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てん‐じょう【殿上】‥ジヤウ🔗⭐🔉
てん‐じょう【殿上】‥ジヤウ
①宮殿または殿堂の上。
②清涼殿の「殿上の間ま」の略。伊勢物語「―にさぶらひける在原」
③殿上の間に昇ること。昇殿。また、昇殿を許されること。源氏物語幻「大将殿のきんだち―し給ひ」
④殿上人てんじょうびとの略。↔地下じげ。
⑤(殿上の事をつかさどるからいう)蔵人所くろうどどころの異称。
⇒てんじょう‐いち【殿上一】
⇒てんじょう‐ぐち【殿上口】
⇒てんじょう‐さだめ【殿上定】
⇒てんじょう‐の‐えんずい【殿上の淵酔】
⇒てんじょう‐の‐くろうど【殿上の蔵人】
⇒てんじょう‐の‐しもぐち【殿上の下口】
⇒てんじょう‐の‐しょうよう【殿上の逍遥】
⇒てんじょう‐の‐ずりょう【殿上の受領】
⇒てんじょう‐の‐せんせき【殿上の仙籍】
⇒てんじょう‐の‐ぞう【殿上の丞】
⇒てんじょう‐の‐のりゆみ【殿上の賭弓】
⇒てんじょう‐の‐ふだ【殿上の簡】
⇒てんじょう‐の‐ま【殿上の間】
⇒てんじょう‐びと【殿上人】
⇒てんじょう‐まゆ【殿上眉】
⇒てんじょう‐わらわ【殿上童】
てんじょう‐いち【殿上一】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐いち【殿上一】‥ジヤウ‥
「殿上の簡ふだ」の名のなかで、第一に加階すべきもの。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐ぐち【殿上口】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐ぐち【殿上口】‥ジヤウ‥
「殿上の間ま」の入口。南東隅にある。殿上の下口しもぐち。狭衣物語1「―に急ぎ出で給ひけるを」
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐さだめ【殿上定】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐さだめ【殿上定】‥ジヤウ‥
公卿が殿上で重要な政務を議定すること。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐えんずい【殿上の淵酔】‥ジヤウ‥ヱン‥🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐えんずい【殿上の淵酔】‥ジヤウ‥ヱン‥
⇒えんずい(淵酔)。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐くろうど【殿上の蔵人】‥ジヤウ‥クラウド🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐くろうど【殿上の蔵人】‥ジヤウ‥クラウド
六位の蔵人。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐しもぐち【殿上の下口】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐しもぐち【殿上の下口】‥ジヤウ‥
(→)「てんじょうぐち」に同じ。平家物語7「大中臣親俊を―へ召して」
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐しょうよう【殿上の逍遥】‥ジヤウ‥セウエウ🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐しょうよう【殿上の逍遥】‥ジヤウ‥セウエウ
殿上人が郊外に出て遊び歩くこと。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐ずりょう【殿上の受領】‥ジヤウ‥リヤウ🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐ずりょう【殿上の受領】‥ジヤウ‥リヤウ
殿上人で受領である者。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐せんせき【殿上の仙籍】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐せんせき【殿上の仙籍】‥ジヤウ‥
殿上人として禁中の籍に入ること。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐ぞう【殿上の丞】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐ぞう【殿上の丞】‥ジヤウ‥
六位の蔵人で、近衛将監しょうげんを兼ねた者。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐のりゆみ【殿上の賭弓】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐のりゆみ【殿上の賭弓】‥ジヤウ‥
天皇が臨時に殿上の侍臣に弓を射させて御覧になった儀式。→賭弓。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐ふだ【殿上の簡】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐ふだ【殿上の簡】‥ジヤウ‥
(→)「日給にっきゅうの簡ふだ」に同じ。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐の‐ま【殿上の間】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐の‐ま【殿上の間】‥ジヤウ‥
清涼殿の南廂みなみひさしにあって、殿上人の昇殿を許された所。→清涼殿(図)。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐びと【殿上人】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐びと【殿上人】‥ジヤウ‥
昇殿を許された人。四位・五位以上の一部および六位の蔵人が許された。堂上とうしょう。雲客うんかく。雲のうえびと。うえのおのこ。うえびと。↔地下人じげにん。
⇒てん‐じょう【殿上】
てんじょう‐まゆ【殿上眉】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
てんじょう‐まゆ【殿上眉】‥ジヤウ‥
殿上人の化粧で、眉を剃り落とし、その上に墨で丸い2点を描いたもの。たかまゆ。
⇒てん‐じょう【殿上】
○天井見たかてんじょうみたか
恐れ入ったか。降参したか。
⇒てん‐じょう【天井】
○天井三日底三年てんじょうみっかそこさんねん
相場では、高値は続かず、下落するとそのまま安値が長く続くということ。
⇒てん‐じょう【天井】
てんじょう‐わらわ【殿上童】‥ジヤウワラハ🔗⭐🔉
てんじょう‐わらわ【殿上童】‥ジヤウワラハ
①(→)童殿上わらわてんじょうに同じ。
②蔵人所くろうどどころに属して殿上の雑事に使われた職。こどねり。
⇒てん‐じょう【殿上】
○天井を打つてんじょうをうつ
相場が高くなり、それ以上は上がらない状態となる。↔底を打つ
⇒てん‐じょう【天井】
○天井を見せるてんじょうをみせる
ひどい目にあわせる。やりこめる。浮世風呂前「太吉めエ、おふくろに天井見せられたな」
⇒てん‐じょう【天井】
との‐の‐うえ【殿の上】‥ウヘ🔗⭐🔉
との‐の‐うえ【殿の上】‥ウヘ
時の第一人者、また摂政関白の北の方。紫式部日記「御臍緒は―」
広辞苑に「殿上」で始まるの検索結果 1-18。