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さみ‐まんぜい【沙弥満誓】🔗⭐🔉
さみ‐まんぜい【沙弥満誓】
奈良中期の万葉歌人。俗名、笠朝臣麻呂。美濃・尾張の守で治績、右大弁に至る。上皇(元明天皇)の病気平癒を願い、721年(養老5)出家。723年、造筑紫観世音寺別当。大宰府で大伴旅人と交遊。生没年未詳。
しゃみ【沙弥】🔗⭐🔉
しゃみ【沙弥】
〔仏〕(梵語śrāmaṇera)
①出家して十戒を受けた少年僧。日本では、少年に限らず、一般に、出家して未だ具足戒を受けず正式の僧になっていない男子。
②日本で、剃髪しても妻子があり、在家の生活をする者。
⇒しゃみ‐かっしき【沙弥喝食】
⇒しゃみ‐じっかい【沙弥十戒】
⇒しゃみ‐に【沙弥尼】
⇒沙弥から長老にはなれぬ
○沙弥から長老にはなれぬしゃみからちょうろうにはなれぬ🔗⭐🔉
○沙弥から長老にはなれぬしゃみからちょうろうにはなれぬ
物事には順序があって、一足飛びにはゆかない。
⇒しゃみ【沙弥】
しゃみ‐じっかい【沙弥十戒】
(→)十戒1㋐に同じ。
⇒しゃみ【沙弥】
しゃみ‐せん【三味線】
①日本の弦楽器。棹さおは長さ3尺2寸(約97センチメートル)前後のものが標準的で、花梨かりん・樫・紅木こうき・紫檀などを用いる。胴は少し膨らみのある四角形、桑・鉄刀木たがやさん・花梨で作り、両面に猫または犬の皮、合成皮革を張る。棹の下端部は胴を貫き、先端の中子先に根緒をかける。上部は乳袋ちぶくらを経て上駒かみごまに至り、その頭部に海老尾えびおを設ける。3弦で、一の糸は太くて調低く、三の糸は細くて調高く、二の糸はその中間。胴皮と糸との間に駒こまを挿み、左手指先で棹上の勘所かんどころで弦を押さえて音高を決め、右手に持った撥ばちでならす。棹の太さによって太棹・中棹・細棹の別がいわれるが、駒や撥の種類によっても音色や音量にかなりの相違が生ずる。起源については諸説あるが、祖型は中国の三弦とされ、永禄(1558〜1570)年間に琉球から泉州堺に伝来した蛇皮を張ったものを改造し、琵琶法師が演奏したという。本調子・二上り・三下りなどの調弦法があり、音調が異なる。三弦。さみせん。
三味線
②〔動〕シマイサキの方言。
⇒しゃみせん‐うた【三味線歌】
⇒しゃみせん‐がい【三味線貝】
⇒しゃみせん‐かた【三味線方】
⇒しゃみせん‐ぐさ【三味線草】
⇒しゃみせん‐どう【三味線胴】
⇒三味線を弾く
しゃみせん‐うた【三味線歌】
三味線を伴奏として歌う歌。語り物と歌い物とがある。
⇒しゃみ‐せん【三味線】
しゃみせん‐がい【三味線貝】‥ガヒ
腕足綱シャミセンガイ目の触手動物の総称。また、その一種のミドリシャミセンガイのこと。2枚の長方形の殻で包まれた部分と細長い肉質の柄部をもち、その姿が三味線に似る。殻は暗緑色、体長約10センチメートル。柄部で浅海底の泥中に潜入して生息、有明海に多産したが、近年激減。古生代以来、ほとんど体制が同じで、生きた化石の一例。
みどりしゃみせんがい
⇒しゃみ‐せん【三味線】
しゃみせん‐かた【三味線方】
浄瑠璃・長唄などで、三味線を専門とする人。三味線弾き。↔太夫↔唄方。
⇒しゃみ‐せん【三味線】
しゃみせん‐ぐさ【三味線草】
ナズナの異称。〈[季]春〉。→ぺんぺん草。
⇒しゃみ‐せん【三味線】
しゃみせん‐どう【三味線胴】
三味線の胴のように、角に丸みをもった方形。
⇒しゃみ‐せん【三味線】


しゃみ‐に【沙弥尼】🔗⭐🔉
しゃみ‐に【沙弥尼】
(梵語śrāmaṇerī)出家して十戒を受けているが、まだ具足戒を受けていない女性。比丘尼びくにになる以前の女性の出家者。
⇒しゃみ【沙弥】
しゃみ‐まんぜい【沙弥満誓】🔗⭐🔉
しゃみ‐まんぜい【沙弥満誓】
⇒さみまんぜい
広辞苑に「沙弥」で始まるの検索結果 1-8。