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おうち【楝・樗】アフチ🔗🔉

おうち楝・樗アフチ ①〔植〕センダンの古名。花は〈[季]夏〉、実は〈[季]秋〉。万葉集5「妹が見し―の花は散りぬべし」。平家物語11「大路を渡して左の獄門の―の木にぞかけたりける」 ②襲かさねの色目。山科流では、表は薄色(薄紫色)、裏は青。また、表は紫、裏は薄紫。夏に用いる。

かり‐うち【樗蒲】🔗🔉

かり‐うち樗蒲】 (「かり」を投げうって勝負を決する意)博奕ばくちの一種。4個の楕円・扁平の木製物を投げうってあらわれる黒・白・犢こうし・雉によって勝負をきめる。ちょぼ。

しんじゅ‐さん【神樹蚕・樗蚕】🔗🔉

しんじゅ‐さん神樹蚕・樗蚕】 ヤママユガ科のガ。黄褐色。大形で、開張約13センチメートル。幼虫はシンジュ・ニガキなどの葉を食う。繭は紡錘状で両端がとがり、繰糸は困難。 ⇒しん‐じゅ【神樹】

ちょ‐さい【樗才】🔗🔉

ちょ‐さい樗才】 [荘子逍遥遊](「樗」は材にならない木)役に立たない人。また、自分の謙称。樗櫟ちょれき。樗材。

ちょ‐ざい【樗材】🔗🔉

ちょ‐ざい樗材】 ①役に立たない材木。 ②(→)樗才に同じ。

ちょぼ‐いち【樗蒲一】🔗🔉

ちょぼ‐いち樗蒲一】 中国から渡来した賭博の一種。1個の賽で勝負を争うもの。予定の目が出れば、賭金の4倍を得るという。 ⇒ちょ‐ぼ【樗蒲】

ちょ‐れき【樗櫟・樗櫪】🔗🔉

ちょ‐れき樗櫟・樗櫪】 (「樗」も「櫟」も材にならない木)無能の人。役に立たない人。また、自分の謙称。樗才。

[漢]樗🔗🔉

 字形 〔木部11画/15画/3584・4374〕 〔音〕チョ(漢) 〔訓〕おうち [意味] 木の名。おうち。せんだん。 ▷中国では別種の木をさし、大樹だが役に立たないと『荘子』にあるところから、無用のもののたとえ。「樗櫟ちょれき

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