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いや【弥】🔗🔉

いや】 〔副〕 (数詞のヤ(八)と同源。物事のたくさん重なるさまを表す) ①いよいよ。ますます。いやが上に。万葉集2「―遠に里は放さかりぬ」 ②最も。いちばん。古事記「―先立てる」 ③非常に。たいそう。古事記「わが心しぞ―愚おこにして」

いや‐いとこ【弥従兄弟・弥従姉妹】🔗🔉

いや‐いとこ弥従兄弟・弥従姉妹】 父母のいとこの子。ふたいとこ。またいとこ。〈倭名類聚鈔2

いや‐いや【弥弥】🔗🔉

いや‐いや弥弥】 〔副〕 いよいよ。ますます。落窪物語4「―継子の徳をなむ見る」

いや‐おい【弥生】‥オヒ🔗🔉

いや‐おい弥生‥オヒ ①草木がいよいよ生い茂ること。新撰六帖1「梓弓末野の草の―に」 ②陰暦3月の異称。「いやおいの月」とも。

いや‐おち‐に【弥をちに】‥ヲチ‥🔗🔉

いや‐おち‐に弥をちに‥ヲチ‥ 幾度もはじめにかえって。万葉集20「ゆめ花散るな―咲け」→おつ(復つ)

いや‐が‐うえ‐に【弥が上に】‥ウヘ‥🔗🔉

いや‐が‐うえ‐に弥が上に‥ウヘ‥ なおその上に。あるがうえにますます。「―も気勢があがる」

いや‐がき【弥書】🔗🔉

いや‐がき弥書】 一つの事を2回書くこと。重ね書き。〈日葡辞書〉

いや‐さか【弥栄】🔗🔉

いや‐さか弥栄】 ①いよいよ栄えること。「みくにの―を祈る」 ②繁栄を祈って叫ぶ声。ばんざい。

いや‐し・く【弥頻く】🔗🔉

いや‐し・く弥頻く】 〔自四〕 いよいよしきりである。ますます重なる。万葉集20「今日降る雪の―・け吉事よごと

いや‐しくしく‐に【弥頻く頻くに】🔗🔉

いや‐しくしく‐に弥頻く頻くに】 いよいよしきりに。万葉集6「夕なぎに五百重浪よる辺つ浪の―」

いや‐た・つ【弥立つ】🔗🔉

いや‐た・つ弥立つ】 〔他下二〕 (言葉などに表して)いよいよはっきりさせる。万葉集18「われをおきて人はあらじと―・て思ひしまさる」

いや‐つぎつぎ‐に【弥次次に】🔗🔉

いや‐つぎつぎ‐に弥次次に】 いよいよ次々に続いて絶えぬように。万葉集1「樛つがの木の―天の下しらしめししを」 ○否でも応でもいやでもおうでも 承知でも不承知でも。ぜひとも。 ⇒いや【否・嫌・厭】 ○否という程いやというほど もうこれ以上はいらないというほど。飽きるまで。ひどく。 ⇒いや【否・嫌・厭】

いや‐とし‐に【弥年に】🔗🔉

いや‐とし‐に弥年に】 (いよいよ絶えず)年ごとに。毎年毎年。万葉集19「新あらたしき年の初めは―雪踏み平ならし常かくにもが」

いや‐としのは‐に【弥年のはに】🔗🔉

いや‐としのは‐に弥年のはに(→)「いやとしに」に同じ。万葉集17「―思ふどちかくし遊ばむ」

いやなが【弥永】🔗🔉

いやなが弥永】 姓氏の一つ。 ⇒いやなが‐しょうきち【弥永昌吉】

いやなが‐しょうきち【弥永昌吉】‥シヤウ‥🔗🔉

いやなが‐しょうきち弥永昌吉‥シヤウ‥ 数学者。東京生れ。東大・学習院大学教授。整数論・代数学を研究、後進の育成に尽力、平和運動にも関わる。(1906〜2006) ⇒いやなが【弥永】

いや‐は【弥歯】🔗🔉

いや‐は弥歯】 普通の位置にはえた歯の脇に重なるようにはえた歯。やえば。

いや‐はつはな【弥初花】🔗🔉

いや‐はつはな弥初花】 最も早く咲く花。万葉集20「なでしこが―に恋しきわがせ」

いや‐はて【弥終】🔗🔉

いや‐はて弥終】 一番あと。最後。古事記「―に来りし大穴牟遅神」

いや‐はや‐に【弥速に】🔗🔉

いや‐はや‐に弥速に】 いよいよ早く。万葉集11「―急事はやことなさば」

いや‐ひ‐け‐に【弥日異に】🔗🔉

いや‐ひ‐け‐に弥日異に】 いよいよ日ましに。「いやひにけに」とも。万葉集3「―栄ゆる時に」

いやひこ‐じんじゃ【弥彦神社】🔗🔉

いやひこ‐じんじゃ弥彦神社】 新潟県西蒲原郡弥彦村にある元国幣中社。祭神は天香山命あまのかぐやまのみこと。灯籠神事が著名。越後国一の宮。やひこじんじゃ。 弥彦神社 撮影:新海良夫

いや‐まさ・る【弥増さる】🔗🔉

いや‐まさ・る弥増さる】 〔自五〕 いよいよつのる。だんだん多くなる。万葉集12「こよひゆ恋の―・りなむ」

いや‐まし‐に【弥増に】🔗🔉

いや‐まし‐に弥増に】 いよいよますます。いやが上に。万葉集17「夕凪に満ちくる潮の―絶ゆることなく」

いや‐ま・す【弥増す】🔗🔉

いや‐ま・す弥増す】 〔自五〕 いよいよ多くなる。一段とつのる。

いやよつぎ【弥世継】🔗🔉

いやよつぎ弥世継】 歴史物語。2巻。藤原隆信の著。「今鏡」と「増鏡」との間の時代、高倉・安徳天皇時代のことを記す。今は伝わらない。

いよ【弥】🔗🔉

いよ】 〔副〕 (イヤ(弥)の転。近世「いよしも」の形で多く使われているが、これは「いよも」を誤ったものともいう)いよいよ。ますます。浄瑠璃、夕霧阿波鳴渡「―しも変らぬ御見ごげんまで」

いよ‐いよ【愈々・弥々】🔗🔉

いよ‐いよ愈々・弥々】 〔副〕 (イヤ(弥)の転イヨを重ねたもの。上代では「いよよ」の形で使われた) ①その上に、より一層。ますます。伊勢物語「―見まくほしき君かな」。「雨が―激しくなる」 ②確かさが増し決定的となったさま。確かに。まちがいなく。狂言、絹粥ひめのり「―それでござりました」 ③勢いがそこまで来たさま。とうとう。ついに。「―本降りだ」 ④さしせまった状態になるさま。「―という時になって」

いよ‐た・つ【弥立つ】🔗🔉

いよ‐た・つ弥立つ】 〔自四〕 寒さや恐怖などのために、身の毛が立つ。中世以降、「よだつ」とも。地蔵十輪経元慶点「心驚き毛竪イヨタツ

び‐きゅう【弥久】‥キウ🔗🔉

び‐きゅう弥久‥キウ 久しきに弥わたること。長びくこと。「曠日こうじつ―」

び‐じつ【弥日】🔗🔉

び‐じつ弥日】 日数を重ねること。幾日にもまたがること。

び‐ほう【弥縫】🔗🔉

び‐ほう弥縫】 ①おぎない合わせること。 ②失敗・欠点などを一時的にとりつくろうこと。「―策」

び‐まん【弥漫・瀰漫】🔗🔉

び‐まん弥漫・瀰漫】 気分や風潮などが一面にみなぎること。ひろがりはびこること。「沈滞の空気が―する」

み【弥】🔗🔉

】 梵語の音訳字。「弥勒みろく

みせん【弥山】🔗🔉

みせん弥山】 ①奈良県吉野郡にある山。標高1895メートル。 ②厳島いつくしまの主峰。標高535メートル。北面の弥山原始林は天然記念物。

みだ【弥陀】🔗🔉

みだ弥陀】 阿弥陀あみだの略。

みだ‐にょらい【弥陀如来】🔗🔉

みだ‐にょらい弥陀如来】 阿弥陀如来の略。

みだ‐ぶつ【弥陀仏】🔗🔉

みだ‐ぶつ弥陀仏】 阿弥陀仏の略。

みろく【弥勒】(仏教)🔗🔉

みろく弥勒】 (梵語Maitreya 慈氏・慈尊と訳す) ①釈迦牟尼仏に次いで仏になると約束された菩薩。兜率天とそつてんに住し、釈尊入滅後56億7千万年の後この世に下生げしょうして、竜華三会りゅうげさんねの説法によって釈尊の救いに洩れた衆生をことごとく済度するという未来仏。慈氏菩薩。弥勒菩薩。弥勒仏。敏達紀「―の石像一躯有たもてり」 弥勒 ②4〜5世紀頃のインドの学僧。唯識派の創始者。無着の師。弥勒菩薩と同一視されるが、実在の人物と見る説も有力。マイトレーヤ。 ⇒みろく‐え【弥勒会】 ⇒みろく‐おどり【弥勒踊】 ⇒みろく‐きょう【弥勒経】 ⇒みろく‐さんね【弥勒三会】 ⇒みろく‐の‐じょうど【弥勒の浄土】 ⇒みろく‐の‐よ【弥勒の世】 ⇒みろく‐ぶつ【弥勒仏】 ⇒みろく‐ぼさつ【弥勒菩薩】

みろく【弥勒】(年号)🔗🔉

みろく弥勒】 私年号の一つ。元年が1506年または1507年に当たる。→私年号(表)

みろく‐え【弥勒会】‥ヱ🔗🔉

みろく‐え弥勒会‥ヱ 弥勒菩薩を勧請して行う法会。竜華会りゅうげえとも呼ばれ、園城寺・関寺などで行われた。 ⇒みろく【弥勒】

みろく‐おどり【弥勒踊】‥ヲドリ🔗🔉

みろく‐おどり弥勒踊‥ヲドリ 沖縄の八重山で、豊年祭の時、(→)弥勒1に仮装しておどる踊り。豊年をもたらすとされる。茨城県鹿島地方にも同様の歌や踊りがある。 ⇒みろく【弥勒】

みろく‐きょう【弥勒経】‥キヤウ🔗🔉

みろく‐きょう弥勒経‥キヤウ 弥勒菩薩に関する経典。弥勒上生じょうしょう経・弥勒下生げしょう経など。 ⇒みろく【弥勒】

みろく‐さんね【弥勒三会】‥ヱ🔗🔉

みろく‐さんね弥勒三会‥ヱ (→)竜華会りゅうげえに同じ。 ⇒みろく【弥勒】

みろく‐の‐じょうど【弥勒の浄土】‥ジヤウ‥🔗🔉

みろく‐の‐じょうど弥勒の浄土‥ジヤウ‥ 弥勒菩薩の住する浄土、すなわち兜率天とそつてん。阿弥陀仏の西方極楽浄土と共に浄土思想の二大潮流をなす。 ⇒みろく【弥勒】

みろく‐の‐よ【弥勒の世】🔗🔉

みろく‐の‐よ弥勒の世】 弥勒菩薩がこの世に現れて衆生を救うと信じられている未来。源氏物語夕顔「―をかね給ふ」 ⇒みろく【弥勒】

みろく‐ぶつ【弥勒仏】🔗🔉

みろく‐ぶつ弥勒仏(→)弥勒1の尊称。 ⇒みろく【弥勒】

みろく‐ぼさつ【弥勒菩薩】🔗🔉

みろく‐ぼさつ弥勒菩薩(→)弥勒1の尊称。 ⇒みろく【弥勒】

や【弥】🔗🔉

】 [一]〔接頭〕 (イヤの約)数の多いこと。また、幾重にも重なる意を表す語。古来「八」の字を当てる。「―雲立つ」「―重」「―入しお」 [二]〔副〕 いよいよ。ますます。→いや(弥)

や‐うら【八占・弥占】🔗🔉

や‐うら八占・弥占】 さまざまに占うこと。多くの占い。万葉集11「百石ももさかの船漕ぐ浦の―さし母は問ふともその名は告らじ」

や‐かた・し【弥堅し】🔗🔉

や‐かた・し弥堅し】 〔形ク〕 (イヤカタシの約)いよいよ堅い。ますますしっかりしている。古事記「下堅したがたく―・く取らせ」

やが‐はえ【弥栄】🔗🔉

やが‐はえ弥栄】 草木の枝の弥いやが上に生い出たもの。弥木栄やぐはえ。古事記「打ち渡す―なす来入り参まい来れ」

や‐ぐ‐はえ【弥木栄】🔗🔉

や‐ぐ‐はえ弥木栄】 (「弥はえ」の意か)草木がますます茂り栄えることをいうか。やがはえ。祝詞、春日祭「天皇すめらが朝廷みかどに茂いかし―の如く仕へまつり」

やごろう【弥五郎】‥ラウ🔗🔉

やごろう弥五郎‥ラウ 厄を負わせて送り出したり、焼き捨てたりする藁わら人形の一種。

や‐さか【弥栄】🔗🔉

や‐さか弥栄】 いよいよ栄えること。いやさか。

や‐し【野師・弥四・香具師】🔗🔉

や‐し野師・弥四・香具師】 縁日・祭礼などの人出の多い所で見世物などを興行し、また粗製の商品などを売ることを業とする者。てきや。「大道―」「―の口上」

や‐じ【弥次・野次】🔗🔉

や‐じ弥次・野次】 ①「やじうま」の略。 ②やじること。また、その言葉。 ⇒野次を飛ばす

やじ‐うま【弥次馬・野次馬】🔗🔉

やじ‐うま弥次馬・野次馬】 ①馴らしにくい馬。強い悍馬かんば。また、老馬。一説に、「おやじうま」の略で、老いた雄馬ともいう。 ②自分に関係のない事を人の後についてわけもなく騒ぎ回ること。また、そういう人。花暦八笑人「ヱヱ又―が出るヨ」。「―が集まる」 ⇒やじうま‐こんじょう【弥次馬根性・野次馬根性】

やじうま‐こんじょう【弥次馬根性・野次馬根性】‥ジヤウ🔗🔉

やじうま‐こんじょう弥次馬根性・野次馬根性‥ジヤウ 自分に関係ないことを無責任に面白がって騒ぎ立てる性質。 ⇒やじ‐うま【弥次馬・野次馬】

やじ‐きた【弥次喜多】🔗🔉

やじ‐きた弥次喜多】 (十返舎一九が「東海道中膝栗毛」に、弥次郎兵衛・喜多八両人の東海道を旅行しながらの滑稽を記したからいう) ①楽しい漫遊旅行。「―道中」 ②好一対の滑稽者。

やじ・る【弥次る・野次る】🔗🔉

やじ・る弥次る・野次る】 〔他五〕 (「やじ」を活用させた語)第三者が当事者の言動を、大勢に聞こえるよう大声で非難し、からかう。また、一方を応援するのに他方の言動を嘲笑し、妨害する。「議長を―・る」「会場で―・る」

やじろべえ【弥次郎兵衛】‥ヱ🔗🔉

やじろべえ弥次郎兵衛‥ヱ (振分け荷物を肩にした弥次郎兵衛の人形を用いたからいう)玩具の一つ。短い立棒に湾曲した細長い横棒を付け、その両端に重しを取り付けたもの。指先などで立棒を支えると、釣合をとって倒れない。与次郎人形。釣合人形。正直正兵衛。 弥次郎兵衛 やじろべえ(宮城) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) やじろべえ(香川) 撮影:薗部 澄(JCII蔵)

やすけ【弥助】🔗🔉

やすけ弥助】 ①うそ。いつわり。物類称呼「いつはり…九州にてすうごと云。また、―といふ」 ②(浄瑠璃「義経千本桜」の鮨屋の名に基づく)鮨すし

やぞう【弥蔵】‥ザウ🔗🔉

やぞう弥蔵‥ザウ ①奉公人の通名。 ②ふところ手をして着物の中で握り拳こぶしをつくり、肩のあたりを突き上げる姿形。江戸後期、職人・博徒などの風俗。浮世床「握拳の―で額ぎはをこすらうとする」

やたいち【弥太一】🔗🔉

やたいち弥太一】 (弥太は六弥太すなわち豆腐の意)煮売酒屋で、豆腐と酒1合を注文する時の言葉。また、その煮売酒屋。

や‐たけ【弥猛】🔗🔉

や‐たけ弥猛】 いよいよ勇み立つさま。太平記10「今は―に思ふとも叶ふべからず候」。「心は―にはやれども」 ⇒やたけ‐ごころ【弥猛心】

やたけ‐ごころ【弥猛心】🔗🔉

やたけ‐ごころ弥猛心】 いよいよ猛り勇む心。浜太郎、折矢柄「一旦思ひつめたる―を翻へすに由なく」 ⇒や‐たけ【弥猛】

や‐つ‐よ【弥つ世】🔗🔉

や‐つ‐よ弥つ世】 多くの年。多くの代。やちよ。万葉集18「橘のとをの橘―にも吾あれは忘れじこの橘を」

やとみ【弥富】🔗🔉

やとみ弥富】 愛知県西部の市。木曾川下流東岸の水郷地帯。金魚の養殖と文鳥の飼育が盛ん。人口4万3千。

や‐の‐あさって【弥の明後日】🔗🔉

や‐の‐あさって弥の明後日】 (ヤノアサテの促音化。ヤナアサッテとも) ①(東日本で)あさっての次の日。明明後日。 ②(東京で)あさっての翌々日。明明後日の次の日。

や‐の‐あさて【弥の明後日】🔗🔉

や‐の‐あさて弥の明後日⇒やのあさって

やひこ‐じんじゃ【弥彦神社】🔗🔉

やひこ‐じんじゃ弥彦神社⇒いやひこじんじゃ

やひこ‐やま【弥彦山】🔗🔉

やひこ‐やま弥彦山】 新潟県中部、越後平野西端の日本海岸にある火山。標高634メートル。山全体が弥彦神社の境内に含まれ、眺望に優れる。国定公園に指定。 弥彦山 撮影:佐藤 尚

や‐ほ【弥帆】🔗🔉

や‐ほ弥帆】 和船で、大船の舳へさきの方に張る小さい帆。↔本帆ほんぽ

やほ‐ばしら【弥帆柱】🔗🔉

やほ‐ばしら弥帆柱】 弥帆を張る帆柱。

やよい【弥生】ヤヨヒ🔗🔉

やよい弥生ヤヨヒ (イヤオヒの転)陰暦3月の異称。〈[季]春〉。古今和歌集「―のついたちより、しのびに人にものら言ひてのちに」 ⇒やよい‐きょうげん【弥生狂言】 ⇒やよい‐じん【弥生尽】 ⇒やよい‐やま【弥生山】

やよい‐きょうげん【弥生狂言】ヤヨヒキヤウ‥🔗🔉

やよい‐きょうげん弥生狂言ヤヨヒキヤウ‥ 陰暦3月から興行された歌舞伎芝居。三月狂言。三の替り。〈[季]春〉 ⇒やよい【弥生】

やよい‐じだい【弥生時代】ヤヨヒ‥🔗🔉

やよい‐じだい弥生時代ヤヨヒ‥ 縄文時代の後、古墳時代の前の時代。その開始の指標を弥生土器の出現とする考え方と、稲作の開始とする考え方とがある。紀元前8〜7世紀前後から後2〜3世紀頃まで。大陸文化の影響を受けて水稲耕作や金属器の使用が始まり、銅剣・銅矛・銅鐸どうたくなどの青銅器と共に鉄器も用いられる。普通、前・中・後の3期ないしⅠ〜Ⅴの5期に分ける。 ⇒やよい【弥生】

やよい‐じん【弥生尽】ヤヨヒ‥🔗🔉

やよい‐じん弥生尽ヤヨヒ‥ 陰暦3月の終りの日。春の尽きる日。やよいのつごもり。三月尽さんがつじん。〈[季]春〉 ⇒やよい【弥生】

やよい‐どき【弥生土器】ヤヨヒ‥🔗🔉

やよい‐どき弥生土器ヤヨヒ‥ (1884年(明治17)東京、本郷弥生町の貝塚で発見されたからこう名づける)弥生時代の土器。弥生文化の指標とされる。煮炊き・貯蔵・食事に使用。弥生式土器。 弥生土器 ⇒やよい【弥生】

やよい‐やま【弥生山】ヤヨヒ‥🔗🔉

やよい‐やま弥生山ヤヨヒ‥ 弥生の頃の、木々が芽吹き生気あふれる山。春の山。〈[季]春〉 ⇒やよい【弥生】

よ‐だ・つ【弥立つ】🔗🔉

よ‐だ・つ弥立つ】 〔自五〕 (イヨタツの約)寒さまたは恐怖・畏怖のために身の毛が立つ。平家物語3「鈴れいの音雲をひびかし、修法の声身の毛―・つて」

よ‐だる・い【弥怠い】🔗🔉

よ‐だる・い弥怠い】 〔形〕 いよいよだるい。非常にだるい。〈日葡辞書〉

[漢]彌🔗🔉

 字形 〔弓部14画/17画/5529・573D〕 ⇒弥

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