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しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】🔗🔉

しゅ‐ろ棕櫚・棕梠・椶櫚】 ①ヤシ科シュロ属の常緑高木の総称。特に、日本原産のワジュロをいう。幹は高さ6メートル余、円柱状で直立。幹頂に葉を束生、葉柄は長く、葉身はほぼ円形、掌状に深裂。雌雄異株。5月頃、葉腋に分岐した花序を生じ、黄色の小花をつけ、小球状の核果を結ぶ。材は柱・器皿・鉢・盆または撞木しゅもくとする。毛苞は縄・刷毛はけ・箒ほうきとし、葉は晒して毛払い・夏帽子・敷物などとする。同属で中国原産のトウジュロと共に、庭園などに植栽。「棕櫚の花」は〈[季]夏〉。〈倭名類聚鈔20〉 シュロ 撮影:関戸 勇 ②紋所の名。シュロの葉を描いたもの。 ⇒しゅろ‐うちわ【棕櫚団扇】 ⇒しゅろ‐がさ【棕櫚笠】 ⇒しゅろ‐げ【棕櫚毛】 ⇒しゅろ‐そう【棕櫚草】 ⇒しゅろ‐ちく【棕櫚竹】 ⇒しゅろ‐なわ【棕櫚縄】 ⇒しゅろ‐ぼうき【棕櫚箒】

しゅろ‐うちわ【棕櫚団扇】‥ウチハ🔗🔉

しゅろ‐うちわ棕櫚団扇‥ウチハ シュロの葉で作った円形のうちわ。〈日葡辞書〉 ⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】

しゅろ‐がさ【棕櫚笠】🔗🔉

しゅろ‐がさ棕櫚笠】 薩摩産のシュロの葉をさらして編んだ笠。一説に、ビンロウジュの葉という。元禄頃流行。 棕櫚笠 撮影:薗部 澄(JCII蔵) ⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】

しゅろ‐げ【棕櫚毛】🔗🔉

しゅろ‐げ棕櫚毛】 シュロの葉柄の基部にある褐色の繊維。縄・たわしの材料。 ⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】

しゅろ‐そう【棕櫚草】‥サウ🔗🔉

しゅろ‐そう棕櫚草‥サウ ユリ科の多年草。山地の草原に自生。茎は直立し、高さ30〜100センチメートル。葉は細長い披針形。根茎や茎の基部が棕櫚毛に似た黒褐色の毛で被われる。夏、紫褐色6弁の小花を多数総状につける。根茎は有毒。花が緑色の変種をアオヤギソウという。 ⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】

しゅろ‐ちく【棕櫚竹】🔗🔉

しゅろ‐ちく棕櫚竹】 ヤシ科の常緑低木。原産は中国大陸南部。観葉植物として温室などで栽培。高さ約2メートル。葉はシュロに似るが、小形で柔らかい。夏、葉腋に淡黄色の細花をつける。 しゅろちく ⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】

しゅろ‐なわ【棕櫚縄】‥ナハ🔗🔉

しゅろ‐なわ棕櫚縄‥ナハ シュロの毛を綯ってつくった縄。耐水性に富む。しゅろづな。 ⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】

しゅろ‐ぼうき【棕櫚箒】‥バウキ🔗🔉

しゅろ‐ぼうき棕櫚箒‥バウキ シュロの毛を束ねてつくった箒。 ⇒しゅ‐ろ【棕櫚・棕梠・椶櫚】

す‐ろ【棕櫚】🔗🔉

す‐ろ棕櫚⇒しゅろ

すろ‐の‐き【棕櫚木】🔗🔉

すろ‐の‐き棕櫚木(→)シュロのこと。枕草子40「―、唐めきて」

[漢]棕🔗🔉

 字形 〔木部8画/12画/6003・5C23〕 〔音〕シュ(慣) ソウ(漢) ▷本字は[椶]

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