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とう‐そ【屠蘇】🔗🔉

とう‐そ屠蘇⇒とそ。土佐日記「―、白散びゃくさん、さけ加へてもてきたり」

と‐さつ【屠殺】🔗🔉

と‐さつ屠殺】 (肉などを利用するため)家畜などの獣類をころすこと。

と‐しゃ【屠者】🔗🔉

と‐しゃ屠者】 獣畜類を屠殺する人。

と‐しょ【屠所】🔗🔉

と‐しょ屠所】 家畜を屠殺する場所。屠場。 ⇒としょ‐の‐ひつじ【屠所の羊】

と‐じょう【屠場】‥ヂヤウ🔗🔉

と‐じょう屠場‥ヂヤウ 屠殺場。屠所。

としょ‐の‐ひつじ【屠所の羊】🔗🔉

としょ‐の‐ひつじ屠所の羊】 [大乗本生心地観経]屠所にひかれてゆく羊。刻々と死に近づくもののたとえ。また、不幸に直面して気力を失った者にもいう。平治物語「―のあゆみとは我が身一つに知られたり」 ⇒と‐しょ【屠所】

と‐じん【屠人】🔗🔉

と‐じん屠人】 ①(→)屠者に同じ。 ②料理人。太平記17「―是を調へて、その胙ひもろぎを東宮に奉る」

と‐そ【屠蘇】🔗🔉

と‐そ屠蘇】 ①(→)屠蘇散に同じ。 ②屠蘇散を入れた酒・みりん。正月の祝儀として飲む。〈[季]新年〉

とそ‐えんめいさん【屠蘇延命散】🔗🔉

とそ‐えんめいさん屠蘇延命散(→)屠蘇散に同じ。

とそ‐きげん【屠蘇機嫌】🔗🔉

とそ‐きげん屠蘇機嫌】 屠蘇を飲んで快く酔っている様子。

とそ‐さん【屠蘇散】🔗🔉

とそ‐さん屠蘇散】 魏の名医華佗かだの処方という、年始に飲む薬。山椒さんしょう・防風・白朮びゃくじゅつ・桔梗ききょう・蜜柑みかん皮・肉桂にっけい皮などを調合し、屠蘇袋に入れて酒・みりんに浸して飲む。一年の邪気を払い、寿命を延ばすという。日本では平安時代から行われる。屠蘇。屠蘇延命散えんめいさん

とそ‐しゅ【屠蘇酒】🔗🔉

とそ‐しゅ屠蘇酒】 屠蘇を入れた酒。年始に用いる。

とそ‐ぶくろ【屠蘇袋】🔗🔉

とそ‐ぶくろ屠蘇袋】 屠蘇散を入れ、酒・みりんに浸して屠蘇酒を作る袋。紅絹もみを三角形に縫って作る。大晦日に井戸の中に吊しておき、元旦に屠蘇酒に用いた。

と‐ちく【屠畜】🔗🔉

と‐ちく屠畜】 食肉用に家畜を殺すこと。 ⇒とちく‐じょう【屠畜場】

とちく‐じょう【屠畜場】‥ヂヤウ🔗🔉

とちく‐じょう屠畜場‥ヂヤウ 食肉に供する目的で、獣畜を屠殺・解体する施設。 ⇒と‐ちく【屠畜】

と‐ちゅう【屠中】🔗🔉

と‐ちゅう屠中】 獣畜類を屠殺する者のなかま。

と‐ふく【屠腹】🔗🔉

と‐ふく屠腹】 (幕末頃の新語)腹を切ること。切腹。

と‐りく【屠戮】🔗🔉

と‐りく屠戮】 ほふりころすこと。屠殺。

と‐りょう【屠竜】🔗🔉

と‐りょう屠竜】 竜をほふること。 ⇒とりょう‐の‐ぎ【屠竜の技】

とりょう‐の‐ぎ【屠竜の技】🔗🔉

とりょう‐の‐ぎ屠竜の技】 [荘子列禦寇](苦労して竜を殺す技を学んだが、竜が実在しないので、その技を用いることがなかった、という故事から)学んでも実際には役立たない技術。 ⇒と‐りょう【屠竜】

はふ・る【屠る】🔗🔉

はふ・る屠る】 〔他四〕 (→)「ほふる」に同じ。古事記「その蛇おろちを切り散はふり」

ほふ・る【屠る】🔗🔉

ほふ・る屠る】 〔他五〕 ①体を切りさく。きり殺す。はふる。〈倭名類聚鈔2〉 ②敵を破る。雄略紀「即ち新羅に入りて、ゆくゆく傍の郡を―・り取る」。浄瑠璃、国性爺合戦「五十余城を―・り武威日々にさかんにして」。「宿敵を―・る」

[漢]屠🔗🔉

 字形 〔尸部9画/12画/3743・454B〕 〔音〕ト(漢) 〔訓〕ほふる [意味] 家畜を切り裂いて肉をばらす。ほふる。転じて、敵を攻めほろぼす。「屠殺・屠所・屠牛・屠城」

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