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まき【巻き】🔗🔉

まき巻き】 ①巻くこと。巻いたもの。「毛糸の―は緩い方がいい」「―鮨ずし」「海苔のり―」 ②書画の巻物。転じて書籍、また、その区分。「―の一」 ③俳諧の付合つけあいを長くつづけたもの。また、その書きもの。 ④(女房詞)茅巻ちまき。粽。 ⑤巻染まきぞめの略。 ⑥巻いたものを数える語。また、巻いた回数を数える語。「釣糸2―」 ⑦書物の巻数を数える語。古今和歌集「すべて千うた、はた―」

まき‐あが・る【巻き上がる】🔗🔉

まき‐あが・る巻き上がる】 〔自五〕 ①巻いて上にあがる。「砂塵が―・る」 ②巻き終わった状態になる。すっかり巻いてしまう。

まき‐あ・げる【巻き上げる・巻き揚げる・捲き上げる】🔗🔉

まき‐あ・げる巻き上げる・巻き揚げる・捲き上げる】 〔他下一〕[文]まきあ・ぐ(下二) ①巻いて上にひきあげる。まくりあげる。「すだれを―・げる」 ②風が物を舞いあがらせる。「砂ぼこりを―・げる」 ③すっかり巻いてしまう。 ④奪いとる。だまして取り上げる。「金を―・げる」

まき‐い・る【巻き入る】🔗🔉

まき‐い・る巻き入る】 [一]〔自下二〕 ころがるようにして中にはいる。竹取物語「浪は船にうちかけつつ―・れ」 [二]〔他下二〕 ⇒まきいれる(下一)

まき‐い・れる【巻き入れる】🔗🔉

まき‐い・れる巻き入れる】 〔他下一〕[文]まきい・る(下二) 巻いて中に入れる。枕草子28「狩衣のまへ―・れてもゐるべし」

まき‐おこ・す【巻き起こす】🔗🔉

まき‐おこ・す巻き起こす】 〔他五〕 ①風が巻くようにしてほこりなどを吹きあげる。「砂塵を―・す」 ②平静であった所に事をひき起こす。「論争を―・す」

まき‐かえ・す【巻き返す・捲き返す】‥カヘス🔗🔉

まき‐かえ・す巻き返す・捲き返す‥カヘス 〔他五〕 ①広げたものを元の巻いた状態に戻す。 ②勢いを盛り返して反撃する。「劣勢を―・す」

まき‐こ・む【巻き込む・捲き込む】🔗🔉

まき‐こ・む巻き込む・捲き込む】 〔他五〕 ①巻いて中へ入れる。 ②仲間に引き入れる。まきぞえにする。「騒動に―・まれる」

まき‐じた【巻き舌】🔗🔉

まき‐じた巻き舌】 ①舌の先を巻くようにして強く、また早口に言う口調。酒に酔った時、あるいは江戸っ子のもの言い。東海道中膝栗毛発端「残らず生酔となり―にて」。「―でまくしたてる」→べらんめえ口調。 ②(→)切口上きりこうじょうに同じ。浮世草子、好色敗毒散「十五左衛門―にて、拙者儀は先年御長家に罷り有つて」

まき‐す【巻き簾】🔗🔉

まき‐す巻き簾】 調理用の簾。主に竹製。海苔巻や出し巻き卵などを作るのに用いる。

まき‐スカート【巻きスカート】🔗🔉

まき‐スカート巻きスカート】 一枚の布を腰にまきつけ、両端を重ねて身につけるスカート。ラップ‐スカート。

まき‐ずし【巻き鮨】🔗🔉

まき‐ずし巻き鮨】 乾海苔や卵焼きなどで巻いたすし。〈[季]夏〉

まき‐ぞえ【巻き添え】‥ゾヘ🔗🔉

まき‐ぞえ巻き添え‥ゾヘ ①他人の罪に関係して罪をこうむること。連座。連累。また、他人の事件に巻き込まれて損害を受けること。かかりあい。そばづえ。江戸生艶気樺焼えどうまれうわきのかばやき「ほんの―で難儀さ」。「―を食う」 ②入質いれじちの時の要求金額に対する担保の不足分を補う、たしまえ。浄瑠璃、傾城反魂香「―がいるならば、わしが繻子の帯もあり」

まき‐た・つ【巻き立つ】🔗🔉

まき‐た・つ巻き立つ】 〔他下二〕 ①巻いて立てる。日葡辞書「カミ(髪)ヲマキタツル」 ②盛んに巻く。しきりに巻く。

まき‐つ・く【巻き付く】🔗🔉

まき‐つ・く巻き付く】 〔自五〕 巻いて他の物につく。からまりつく。まつわりつく。

まき‐つ・ける【巻き付ける】🔗🔉

まき‐つ・ける巻き付ける】 〔他下一〕[文]まきつ・く(下二) 物の周囲に巻き重ねる。巻いてくっつける。

まき‐づめ【巻き爪】🔗🔉

まき‐づめ巻き爪】 爪の角が内側に巻いて指に食い込んだ状態。また、そのような爪。多く足の親指に生じる。

まき‐と・る【巻き取る】🔗🔉

まき‐と・る巻き取る】 〔他五〕 他の物へ巻いて移し取る。「糸を―・る」

まき‐なみ【巻き波】🔗🔉

まき‐なみ巻き波】 波頭の部分が先行して屋根のように張り出し、巻くように砕ける波。

まき‐ほぐ・す【巻き解す】🔗🔉

まき‐ほぐ・す巻き解す】 〔他四〕 敵城を取り巻いて落ちない時、その軍を解いて退く。甲陽軍鑑12「巻たる城を―・し」

まき‐もど・す【巻き戻す】🔗🔉

まき‐もど・す巻き戻す】 〔他五〕 逆に巻いて元の状態に戻す。「フィルムを―・す」

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