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え‐もの【獲物】🔗🔉

え‐もの獲物】 ①漁猟でとった鳥獣・魚など。また、動物などが食物としてとる鳥獣虫魚。〈類聚名義抄〉。「―をねらう」 ②うばいとった物。取得物。

える【得る・獲る】🔗🔉

える得る・獲る】 〔他下一〕[文]う(下二) ①(物事を完全に)手に入れる。自分の物にする。獲得する。また、娶めとる。万葉集2「吾はもや安見児えたり」。竹取物語「禄えしかひもなく」。「利益をえる」「機会をえる」「小康をえる」 ②身につける。精通する。得意とする。古今和歌集「これかれえたる所えぬ所互になむある」。狂言、文相撲「人と云ふものは中にも得た芸があるものぢやが彼奴は何をえて居るぞ」 ③(罪などを)身に負う。(病などを)身に受ける。源氏物語須磨「罪うらむかし」。「はからずも病をえた」 ④さとる。理解する。源氏物語橋姫「よき人は物の心を得給ふかたのいと殊に物し給ひければ」。「その意をえない」「要領をえない」 ⑤取り入れ、用いる。狂言、牛馬「此の両牛の声を得て朗詠にも作られたり」 ⑥(活用語の連体形に「を」または「こと(を)」の付いた形、また、動詞の連用形に付いて)可能とする。…できる。万葉集15「しましくも一人ありうるものにあれや」。地蔵十輪経元慶点「無量の沙門を聴受すること得き」。「あきらめざるをえない」「苦笑を禁じえない」「やむをえない」 →得 ◇「獲」は、1で鳥獣を獲得する意の時に使う。

かく‐とく【獲得】クワク‥🔗🔉

かく‐とく獲得クワク‥ 手に入れること。得ること。「賞金を―する」 ⇒かくとく‐けいしつ【獲得形質】 ⇒かくとく‐めんえき【獲得免疫】

かくとく‐けいしつ【獲得形質】クワク‥🔗🔉

かくとく‐けいしつ獲得形質クワク‥ 〔生〕発生過程または生後に、環境の影響や訓練によって個体が得た形質。その遺伝は否定されている。 ⇒かく‐とく【獲得】

かくとく‐めんえき【獲得免疫】クワク‥🔗🔉

かくとく‐めんえき獲得免疫クワク‥ 出生後、抗原に接触することによって生体内に成立する免疫。↔自然免疫 ⇒かく‐とく【獲得】

かく‐りん【獲麟】クワク‥🔗🔉

かく‐りん獲麟クワク‥ (孔子が「春秋」を著し、「西狩獲麟」の句を以て筆を絶って死んだことに基づく。麟は麒麟) ①絶筆。物事の終末。 ②誤用されて、孔子の死をいい、更に転じて、臨終、または臨終の辞世の意となった。

きゃく‐とく【獲得】🔗🔉

きゃく‐とく獲得】 (浄土真宗での読みくせ) ⇒かくとく。御文章「一念帰命の他力信心を―する」

[漢]獲🔗🔉

 字形  筆順 〔犬(犭)部13画/16画/常用/1945・334D〕 〔音〕カク〈クヮク〉(漢) 〔訓〕る [意味] 鳥獣や魚をとらえる。手に入れる。「捕獲・漁獲・獲得」 [解字] 形声。「犬」+音符「」(=つかまえる)。犬を使って鳥獣を取る意。 [下ツキ 漁獲・捕獲・乱獲・濫獲・鹵獲

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