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あくが・る【憧る】🔗🔉

あくが・る憧る】 〔自下二〕 (一説に、「あく」は「ところ」、「かる」は「離れて遠く去る」意の古語。鎌倉末期から「あこがる」の形が現れる) ①本来いるべき所を離れて浮かれ出る。貫之集「宿離れて―・れぬべきここちこそすれ」 ②(何かにさそわれて)魂が肉体から離れる。源氏物語柏木「かの院のうちに―・れありかば結びとどめ給へ」 ③物事に心を奪われて落ちつかない。そわそわする。落窪物語2「ただ―・れに―・る」 ④離れる。うとうとしくなる。源氏物語真木柱「御中も―・れてほどへにけれど」

あこが・る【憧る・憬る】🔗🔉

あこが・る憧る・憬る】 〔自下二〕 ⇒あこがれる(下一)

あこがれ【憧れ・憬れ】🔗🔉

あこがれ憧れ・憬れ】 あこがれること。憧憬しょうけい。「―の的」「―をいだく」

あこが・れる【憧れる】🔗🔉

あこが・れる憧れる】 〔自下一〕[文]あこが・る(下二) (アクガルの転) ①さまよい出る。太平記4「虎伏す野辺、鯨の寄る浦なりとも、―・れぬべき心地しけれども」 ②物事に心が奪われる。太平記6「宮は又南山の道なき雲に踏み迷はせ給ひて、―・れたる御住居と聞ゆれど」 ③気をもむ。浄瑠璃、大経師昔暦「打たんともがく杖の下、母は―・れ火を吹消し、娘を袖に押し囲ひ」 ④思いこがれる。理想として思いを寄せる。「都会に―・れる」「女優に―・れる」

しょう‐けい【憧憬】🔗🔉

しょう‐けい憧憬】 (ドウケイとも)あこがれること。

どう‐けい【憧憬】🔗🔉

どう‐けい憧憬】 (正しくはショウケイ)あこがれること。「―のまと」

[漢]憧🔗🔉

 字形 〔心(忄・)部12画/15画/人名/3820・4634〕 〔音〕ドウ(慣) ショウ(漢) 〔訓〕あこがれる [意味] (落ちつかず)うっとりとして心をひかれる。あこがれる。「憧憬どうけい・しょうけい

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