的活動など社会的に価値あるものに置換されること。精神分析の用語。 ③物事がさらに高次の状態へ一段と高められること。 ⇒しょうか‐ねつ【昇華熱】 しょう‐か松火‥クワ 松を焚く火。たいまつ。 しょう‐か荘家・庄家シヤウ‥ ①荘園の事務をとった所。しょうけ。 ②農家。農家の人。百姓。 しょう‐か将家シヤウ‥ 武将の家柄。武家。 しょう‐か消化セウクワ ①[周書蘇綽伝]物が消えうせて変化すること。原形をなくして変化させること。 ②〔生〕(digestion)栄養物質を、細胞によって利用し得る単純な形態に変化させる過程。脊椎動物では消化管内で消化液の分泌により行われる。細胞外消化。→同化3。 ③転じて、読みまたは聴いた説などを十分に理解して自分の真の知識とすること。「未―の知識」 ④処理すべき事物を残らず始末すること。「日程を―する」「売物を―する」 ⇒しょうか‐えき【消化液】 ⇒しょうか‐かん【消化管】 ⇒しょうかかん‐ホルモン【消化管ホルモン】 ⇒しょうか‐き【消化器】 ⇒しょうか‐こうそ【消化酵素】 ⇒しょうか‐ざい【消化剤】 ⇒しょうか‐じあい【消化試合】 ⇒しょうかせい‐かいよう【消化性潰瘍】 ⇒しょうか‐せん【消化腺】 ⇒しょうか‐ふりょう【消化不良】 しょう‐か消火セウクワ 火を消すこと。特に、火災を消すこと。「―にあたる」 ⇒しょうか‐き【消火器】 ⇒しょうか‐ざん【消火山】 ⇒しょうか‐せん【消火栓】 しょう‐か消夏・銷夏セウ‥ 夏の暑さをしのぐこと。あつさよけ。「―法」 しょう‐か笑歌セウ‥ 笑ったり歌ったりすること。 しょう‐か商科シヤウクワ 商業に関する学科。「―大学」 しょう‐か商家シヤウ‥ 商人の家。商売をする家。あきないや。「―へ嫁ぐ」 しょう‐か唱和シヤウクワ ⇒しょうわ しょう‐か唱歌シヤウ‥ ①歌を歌うこと。→しょうが。 ②旧制の小学校の教科の一つ。1941年から音楽と改称。樋口一葉、たけくらべ「学校の―にもぎつちよんちよんと拍子を取りて」 ③主として明治初期から第二次大戦終了時まで学校教育用につくられた歌。「小学―集」→童謡 しょう‐か娼家シヤウ‥ 遊女屋。妓楼。 しょう‐か笙歌シヤウ‥ (セイガとも)笙の音に合わせて歌うこと。また、その歌。 しょう‐か硝化セウクワ セルロースなどの化合物中の水酸基を硝酸基で置換して硝酸エステルにすること。 ⇒しょうか‐さいきん【硝化細菌】 ⇒しょうか‐めん【硝化綿】 しょう‐か証果‥クワ 〔仏〕修行という因によって得る悟りという結果。 しょう‐か証歌】 使用した語句・用語法などの典拠とするための、証拠となる歌。証拠として引く歌。謡曲、草子洗「その―分明ならではいかで候ふべき」 しょう‐か頌歌】 ①ほめうた。ほぎうた。 ②オードの訳語。 しょう‐か漿果シヤウクワ (→)液果に同じ。 しょう‐か請暇シヤウ‥ ⇒せいか しょう‐か銷化セウクワ とかすこと。とけること。 しょう‐か樵歌セウ‥ きこりのうた。〈日葡辞書〉 しょう‐か燮和セフクワ ①ととのえやわらげること。しょうわ。 ②陰陽を調和すること。転じて、宰相のつとめ。 ⇒しょうか‐の‐かん【燮和の官】 しょう‐か牆下シヤウ‥ かきねのもと。かきねのあたり。 しょう‐か蕭何セウ‥ 前漢の宰相。張良・韓信と共に高祖三傑の一人。江蘇沛県の人。劉邦(高祖)が関中に入るや秦の律令・図書を収め、軍政・民政に通じ、劉邦が項羽と争った時、よく関中の経営にあたり、後顧の患をなくした。天下定まって後、相国(宰相)となり、功第一を以て酇さん侯に封。( 〜前193) しよう‐か紫陽花‥ヤウクワ アジサイの別名。 しょうがセウガ (「…た(が)せうがには」の形で)…たからには。…た以上は。東海道中膝栗毛発端「工面せうといつたが―にやあ、違へはねえから落着いて居さつし」 しょう‐が小我セウ‥ ①自分一個にとらわれた狭い我。「―を殺す」 ②宇宙の絶対的な我と区別した自我。↔大我 しょうが小雅セウ‥ 詩経の分類の一つ。主として周の朝廷の儀式や宴会で用いられた歌。詩経305編のうち74編。→大雅1→雅2 しょう‐が生薑・生姜・薑シヤウ‥ ①ショウガ科の多年草。原産地は熱帯アジアとされ、世界で広く栽培、日本へも古く中国から伝わった。地下茎は横走して数個の塊をなし、黄色で辛味を有し、食用・香辛料とし、または健胃剤・鎮嘔剤とする。はじかみ。〈[季]秋〉。〈文明本節用集〉 ②けちな人をあざけっていう称。浮世床2「食気も性しょうが大の―だから」 ⇒しょうが‐いち【生薑市】 ⇒しょうが‐ざけ【生薑酒】 ⇒しょうが‐さとうづけ【生薑砂糖漬】 ⇒しょうが‐ず【生薑酢】 ⇒しょうが‐ぜっく【生薑節供】 ⇒しょうが‐ちゃ【生薑茶】 ⇒しょうが‐とう【生薑糖】 ⇒しょうが‐みそ【生薑味噌】 ⇒しょうが‐ゆ【生薑湯】 しょう‐が唱歌・声歌シヤウ‥ ①楽器の旋律に音節をあてはめて唱えること。また、その音節で記した譜(仮名譜)。もと雅楽の用語。そうが。口唱歌。竹取物語「あるいは―をし」 ②楽に合わせて歌うこと。また、その歌。狭衣物語3「琵琶の―して」→しょうか しょう‐が麞牙シヤウ‥ ⇒しょうげ じょう‐か上価ジヤウ‥ よい価。高価。 じょう‐か上科ジヤウクワ 生物分類上の一階級。目もくの下、科の上。→階級(表) じょう‐か浄化ジヤウクワ ①きよめること。清浄・清潔にすること。 ②〔宗〕卑俗な状態を神聖な状態に転化すること。 ③カタルシスの訳語。 ⇒じょうか‐そう【浄化槽】 じょう‐か浄火ジヤウクワ きよめた火。神聖な火。 じょう‐か城下ジヤウ‥ ①城壁のもと。城壁の外。 ②城下町。 ⇒じょうか‐の‐めい【城下の盟】 ⇒じょうか‐まち【城下町】 じょう‐か情火ジヤウクワ 熱烈な情欲を火にたとえていう語。 じょう‐か情歌ジヤウ‥ ①恋の心を述べた歌。こいか。「草原―」 ②都々逸どどいつの異称。 じょう‐か醸家ヂヤウ‥ 酒や醤油を醸造する家。 じょう‐が乗駕】 (乗物に乗る意)動物が交尾する時、雄が背後から雌に乗りかかること。 じょう‐が嫦娥ジヤウ‥ (または姮娥こうが) ①[淮南子覧冥訓]中国古代の伝説で、羿げいの妻。羿が西王母から得た不死の薬を盗み飲み、昇仙して月宮に入ったと伝える。 ②転じて、月の異称。

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