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きゅうぼく‐ふんしょう【朽木糞牆】キウ‥シヤウ🔗🔉

きゅうぼく‐ふんしょう朽木糞牆キウ‥シヤウ [論語公冶長「宰予昼に寝ぬ。子曰わく、朽木は雕るべからざる也。糞土の牆かきは杇るべからざる也」]彫刻のできない朽ちた木と、塗りかえることができない腐りくずれた壁。やる気のない怠け者には教えの施しようがないこと、また、役に立たないもののたとえ。

くち‐き【朽木】🔗🔉

くち‐き朽木】 ①朽ちた木。腐った木。「―のように倒れる」 ②不遇のまま終わる人の境遇のたとえ。源氏物語橋姫「み山隠れの―になりにて侍るなり」 ⇒くちき‐がた【朽木形】 ⇒くちき‐ざ【朽木座】 ⇒くちき‐ざくら【朽木桜】 ⇒くちき‐たおし【朽木倒し】 ⇒くちき‐たけ【朽木茸】 ⇒くちき‐むし【朽木虫】 ⇒朽木は柱にならぬ

くちき【朽木】(姓氏)🔗🔉

くちき朽木】 (姓氏) ⇒くつき

くちき‐がた【朽木形】🔗🔉

くちき‐がた朽木形】 朽木の形を描いた文様。宮殿の壁代かべしろ、几帳の帷とばりなどに用いる。枕草子89「あをやかなる御簾の下より、几帳の―いとつややかにて」 朽木形 ⇒くち‐き【朽木】

くちき‐ざ【朽木座】🔗🔉

くちき‐ざ朽木座】 仏像の台座の一種。自然木の根を利用して岩座のように造ったもの。 ⇒くち‐き【朽木】

くちき‐ざくら【朽木桜】🔗🔉

くちき‐ざくら朽木桜】 幹が朽ちた桜の老木。謡曲、熊野ゆや「年古り増さる―」 ⇒くち‐き【朽木】

くちき‐たおし【朽木倒し】‥タフシ🔗🔉

くちき‐たおし朽木倒し‥タフシ 柔道の手技の一つ。手で相手の足を取って倒す。 ⇒くち‐き【朽木】

くちき‐たけ【朽木茸】🔗🔉

くちき‐たけ朽木茸】 朽木に生ずる茸。 ⇒くち‐き【朽木】

○朽木は柱にならぬくちきははしらにならぬ🔗🔉

○朽木は柱にならぬくちきははしらにならぬ 精神の堕落したものは役に立たないことのたとえ。 ⇒くち‐き【朽木】 くちき‐むし朽木虫】 クチキムシ科の甲虫の総称。熱帯地方を中心に1000種以上が分布。また、その一種。黒褐色の体に赤褐色の肢をもつ。日本全土に分布し、マツなどの朽木にすむ。 ⇒くち‐き【朽木】 くち‐ぎよう口器用(→)口巧者くちごうしゃに同じ。 くち‐きよ・し口清し】 〔形ク〕 物言いが立派である。また、体裁よくとりつくろった言い方である。源氏物語夕霧「心の問はむにだに―・う答へむ」 くち‐きよらか口清らか】 ①物言いがきれいなさま。 ②後ろ暗いが、口先だけ潔白なさま。新撰六帖5「玉くしげ二人ぬる夜もあるものを―に何かいとひし」 くち‐きり口切り】 ①密封した容器の口を開くこと。 ②陰暦10月の初め頃に、新茶の茶壺の口を切ること。また、その新茶でする茶会。口切りの茶事。〈[季]冬〉 ③物事の始め。尾崎紅葉、西洋娘形気「之を―に敏詮は着々自分の意中を微見ほのめかしたのでありますが」。「話の―」 ④(取引用語)売買が成立したとき。 くち‐ぎれい口綺麗】 ①口先だけ潔白なさま。口清らか。「―なことを言う」 ②がつがつ物を食べないさま。 くち‐ぎわ口際‥ギハ 口もと。口のわき。 くち‐ぎん口銀】 ①「口永くちえい参照。 ②江戸時代、漁業運上の付加税。 ③毎日の漁獲売上金の一部を村に積み立て、村役場の諸経費に当てたもの。 く‐ちく苦竹】 マダケの漢名。にがたけ。〈日葡辞書〉 く‐ちく駆逐】 おいはらうこと。「悪貨は良貨を―する」 ⇒くちく‐かん【駆逐艦】

くちき‐むし【朽木虫】🔗🔉

くちき‐むし朽木虫】 クチキムシ科の甲虫の総称。熱帯地方を中心に1000種以上が分布。また、その一種。黒褐色の体に赤褐色の肢をもつ。日本全土に分布し、マツなどの朽木にすむ。 ⇒くち‐き【朽木】

くつき【朽木】🔗🔉

くつき朽木】 姓氏の一つ。近江源氏佐々木氏の支族。 ⇒くつき‐まさつな【朽木昌綱】

くつき‐まさつな【朽木昌綱】🔗🔉

くつき‐まさつな朽木昌綱】 江戸後期の丹波福知山藩主。蘭学者・古銭家・茶人。号は竜橋・宗非。前野良沢に蘭学を学び、西洋地理書「泰西輿地図説」を編述・刊行。古銭研究書として「新撰銭譜」「泉貨鑑」などがある。(1750〜1802) ⇒くつき【朽木】

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