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まき【巻(き)】🔗⭐🔉
まき 【巻(き)】
■一■ [1][0] (名)
〔動詞「巻く」の連用形から〕
(1)まくこと。まいた物。また,まいた状態。「―ずし」「―がいいキャベツ」
(2)書画の巻き物。
(3)書物が内容上いくつかに分かれている場合の,それぞれの区分。「源氏物語,桐壺の―」
(4)俳諧の付合を長く続けたもの。「猿蓑の市中の―」
(5)〔女房詞〕
茅巻(チマキ)。[御湯殿上(文明九)]
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)巻き物や書物の数を数えるのに用いる。
(2)巻いた回数を数えるのに用いる。「二―巻く」
まき-あが・る【巻き上(が)る】🔗⭐🔉
まき-あが・る [4] 【巻き上(が)る】 (動ラ五[四])
(1)巻いて上へ上がる。「砂ぼこりが―・る」
(2)すっかり巻いた状態になる。
まき-あげ【巻(き)上げ・巻(き)揚げ・捲き上げ】🔗⭐🔉
まき-あげ [0] 【巻(き)上げ・巻(き)揚げ・捲き上げ】
巻き上げること。
まきあげ-き【巻(き)揚げ機】🔗⭐🔉
まきあげ-き [4] 【巻(き)揚げ機】
ウインチに同じ。
まきあげ-ほう【巻(き)上げ法】🔗⭐🔉
まきあげ-ほう ―ハフ [0] 【巻(き)上げ法】
土器成形法の一。粘土をひものようにして巻き上げながら土器のあらましの形をつくる方法。
→輪積み法
まき-あ・げる【巻(き)上げる】🔗⭐🔉
まき-あ・げる [4] 【巻(き)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 まきあ・ぐ
(1)巻いて上に引き上げる。「碇(イカリ)を―・げる」
(2)風が物を舞い上がらせる。「突風が木の葉を―・げる」
(3)うまいことを言ったり,おどしたりして金品を奪い取る。「金を―・げる」
(4)すっかり終わりまで巻く。
まき-あし【巻(き)足】🔗⭐🔉
まき-あし [0] 【巻(き)足】
(1)立ち泳ぎの足の使い方。膝(ヒザ)を中心として下肢を外から内へ交互にまわして浮力をつけるもの。
(2)人形浄瑠璃で,片方の足を外からまわして他方の足の前に踏み出す,ゆったりした歩き方。
まき-あみ【巻(き)網・旋網】🔗⭐🔉
まき-あみ [0] 【巻(き)網・旋網】
漁網のうち,巾着網・揚繰り網などの総称。一枚の幅広い網で魚群を取り囲んで,網の裾を絞って捕獲する。
まき-おこ・す【巻(き)起こす】🔗⭐🔉
まき-おこ・す [4] 【巻(き)起こす】 (動サ五[四])
(1)風などがほこりや砂などを吹き上げる。「車が砂塵(サジン)を―・して疾走する」
(2)あることがきっかけとなって,ある状態を引き起こす。「センセーションを―・す」「論争を―・す」
[可能] まきおこせる
まき-おこ・る【巻(き)起こる・捲き起こる】🔗⭐🔉
まき-おこ・る [4] 【巻(き)起こる・捲き起こる】 (動ラ五[四])
多くのものを巻き込むかたちで,急に物事が盛んになる。「ブームが―・る」
まき-おとし【巻き落(と)し・捲き落(と)し】🔗⭐🔉
まき-おとし [0] 【巻き落(と)し・捲き落(と)し】
相撲の決まり手の一。差し手で相手の体を抱えて巻き込み,突き落とすようにして自分の横にひねり倒す技。
まき-おび【巻(き)帯】🔗⭐🔉
まき-おび [0][3] 【巻(き)帯】
きちんと結ばず,巻きつけただけの帯。「がらを好みて幅広の―/たけくらべ(一葉)」
まき-がい【巻(き)貝】🔗⭐🔉
まき-がい ―ガヒ [2] 【巻(き)貝】
(1)腹足綱に属する軟体動物の総称。多くの種は背に螺旋(ラセン)状に巻いた貝殻をもつが,ナメクジやアメフラシのように殻のないものや,カサガイのように殻が笠(カサ)形になっているものもある。種類が多く,世界各地に分布。
(2){(1)}のうち,螺旋状に巻いた殻をもつ貝の総称。サザエ・タニシ・カタツムリなど。
まき-かえ【巻(き)替え】🔗⭐🔉
まき-かえ ―カヘ [0] 【巻(き)替え】
相撲で,自分に有利な組み手に持ち込むため,差し手を差し替えること。
まき-かえし【巻(き)返し】🔗⭐🔉
まき-かえし ―カヘシ [0] 【巻(き)返し】
(1)劣勢の状態から勢いを盛り返して反撃に転ずること。「―をはかる」「―に出る」
(2)糸・織物など巻いてあるもの,あるいは折り畳んであるものを,他の巻き棒に巻きとること。特に,機織りで,綛(カセ)になっている糸を枠などにきちんと巻きとること。
まき-かえ・す【巻(き)返す】🔗⭐🔉
まき-かえ・す ―カヘス [3] 【巻(き)返す】 (動サ五[四])
(1)劣勢の状態から勢いを盛り返して反撃に転ずる。「試合の後半に―・して勝利を得る」
(2)巻いてあるものをいったん広げて,もとのように巻く。巻き直す。巻き戻す。「手紙を取出した。それを四五寸ばかり―・して/それから(漱石)」
[可能] まきかえせる
まき-か・える【巻(き)替える】🔗⭐🔉
まき-か・える ―カヘル [4] 【巻(き)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 まきか・ふ
(1)新しく別なものを巻く。「包帯を―・える」
(2)相撲で,自分に有利な組み手に持ち込むため,差し手を差し替える。
まき-がみ【巻(き)紙】🔗⭐🔉
まき-がみ [0] 【巻(き)紙】
(1)横半截した切り紙を横に長くつないで巻いた紙。毛筆で手紙を書くのに用いる。
(2)物を巻いて包む紙。「タバコの―」
まき-がみ【巻(き)髪】🔗⭐🔉
まき-がみ [0] 【巻(き)髪】
頭髪を束ねてぐるぐる巻き,かんざしなどで無造作にとめること。また,その髪。
まき-ぎぬ【巻(き)絹】🔗⭐🔉
まき-ぎぬ [3][0] 【巻(き)絹】
軸に巻いた絹布。腰差し。「北の方へは唐綾の御小袖,―など取添へて奉る/義経記 8」
まき-きゃはん【巻(き)脚絆】🔗⭐🔉
まき-きゃはん [3] 【巻(き)脚絆】
幅の狭い長い布を足首から巻き上げて,ひざ下でとめる脚絆。巻きゲートル。脚絆。
まき-ぎょう【巻(き)経】🔗⭐🔉
まき-ぎょう ―ギヤウ [0] 【巻(き)経】
巻き物にした経文。
まき-ぐも【巻(き)雲・捲き雲】🔗⭐🔉
まき-ぐも [0][3] 【巻(き)雲・捲き雲】
⇒けんうん(巻雲)
まき-げ【巻(き)毛】🔗⭐🔉
まき-げ [0] 【巻(き)毛】
頭髪などの,ちぢれて巻いている毛。
まき-ゲートル【巻き―】🔗⭐🔉
まき-ゲートル [3] 【巻き―】
「巻き脚絆(キヤハン)」に同じ。
まき-こみ【巻(き)込み】🔗⭐🔉
まき-こみ [0] 【巻(き)込み】
(1)柔道で,技をかけるとき相手を自分の体の動きに巻き込むようにして投げる技の総称。内股巻き込みなど。
(2)自動車が方向転換の際,内輪差によって二輪車や歩行者と車体の横面でぶつかること。
まき-こ・む【巻(き)込む】🔗⭐🔉
まき-こ・む [3] 【巻(き)込む】 (動マ五[四])
(1)巻いて中に入れる。包むように引き込む。「渦に―・まれる」「此文(コノフミ)には私一念を―・め,御許(モト)に差出しまゐらせ候/金色夜叉(紅葉)」
(2)いやおうなしにかかわりを持たせる。「市民を―・んだ政争」「事件に―・まれる」
[可能] まきこめる
まき-さしあみ【巻(き)刺し網】🔗⭐🔉
まき-さしあみ [3] 【巻(き)刺し網】
刺し網の一。巻き網のように魚群を取り囲んだのち,水面をたたいたりして魚を網目にからませてとるもの。
まき-じく【巻(き)軸】🔗⭐🔉
まき-じく ―ヂク [0] 【巻(き)軸】
軸を付けて巻き込めるようにした書画。
まき-じた【巻(き)舌】🔗⭐🔉
まき-じた [0] 【巻(き)舌】
(1)舌の先を巻くようにして,威勢よく話す口調。江戸っ子に特有のもの。「―でまくしたてる」
→べらんめえ口調
(2)堅苦しい口調。切り口上。「十五左衛門―にて,拙者儀は先年御長家に罷有つて/浮世草子・好色敗毒散」
まき-しぼり【巻(き)絞り】🔗⭐🔉
まき-しぼり [3] 【巻(き)絞り】
絞り染めの技法の一。模様の輪郭を平縫いし,引き締めて縮め,袋状になった部分に糸を巻きつけて染める。
まき-じゃく【巻(き)尺】🔗⭐🔉
まき-じゃく [0] 【巻(き)尺】
円形の容器に巻き込み,使用するときに引き伸ばして使うものさし。金属製・布製など。
まき-しん【巻き芯】🔗⭐🔉
まき-しん [0] 【巻き芯】
ランプの芯の,火口(ホクチ){(2)}の所を巻いたもの。
→平芯(ヒラシン)
まき-す【巻き簀】🔗⭐🔉
まき-す [0] 【巻き簀】
料理で,材料を巻くためのすだれ。竹製が多い。
まき-スカート【巻き―】🔗⭐🔉
まき-スカート [4] 【巻き―】
体に巻きつけて着るスカート。
まき-ずし【巻き鮨】🔗⭐🔉
まき-ずし [2] 【巻き鮨】
海苔(ノリ)や薄焼き玉子で巻いた鮨。海苔一枚で巻いたものを太巻き,半枚で巻いたものを細巻きという。
→海苔巻き
まき-ずるめ【巻き鯣】🔗⭐🔉
まき-ずるめ [3] 【巻き鯣】
するめを巻いて輪切りにしたもの。婚礼などのときに肴(サカナ)として形式的に出す。
まき-ぜめ【巻(き)攻め】🔗⭐🔉
まき-ぜめ [0] 【巻(き)攻め】
敵の城を取り囲んで攻めること。
まき-せん【巻(き)線・捲き線】🔗⭐🔉
まき-せん [0] 【巻(き)線・捲き線】
コイル。「―抵抗器」
まき-ぞい【巻(き)添い】🔗⭐🔉
まき-ぞい ―ゾヒ [0] 【巻(き)添い】
「まきぞえ(巻添)」に同じ。
まき-ぞえ【巻(き)添え】🔗⭐🔉
まき-ぞえ ―ゾヘ [0] 【巻(き)添え】
他人の事件・悪事に巻き込まれて,罪に問われたり,損害を受けたりすること。まきぞい。「事故の―を食う」「子供を―にする」
まき-ぞめ【巻(き)染め】🔗⭐🔉
まき-ぞめ [0] 【巻(き)染め】
絞り染めの一。布を巻いて糸でくくって染め,くくられた部分が白く残る染め方。
まき-た・つ【巻き立つ】🔗⭐🔉
まき-た・つ 【巻き立つ】 (動タ下二)
(1)盛んに巻く。盛んにゆれ動かす。「風起り…,竹葉さつと―・て―・て/浄瑠璃・国性爺合戦」
(2)巻いて立てる。「カミヲ―・ツル/日葡」
まき-たて【巻(き)立て】🔗⭐🔉
まき-たて [0] 【巻(き)立て】
原木や玉切りした丸太を土場(ドバ)や貯木場に積み上げること。
→
(ハエ)積み
(ハエ)積み
まき-タバコ【巻き―】🔗⭐🔉
まき-タバコ [3] 【巻き―】
細長く巻いたタバコ。紙巻きと葉巻きとがある。
まき-だる【巻き樽】🔗⭐🔉
まき-だる [0] 【巻き樽】
縄で巻いた酒樽。進物用とする。
まき-つ・く【巻(き)付く】🔗⭐🔉
まき-つ・く [3] 【巻(き)付く】
■一■ (動カ五[四])
他の物を巻いてそれから離れなくなる。「朝顔が手すりに―・く」「蛇が獲物に―・く」
■二■ (動カ下二)
⇒まきつける
まき-つ・ける【巻(き)付ける】🔗⭐🔉
まき-つ・ける [4] 【巻(き)付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 まきつ・く
まわりに巻いてつける。「首にマフラーを―・ける」
まきとり-がみ【巻(き)取り紙】🔗⭐🔉
まきとり-がみ [4] 【巻(き)取り紙】
帯状に漉(ス)いた紙を,連続して巻き取った印刷用紙。輪転印刷機にかけて新聞・雑誌などの印刷に使う。まきとりし。
→枚葉紙
まき-と・る【巻(き)取る】🔗⭐🔉
まき-と・る [3] 【巻(き)取る】 (動ラ五[四])
巻いて他の物へ移しとる。「糸を糸巻きに―・る」「フィルムを―・る」
[可能] まきとれる
まき-ば【巻(き)葉】🔗⭐🔉
まき-ば [0] 【巻(き)葉】
芭蕉(バシヨウ)・蓮(ハス)などの若葉で,まだ巻いたままで開いていないもの。
まき-ひげ【巻き鬚】🔗⭐🔉
まき-ひげ [0] 【巻き鬚】
他物に巻きつくための植物の器官。葉・枝・根の一部が変形したもので,ブドウでは枝が,エンドウでは葉が巻き鬚になる。
まき-ふう【巻(き)封】🔗⭐🔉
まき-ふう [0] 【巻(き)封】
上包みを用いず,書状の紙を巻いて端を裏へ折り返し,糊(ノリ)で封じた書状の封のしかた。
まき-ふすべ【巻き燻べ】🔗⭐🔉
まき-ふすべ 【巻き燻べ】
ふすべ皮の一種。縄を巻きつけて煙でいぶし,黒白の模様をつけたもの。[日葡]
まき-ふで【巻(き)筆】🔗⭐🔉
まき-ふで [0] 【巻(き)筆】
(1)芯を立てて紙で巻き,その周囲に獣毛を植えて穂を作った筆。明治初期まで和様書道で使われた。
(2)軸を色のついた糸で巻いて飾った筆。
まき-ぶみ【巻(き)文】🔗⭐🔉
まき-ぶみ [0] 【巻(き)文】
「巻き物{(1)}」に同じ。
まき-ほん【巻(き)本】🔗⭐🔉
まき-ほん [0] 【巻(き)本】
巻き物にした本。巻子(カンス)本。
まき-もど・す【巻(き)戻す】🔗⭐🔉
まき-もど・す [4] 【巻(き)戻す】 (動サ五[四])
元の巻かれていた状態に巻いてもどす。まきかえす。「テープを―・す」
[可能] まきもどせる
まき-もの【巻(き)物】🔗⭐🔉
まき-もの [0] 【巻(き)物】
(1)書画などを表装して軸に巻いたもの。巻子(カンス)。巻き文。
(2)軸に巻いた反物。
⇔板物
まき-わら【巻き藁】🔗⭐🔉
まき-わら [0] 【巻き藁】
わらを巻いて束ねたもの。弓術の的として,また,空手の練習用として用いる。
まきあがる【巻き上がる】(和英)🔗⭐🔉
まきあがる【巻き上がる】
curl[roll]up (煙など).
まきもどし【巻き戻し】(和英)🔗⭐🔉
まきもどし【巻き戻し】
rewinding.
まきもどす【巻き戻す】(和英)🔗⭐🔉
まきもどす【巻き戻す】
rewind.→英和
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